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大学院での日々

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大学院(博士課程)での日々について書いた記事をまとめています。
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#エッセイ

ゴールはまだ見えないけれど

僕らはどこへ向かうの * 形のないものばかり欲しがって 寂しくなった 日常を追うのが精一…

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何か私にできることはあるかい

すみません、メンタルやられてしまったみたいです。作業は全然進んでいないのですが、明日、相…

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頭のいい人ほど、無邪気だ

ノックの音が聞こえ、先輩が扉を開けると、向かいの研究室の先輩が顔をのぞかせた。またきっと…

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祭りとラムネと静かな構内

どこかで聞き覚えのある曲が響く中、神輿を担ぐ声と笛の音が聞こえる。小さな街が人でごった返…

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失敗の中の小さな発見

窓の外が、ぼんやりと明るくなり始め、鳥のさえずりが聞こえる。朝の弱い私が早朝の景色を見れ…

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この道はいつか来た道

であってほしくなんかなかった。パソコンに映し出されたグラフを見て、これまで幾度となく味わ…

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ダンスパーティ、ミラーボール、立ちすくむ私たち

 昨夜、生まれて初めて、ダンスパーティに参加した。 ダンスパーティといっても、住んでいる学生寮の同じフロアの仲間が企画したもので、その子が先輩からもらったというミラーボールを有効活用するべく行われたものだ。(彼女の先輩がなぜミラーボールを持っていたかは不明だ) 普段、生活感で溢れた共同キッチンの片隅に置かれているミラーボールは、明らかに場違いで、寂しげにただの銀色の球体として存在していた。しかし、昨日は、子気味良い賑やかな音楽のもと、存分に輝いて見えた。会場は同じ、食材や