小学校編14.お友達の作り方そのとっかかりを教えておこう。

コミュ障などと言う言葉がありますが、
これそんなに悪い事でしょうか?

人の性格は遺伝と環境で作られているのは、
皆さんご存知かと思います。
でも、以外な事に親の性格の遺伝の影響は、
たかだか十数パーセントなのです。（才能の遺伝は逆です）

何故なら、もちろん遺伝は最大半分まで受け継ぎますが、
小さな遺伝の集まりが親と同じ影響力で性格に現れる事などありませんので、
結果、どう見ても違う人間として成長していくことになります。

我が子の性格が、なんとなく自分に似たところがあるけれど、
対処法が全く別だな～と感じたりしませんか。

人はどうしても外交的、内向的など、資質傾向が違うものです。
外交的すぎないなら、我が子の性格が外交的でも
あまり気にする親はいませんが、
消極的・内向的だと、
親はどうしても先々大丈夫かしら、と悩みます。

でも気にしないでください。
人間は、したいこと以外はしないのです。
どんなに不幸に見える状況に留まっている人がいたとしても、
その状況を打破する努力をするより、
今が楽で安心できるからそこにいるのです。

人は絶対に今いる地点が最高地点で、
やりたい事しかしないし、やれない事はできないのです。

そこで、このコミュ障。
私はあまり好きな言葉ではありません。
だってちょっとバカにしている意図が見え隠れしませんか?

コミュ力は確かに有用な資質です。
色々成功していく人には不可欠かもしれません。
ではその資質をあまり持っていない子はどうしたらいいのでしょうか?
　
親が一番子どもの事でドキドキする事の一つに、
新しい環境にステップアップする時というのがあります。
そう、新一年生になる時などです。

消極的なお子さんをおもちの親御さんは、
初めての学校の教室でモジモジと何もできないのではないかと
気が気ではありません。

ぜひ、そんなお子さんに教室に入る前に
教えておいて欲しいテクニックがあります。
対処法を知っていれば、
人は安心して、何にだって挑めるものです。

コミュ力とは、
『説妙なバランスで、
人と人の間をスムーズで豊かな関係にしていく力』

コミュ障気味、そんな子は
コミュ力のある子とお友達になってください。
自分がなる必要はありません。
ただ、ちょっとの勇気があれば大丈夫です。

自分を否定しなさそうな子を見つけて質問してみましょう。
自分の事をうまく話せなくたっていいのです。
質問する内容は自分が聞かれて嬉しい事これだけです。

趣味がある子なら、ねえ、どんなことが好きなん?
動物が好きなら、ペット飼ってる?
これ、何で好きなことかというと、
自分が好きな事であれば、相手が答えた後に
自分の事がスムーズに話せるからです。

そして相手も好きな事ならいっぱい話してくれます。
好きな事がないのに好きな事を聞いても
相手が話した後、話を繋げられなくなってしまって
会話がストップしてしまいますから。

嫌な態度を取られたら無視して他の子に行きましょう。
外交的でも人をいじめたりする子は、
コミュ力がある子ではありません。
コミュ力とは、
『説妙なバランスで、人と人の間をスムーズで豊かな関係にしていく力』
を持った人の事を言います。

子どもが持って生まれた性質はその子の財産です。
どんなものだったとしても、良い悪いなんてありません。
そのままの性格の我が子が素晴らしいのです。

性格を直そうとか変えようとかするのではなく、
ただ、ほんのちょっとのテクニックを
親は子に教えてあげれば良いのです。

これは、大人でも同じです。
自分の性格の欠点と思い込んでいるところを
ウジウジとどうにかしようとするのではなく、
できるテクニックを探し出して、切り抜ければ良いのです。

コミュ力のある子になるのではなく
コミュ力のある子を探しましょう。

コミュ力のある子は他人を否定しません。
コミュ力のある子は、
コミュ障な子の隠れた良さを最大限に引き出してくれます。
必ず助け合える関係になれるので、
いっぱい探そうねと言ってあげてください。

大人だって同じです。
きっとコミュ障だからこそ、

ミュ力のある子は、あなたを優しく受け入れてくれます。

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