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幼児期01. 自我が芽生えてない赤ちゃんの頃から、しっかり言葉で説明して叱ろう。

よく、「赤ちゃんが小さい頃は何も分からないのだから、
叱っても叱らなくても変わらないし放置」という方がいます。
本当にそうでしょうか?
自我が芽生えてきたな~と感じる2歳くらいまでの話です。

私たち親がその当時のことを思い出しても、まあ、あまり覚えていませんよね。
しかし、本能にはしっかり刻まれていきます。
愛されていた安心感が残っているのであれば、
もちろん叱られたこともうっすら残っているはずです。
叱るといっても、怒鳴ったり怒ったりではありません。

ここでの「叱る」の定義。

世の中では、叱るという行動の加減が曖昧すぎて、
良いだの悪いだの様々な見解が飛び交っています。
ですので、ここで言うところの叱ると言う言葉の意味を定義しておきます。
それは、躾の際に『理論立ててゆっくりと言葉で伝える行動』これです。

怒鳴たり怒ったりしているビジョンを想像している方は、
ここで「叱る」と言う言葉が出てきた時に間違えないようにしてください。
怒鳴る・怒るは殆ど効果がありません。
これは後の項目でも説明します。

赤ちゃんは、親を操作して生き延びようとします。
こんな言い方はちょっと不本意ですが 動物は生き残るためにそうできています。
人間も例外ではありません。
泣いて、お腹がすいた事やおしっこして気持ち悪い事などを知らせて、
その欲求を通したり、抱っこしないと安心して眠らない子、大変ですが、
そうしてあげると天使のような寝顔で私たち親を魅了します。
赤ちゃんの思うがままです。 

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大切なのは、いざ躾で叱り始める頃に、
親がアタフタしない事。

この頃は叱る事案はほとんど発生しませんが、
徐々にこの親を操作する行動を意思を持って行うようになってきます。
早ければ1歳過ぎ頃から。
かくいう私の第一子は、1歳3ヶ月頃から第一次反抗期に突入しました。
反抗期が早くなってしまうのには若干理由がありますが、それは次回に。

大事なのは、この反抗期に入る前から、
親が少しずつ言葉で叱る練習をしておく事です。 
例えば、ハイハイしてつかまり立ちをする頃、
テーブル等に捕まってやっと立てた時、
テーブルの上にあったコップやティッシュケースなどを
ポイっと下に落としてみたりします。
まだ赤ちゃんですが、いたずらしているという感覚では無く、
やっと自分の意思で動くようになった身体の能力を使ってみたいわけです。

でもガラスのコップだと危ないですよね。
そこで、コップを落とすとどういけないかを
言葉で赤ちゃんに説明してあげてください。
以外に難しいですよ。
ゆっくりと目でも訴えかけながら理論的に、です。
赤ちゃんは半分聞いていないような態度で次の行動に移ろうとしますが、
膝の上などに乗せてやってみてください。

叱ってイイ事、叱ったらダメな事。
と、叱る内容。 

トップ画の赤ちゃん、可愛いですよね。
何に夢中で、なにを探しているんでしょう。

子どもは好奇心の塊。
ほっておいたら、何百回も同じ事する勢い。
子どもが自発的にやっている事は全て止めてはダメです。
止めて叱ってイイのは、危険な行為だけ。
危険な事でも、ゲガなどが殆どなければそのままで。
多少の『痛い』は知っていないと他害行為を引き起こす原因の一つになります。

良いか悪いかを判断するカギは、
親の不利益を含んでいるかどうかです。

よく、ジュースをこぼして「何してんの!」って
すごい大声で怒ってる方を見かけますが、
失敗というものは、誰もがやりたくてやった訳ではありません。
本人だって、アチャ〜と思ってるし、自分だってやらかします。

ジュースをこぼされると、拭くの面倒。
定員さんに謝ったり、恥ずかしい思いする身にもなって。
こんな事が少しでも頭によぎったらアウトです。
今までの自分の行為を選別してみてください。

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さて、叱るべき事柄が減った事にお気付きの方いますか?

何だかんだで、親が躾と思ってやっている事には無駄が多い!
叱らない教育が持て囃されるのは、
叱る事がめんどくさい人の心にマッチしただけだと思っています。
叱る事が減ると楽ですもんね。
でもそういう事を言っているのではありません。

ジュースをこぼした我が子を怒るのではなく、
大丈夫だよ!というサインを送ってあげましょう。
ガラスを割ったなら、真っ先に怪我を心配してあげてください。

叱る内容は、気を付けないと怪我して危ない事それだけ。
ワザとやった時は、危険行為についてだけ。
ゆっくりと目で訴えながら理論的に。難しいですよ〜

心を伝えるサイン

これが後にどう影響するのか。
まず、親が何かを伝えようとしている事を常に赤ちゃんは感じとっていきます。
何か言っている、のサインに気付くようになるのです。
たくさんの言葉を聞く事は、子どもの言語能力の発達の上でとても有効です。
どうやって私たちが言葉を覚えたのか思い出せなくとも、
聞く事によって培ってきただろうということは想像できますよね。
お母さんお父さんが、何かゆっくり長い話をしだしたら、ん?
となるようにしていけば成功です。


そしてもう一つ。
親が、常に、子供の何がいけないのか、
どうしたら子供にそれが伝わるのか、
伝えるためには、どんな言葉を選んで、どういったテンションで話すのが良いか、
その論理的思考を習慣づけるクセを養う
ことができるのです。
ずっとやっていると、怒鳴ったり怒ったりする事を忘れます。
とても難しいので、子どもがやった事より、
脳を使って自分がする事の方で精一杯だからです。
簡単なようで、コンスタントに続けるのがいかに難しい事かが、
やり始めると分かってきます。
ぜひ、挫けず継続してください。

これが、毒親になりたくない親を育てる第一歩です。





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