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ご報告 | 上海で働きます

ご報告です。5月から数年間、上海で働きます。

海外勤務はずっと目標だったので、今とてもわくわくしています。

私の軸

2017年に新卒入社し、会社員としてがむしゃらに働いてきた。

営業先から電話があったらすぐに駆け付けて、週4回飲み会、休日出勤もたくさん。社外では営業らしく頻繁に名刺交換して、社内では5度の組織変更。社内外で出会えた人はたくさんいたけど、9割以上がおじさんだった。多様なおじさん。

悪魔のような言葉をかけられたり先輩に突然怒鳴られて泣きながら残業した日もあった。営業先の同世代女性は退職が相次いで、働きやすさについて考えるきっかけになった。他にも外回りらしくヒールが折れたり鳩のフンがLONGCHAMPのバッグを直撃したり色々あったけど、良い成績を残せてとてもやりがいがあった!

そして、2020年、コロナ。突然会社が休業になった。それまでただ熱心に仕事に集中していた私に、突然、時間ができた。TVを見る。雑誌を読む。語学を勉強する。時間を埋めるために自分がとる行動に注目したら、自分が本当にやりたいこと、どう行動したいかが見えてきた。

私は、すべての人に青春を届けたい

(恥ずかしいけど書いちゃいました。照)

・だから日本の某メーカーに入って、教育市場向け商品を国内外に向けて売る仕事を選んだ
・途上国の学生が貧困で苦しむことなく、日本の学生のように好きなことをしたり仲間と団結したり、楽しんでほしい
・日本に住む外国人の皆さんも、心をオープンにして堂々と周りの人たちと交流して楽しんでほしい
・私は学生のときから社会人吹奏楽団に入っていて、大人になっても心の輝きは美しい!と感じた。何歳になっても輝けるよう、アートや音楽をもっと広げたい

自分の軸を改めて認識したコロナ期間だった。不謹慎だが、コロナ期間があって良かったと思っている。未来が見えてきたのだ。

まだ上海というワードが出てきませんね。自分を肯定するかのようにあれもこれも説明してしまっていますね、私。もう少々お付き合いください。

執筆から半年後の私より


その後、2021年~今まで、会社員としての仕事に全力投球する傍ら、自分の興味と情熱のまま行動を重ねた。

地域の日本語教室でボランティア

外国人居住者が多い静岡県浜松市で、いくつかの団体さんの活動をお手伝いさせていただいた。強い意志持つボランティアの皆さんに出会えたことは私の財産だと感じる。

特に、外国人ママたちが輝けるよう言語と生活サポートに力を入れた。(将来的にもっとインパクトを生み出したい!そのために今もアイディアを練り続けている)

少しでも効率的に教えられるよう、通信制の専門学校に通い日本語教育学を学んでいる。

フィリピンで鍵盤ハーモニカ指導

コロナが落ち着いてから、フィリピン シキホール島でも活動してきた。シキホール島は海がキラキラ輝く、淡路島くらいの小さな島だ。セブ島の南に位置している。

島の生活は裕福とは言い難い。学校では校舎やトイレなどが寄付によって作られている。そんな島にある年、日本から鍵盤ハーモニカが何百台も寄付されたらしい。しかし、鍵盤ハーモニカを教えられる人が島にはいない。このままではせっかくの寄付が倉庫に眠ったままとなってしまう。そんなのもったいない。

私は小さいころから音楽が得意だった。吹奏楽を10年以上続けていて、楽器メーカーに勤務している。自分の得意を活かしてシキホールの皆さんに役立つことはできないか。というか少しでもいいから何かしよう。少なくとも私は鍵盤ハーモニカを吹くことができる。それは日本では平凡だけれど、島の人にとっては珍しい特技だ。そう考え、寄付された鍵盤ハーモニカを持って学校を訪問した。鍵盤ハーモニカの使い方講座を開いたのだ。1日4校。1週間で20校を訪問した。海辺にも山間部にも行った。

フィリピンの大学生 通学継続支援

鍵盤ハーモニカ講座には、島の大学生がいつも同行してくれた。島の大学生はとっても勉強熱心だ。学校訪問の前後に彼ら自身が鍵盤ハーモニカを何度も練習していた。呑み込みが早く、私が教える姿を見て教え方をすぐにマスターしてくれた。いつも笑顔で前向きで、本当にいい子たち。大好きだ。

