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望月 亜紗子(Mochizuki Asako)
2021年10月17日 09:27
森田真生『数学の贈り物』より実感を表現に写し取ったり、逆に表現にしたがって実感を更新したり。その往復こそが、創造行為の醍醐味だろう。ところで、表現が実感を牽引するのはいいが、実感が表現を手元にひき寄せ続けることも重要である。でないと、表現はすぐに空疎になる。現実にしたがって何かを表現することもあれば、生まれてしまった表現に、現実の方が鍛えられていくこともある。恩田陸『蜜蜂と遠雷』より
2021年10月13日 23:13
先日、「読み手にイメージが浮かぶ文章、言葉を紡ぎたい」と書きました。そのための、その力を鍛えるための、ヒントを見つけました。その時も読んだ本がヒントになっていたのですが、これもまた本から。森田真生『数学の贈り物』より実感を表現に写し取ったり、逆に表現にしたがって実感を更新したり。その往復こそが、創造行為の醍醐味だろう。ところで、表現が実感を牽引するのはいいが、実感が表現を手元にひ
2021年10月8日 22:43
編集長になったからと言って、私の在り方は何も変わらないようです。文章ばかりを考えているし、文章のことばかりを考えている。これは少し前に手帳に書いたイラスト。永井宏『愉快のしるし』の中に出てきた一節を読んでイメージが浮かんで衝動に駆られた結果の産物です。その一節とはこちら。部屋の片隅に置いてあった本に小さな虫。なんだろうと近づいてみるとあっちこっちに逃げ惑う。そのままドアを開けて、外
2021年10月7日 00:58
気づけば、編集長となってから1ヶ月が経過。〝編集長として〟できたことはまだあまりない。ただ、私が編集長になったと知った方からは、多くの祝福の言葉や励ましの声をいただいています。本当にありがたい。本当に自信がなくてビクビクしていたのが正直なところだけれど、それじゃもったいない!と、少しずつ前向きになってきました。何より嬉しいと感じるのは、〝私らしく〟頑張れと言ってもらえること。私らしく