初めての依頼
私は日本の「レンタルなんもしない人」を見て、北京で同じビジネスをやってみようと思った。中国のSNSを発表したら、意外だったが、依頼がすぐに来た。
昨日、初めての依頼を受けった。依頼者は眼鏡をかける三十代後半の男性だった。彼と一緒に映画を観て、近くの公園で一時間くらい散歩した。
映画は「Raya and The Last Dragon」、ディズニーのアニメ映画だ。この映画の観衆は意外に少ない、何人だけだった。正直言って、私にとって、この映画はちょっとつまらない。十分ぐらい見ると、その後の展開はだいたい心当たりがあった。
依頼者は大手国有金融企業を辞めたばかりだ。「モカさんはAmazonで働いていますか?」って公園で散歩したとき、彼は私に尋ねた。
「そうですよ。今週は辞めたばかりですけど。」
「私も今年の二月のとき、会社を辞めました。私はこれから一年ぐらい休むつもりです。私の計画は、まず好きな趣味、潜水とサーフィン、ちゃんと勉強します。旅行も計画中ですが、今コロナのせいで、海外旅行はできないです。」
「いいですね。じゃ一年後、また会社員に戻るつもりですか?」
「それはまだ決めないです。実は、私にとって、経済についてすでに自由です。この後の人生、働かなくても大丈夫です。」
「そうなんだ。」
「私の今までの人生は、すべて他人に手配されている感じです。大学の専攻は法律でしたが、それは親が勧めた専攻なんです。私はそのとき好きな専攻はありません。何の専攻を選ぶべきかもわからないです。卒業後の仕事も、親の関係で就職したんです。それから同じ会社で十五年くらい働きました。」
「あの企業に採用されたのは、めちゃ難しいですよね。」
「難しいですよ。まず、他の企業と比べると、募集する人数がとても少ないです。例えば、去年うちは三人だけ募集しました。けど、2000人の履歴書が届きました。筆記に合格した人数は200人くらいでしたけど。こんな状況だから、最後誰を採用するのか、家庭背景とコネが重要なんです。だから、同僚はほとんど家庭資源を持ってるし、能力も高いです。うちの社員にとって、収入も社会地位が高いですから、定年退職の前に、会社を辞めた人がほとんどいないです。たとえすでに充分の金を儲けても、手に入った権力と資源を手放したくないです。」
「じゃなんで会社を辞めたの?」
「私は入社のとき、すでに四十歳前に会社を辞めることを決めたんだ。この世界をちゃんと体験したいですから。そのとき、周りの人に四十歳前に会社を辞めるつもりですって言ったら、信じる人は一人もいないです。絶対に辞めたくないってみんな言うの。でも私は最後計画通りに辞めた。会社を辞めた日、私はWechatで会社を辞めたという瞬間を書きましたけど、翌日、たくさんのメッセージが来ました。全部なぜ辞めるって聞いた。私は一日をかけて、同じ質問に繰り返して答えました。」
「周りの人、そんなに驚いたんですか?」
「驚いたんですよ。Amazonみたいな企業で、たぶん会社を辞めるのが普通ですけど、うちで会社を辞めるのがとても珍しいことですから。」
「そうなんだ。」
その後、彼と私は他のいろいろな話題を話した。
「今日のこと、書いてもいいですか」って別れたとき、私は依頼者に聞いた。
「いいですよ。私も君の記事を期待します。」
「今日は本当にありがとうございます。」
「あなたも、次の依頼も順調するように。」
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