見出し画像

最近読んだ本の話

 読書が好きなのですが、最近本の話をしていないなあと気になっていました。久しぶりに本の話をします。最近読んだ本の話です。私の説明だけだとなんのこっちゃわからないかもしれないので、Amazonの本の紹介文を添えました。

1、ミシェル・ウエルベック『セロトニン』

 内容はこういう感じです ↓

巨大化企業モンサントを退社し、農業関係の仕事に携わる46歳のフロランは、恋人の日本人女性ユズの秘密をきっかけに“蒸発者”となる。ヒッチコックのヒロインのような女優クレール、図抜けて敏捷な知性の持ち主ケイト、パリ日本文化会館でアートの仕事をするユズ、褐色の目で優しくぼくを見つめたカミーユ…過去に愛した女性の記憶と呪詛を交えて描かれる、現代社会の矛盾と絶望。 --このテキストは、tankobon_hardcover版に関連付けられています。                                                                        -Amazonより引用-

 主人公は抗うつ薬を毎日飲んでいて、苦しみながら過去の恋愛のことをずっと悔やみ考え続けているので、読んでいると気分が落ち込んできます。年末年始のお休みの間に読みました。読みながら気になった部分は、主人公の恋人の日本人女性ユズの書かれ方がひどい、という所と、日本人女性は肌が白磁のように白いことを良いと思う美意識を持っていて日焼けしないように異常なまでに気を使っているようだが、青白すぎて気味が悪い、というような(正確ではないです)ことが書かれていて、「え?そうなの⁈絶対日焼けしたくないけど。フランス人男性から不評なの?」と思った所です。そうなんですね~。だからといって日焼けしたくないです。(頑なだ)


2、堀江敏幸『音の糸』

記憶を手繰る、言葉を奏でる。静かに響きわたる著者初の音楽エッセイ。
                        -Amazonより引用-

 クラシック音楽がお好きな方におすすめです。読んでいるとたくさんの指揮者や演奏者の名前、曲名が出てきて、「どんな演奏なのか聴いてみたい!」と思います。曲と一緒に堀江さんの思い出がたくさん語られています。すごい記憶力です。


3、藤野可織『ドレス』

 8編からなる本なのですが、どのお話もちょっと怖いです。現実にありえないことがそのお話の中では普通に起こっていて、彼氏がドローンに○○されたり(ネタバレしないように○○にしました)、彼女が甲冑を着ていたり…。だけど登場人物たちの会話はすごくリアルで、物語の中では溶け込んだ日常なのです。

愛しかったはずの誰かや確かな記憶を失い、見知らぬ場所にやって来た彼女たちの物語。文学と奇想の垣根を軽やかに超える8編。 -Amazonより引用-

 
 3冊ご紹介できました。今日も何か読みます。最後までお読みくださってありがとうございました。

この記事が参加している募集

習慣にしていること

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?