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『源氏物語』との出会い-大学時代の思い出-

こんばんは、もちまるです。

今日は、私と『源氏物語』の出会いのお話。
楽しくて長くなってしまいました…ご了承ください🙇‍♂️


1番初めに『源氏物語』に出会ったのは、
皆が通るであろう高校生の頃の古典の授業。

「若紫」とか「車争い」などをやった記憶があります。
古典の先生が授業で、あらすじの本などを紹介していて、
図書館で借りたりしたのですが、何が面白いのかよく分からず…😂

正直、古典も好きかと言われれば、
うーん🧐(午後の授業眠すぎる)という感じでした。

それなのに、オープンキャンパスの模擬講義でどの大学の講義を受けても
日本文学が楽しいという単純な動機で、日本文学科に入学しました。

大学1、2年生の頃は、基礎講義が多くて、
あまり楽しいと思う授業は多くありませんでした。
教授の言っている事もよく分からない事も多い。

そんな中転機が訪れたのは、大学3年生になってから。
演習という授業が始まったのです。

卒論の練習みたいな授業で、割り当てられた部分の物語を
解釈書などをもとに現代語訳に直しながら、解釈し発表するというもの。

私には、雰囲気のとても好きな教授がいて、
やりたい時代というよりも、その教授が好きだから
その演習の授業を取りました。

それが何と楽しい時間だったか!

演習では『更級日記』という作品を解釈していきました。

やる前は、全然興味がなかったのに、教授の作品に対する熱い情熱と、
自分で古典作品を読み解く楽しさが、衝撃のような楽しさ。

卒論を書くゼミは、この教授のゼミにする。

あの楽しさが忘れられなくて、
楽しいの一心で教授のゼミに入る事に決めました。

それから教授の授業を取り続け、
毎回平安文学に対する熱いパッションに触れる中で、
知らず知らずのうちに、『源氏物語』についてどんどん詳しくなっていきました。

毎回の授業が、楽しくて楽しくて、
あんなに楽しい時間は、もうないだろうというくらい
教授の授業が大好きでした。

大学3年生の終わり頃には、
卒論のテーマを決めなければなりません。

人生に一度の大学生活だ、
大好きな教授のもとで、古典文学の象徴とも言われるような
『源氏物語』に挑もう。
当時の私は、迷いなくそう決意しました。

好きだから、
やりたいから、
楽しいから、
この感情が私を動かす全ての原動力でした。

ワクワクが背中をいつも押してくれているような感覚、
とっても幸せな時間でした。

卒論を書く中で、『源氏物語』の全体像についてや
おおまかなあらすじについても勉強しました。

正確にいうと勉強したというよりも、
気づいたら知識がついていたという方が正しいかもしれません。

たくさんの姫君や、やりきれない女性の思い、
『源氏物語』には美しい表現がたくさんありました。

知れば知るほど、紫式部の観察眼と表現の凄さに圧倒される日々。

限られた時間の中ではありましたが、卒論を通じて更に
『源氏物語』が大好きになりました。

教授に論文を見てもらい、更に論を深める事の出来た
とても楽しい時間。私にとっては宝物のような時間でした。

とはいえ、私は『源氏物語』の特定のテーマを研究していただけでしたので、
『源氏物語』について知らない場面や不足している知識も多く…

大河ドラマが始まったのを機に、勉強し直さなきゃと思っています。

『源氏物語』の研究は私のライフワークなのかもしれません。

***

楽しいやワクワクに従って動くと、
自分に合った場所に辿り着く

最近そういう事を学び、
改めてワクワクが原点だった大学時代を思い出していました。

世間のこうあるべきにとらわれず、
自分の心の声で歩みたい、
そう思わせてくれた大切な思い出たちです。

こんなに長いお話を最後までお読みいただき
本当にありがとうございました😊

寒い毎日が続きますので、皆さまご自愛くださいね☺️

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