私は彼らのことをもっと知りたくなった。だから移動中や夜、学生と一緒に過ごしてたくさん会話した。私が夢や家族について話すと、彼らも私にオープンに話してくれた。相談を持ちかけてくれるようにもなった。

彼らと直接会話して分かった、夢を追う姿勢。なのに金銭的に通学継続が難しい現実。なんとかしたくて、私はプロジェクトをはじめた。彼ら自身がアルバイトをして通学継続できる仕組み。それを作るために、クラウドファンディングで多くの方に協力いただいた。

クラファン無事達成、支援くださった皆様に本当に感謝している。

その後、学生が育て収穫したモリンガを「無添加 お菓子作り用 緑色のパウダー GrinGa」としてオンラインで販売を始めた。仕入れ費用と売上の一部を、学生に還元し続けられている。
*発売と発送お休み中。しばらくは上海で会社員生活に集中するため。


やりたいのにできていないこと


このようなアウトプットを出すべく、前へ前へ…と行動を重ねてきた。行動してはじめて見れた景色が多かった。出会いもあり、自分の強みと弱みを認識する度に考えをブラッシュアップした。
なにより、やりがいがあった。私が力になりたい対象である地域の外国人ママやフィリピンの学生たちの笑顔を見れた。一緒にチームとして頑張れた。最高だ。思い切って行動して本当によかったと思っている。

でも、ひとつまだはじめられていないこと。
それは、中国で働くこと。

中国は、私にとって憧れの国だ。大学生の頃、中国からの優秀でオープンな留学生にたくさん刺激をもらったからだと思う。強い憧れをエネルギーにして、独学で半年でHSK5級(中国語検定。6級が一番上)を取得した。

そして、将来国境の制限なしに商品やサービスを展開したい私にとって、【海外で会社員として働く】ことがどうしても必要に思えた。

「そのときになってから海外展開の方法を考えればいいんじゃない?JETROとかに頼るので十分でしょ」という意見もあると思う。

だが、会社員は、自分が求めていなくてもポンっと上から課題が降ってきて、それをクリアするために、新しい知識を取り入れるしかない。自分の人脈では絶対出会えなかったようなBtoB関係者と取引する。既に影響力ある企業ならではのチャネルがある。組織作りや働き方も含め、相当のノウハウが詰まっている。

今、私は全然力も経験もまだまだで、もっといろんなことを知りたいし経験したい。自ら切り開くのでは手が届かないような新しい場面に強制的に連れて行ってほしい。教えてほしい。そんな私にとって、今は【会社組織】に属して全力投球したくてたまらない。幅広く経験したい。国境を越えたビジネスの全体像を捉えたい。

中国で【今】働く理由

とはいえ、自身で立ち上げたフィリピンのプロジェクトが軌道に乗ってきている。このプロジェクトにさらに時間と体力を費やせば、より多くの力に確実になれるという感触もある。中国で働かなくても、このまま社会のための行動を続ける人生であっても満足なのでは、とも一度は考えた。

だが、自分はまだ【絞る】フェーズではない。今はまだ、幅広く知識も経験も蓄えたい。多様な人に会って、知らない世界を知りたい。もっと、考えたり行動するための材料が欲しい。

昨年、フィリピンのプロジェクトを立ち上げるためにオンライン講座ボーダレスアカデミーを受講した。同期メンバーには、私と同い年の娘さんがいる方や、複数の企業を経てから起業を決めた方など人生経験が豊富な方がたくさんいらっしゃった。

そんな皆さんとご一緒するうちに、
・私は社会のために行動しつづけたい
・いつかはひとつに絞った自分の事業を本業として持ちたい
・でも、その前にどうしても中国で会社員として働きたい。これはもう湧き出るような"やりたいこと"だから、自分に嘘はつかない。やりたいからやる!
・今は幅広く経験を積んで力をつけたい。吸収率をあげるために、将来どう活かすか常に考え行動していく
そう強く思うようになったのだ。

ボーダレスアカデミー9期!行動する大切さを学びました。


やりたいこと、全部やりきる人生にする

今は、新しい仕事と生活にわくわくしている新しい土地でいろんなものを見て吸収して、私の次の行動に繋げたい。

今後とも応援いただけたら嬉しいです。

行ってきます!


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