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壁いっぱいの本棚

が、欲しい。
今ある3段ボックスには到底収まり切らなくなってしまった本たち。
本や漫画を綺麗に並べられたらどんなに素敵だろう・・・!と素敵な本棚の写真を見ては想像する。
絵本、ハードカバー、文庫本、漫画・・・いろんなサイズの本をぴったり気持ちよく収納できたら本も居心地がいいだろうな。
近くに一人がけのソファを置いて、じっくり読めるようにするのもいいな。
飲み物を置けるようにステキなサイドテーブルがあってもいいかも・・・
などなど、夢は膨らむ一方。

ずっと手元に置いておきたい大事な本はいくつもあるけれど、『りんご畑の特別列車』(柏葉幸子、講談社、1999年)が子どもの頃からずっと好きで、何度読み返してもワクワクする。今までに読んだ柏葉さんの作品の中で1番好きだ。
今は新装版が出ているみたいだけど、もともとの方のひらいたかこさんの絵がステキな世界観を演出していて、より物語に引き込まれる。読んだ後の後味もとてもあたたかで、この本の世界にずっといられたらいいのにな・・・とついつい思ってしまう。
気になった方は、ひらいたかこさん絵の初代の方をぜひ。紙版はもう中古しかないかもしれない・・・かくいう私の手元にあるのも中古で買った本だ。子どもの頃姉に借りて読んでいて、大人になってから探したもののすでに新装版が出版された後だったので、泣きながら中古を探した。(出会えてよかった・・・!)
本って案外移ろいゆくもの。欲しい本は先延ばしにせずにすぐに買わねば・・・!と教訓にもなった。(でももうちょっと気長に刷って欲しい・・・笑)

はやみねかおるさんの『怪盗クイーン』シリーズもやっぱり好きで、
『怪盗クイーンはサーカスがお好き』(はやみねかおる、講談社、2002年)
『怪盗クイーンの優雅な休暇』(はやみねかおる、講談社、2003年)
『オリエント急行とパンドラの匣 名探偵夢水清志郎&怪盗クイーンの華麗なる大冒険』(はやみねかおる、講談社、2005年)
あたりの、初期の作品が特に好き。クイーンとジョーカー、RDたちが繰り広げる軽妙な会話が楽しくて楽しくて・・・その会話を聞きたくて読んでいると言っても過言ではない。

こうやって好きな本の話をしていたら、また読みたい欲がむくむくと湧き上がってくるというね・・・!
数日前にも書いたけれど、

本や漫画って、何度旅しても面白い、楽しい、ワクワクする・・・そんな風に感じる作品がきっと手元にずっとずーーっと残っていくんだな。
きっとその”好み”は人それぞれ違っていて、だから世の中にはこんなにたくさんの本や漫画があって。その中から自分が好きだ!と思う世界とまた出会って何度も旅して・・・
いろんな人が自分にとっての”ステキな作品”や”大事な作品”を抱きしめて生きていく。それが叶うこの世界って、なんて豊かなんだろう。
誰かの想像に触れること、誰かの創造に触れること。
自分の想像が溢れだすこと。
本を旅して、本に勇気をもらって、本に慰められて、本を支えにまた立ち上がって、そうして、本とともにこれからも生きていくんだろうな。

ちなみに、私は読み始めると何時だろうと読み終わるまで止まらない危険なタイプなので、今から本を開くのは・・・やめておきましょうかね。

えりぴ

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