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謙虚な鹿児島旅の記録

初めて訪れた鹿児島。

今回は日記のような、ブログのような、備忘録のような、睡魔に負けず、彷徨いながら綴っていきます。

鹿児島空港に到着し、ヤシの木がお出迎え。
鹿児島のヤシの木は、謙虚な佇まいのように見えました。

私が初めてヤシの木を見た場所は、シンガポールです。
シンガポールのヤシの木は、もっと己の存在をアピールしているかのような印象があります。
種類や成長段階の違いだと思いますが、国民性?県民性?が植物にも出てるのか〜など勝手なことを考えていました。

「謙虚」の単語が出てきたのは、私がお会いした鹿児島の方々へ抱いた印象であるのかもしれません。


バスの添乗員さん

私が印象に残ったのは、添乗員さんが話して下さった焼酎のお話です。

現在、焼酎出荷量は宮崎県の『黒霧島』が一位。過去には、鹿児島県の『魔王』がランキング一位の時代もあったようです。なぜ『黒霧島』がトップの座を奪ったのか、営業戦略を教えて下さいました。

お話を聞いた私は、話は面白かったけれど、宮崎県の話をしてくれたことに少し驚きました。鹿児島県からするとトップの座を譲った話を。
しかし、添乗員さんの話し振りは、宮崎県への(『黒霧島』の営業マンへの)リスペクトを感じたのです。
その謙虚さに『魔王』を購入したくなりましたが、私は焼酎が飲めない…。
私は、代替案として軽羹(かるかん)を購入して鹿児島県へ貢献することにしました。

黒霧島』の営業戦略については別の機会で。

お菓子屋さん『spoon』

この記事を読んでから、訪れたかったお店。

いちごのスープは期間限定のため終了していましたが、レモンタルトケーキを頂きました。


オープンの11時前にお店へ到着し、すでに数名のお客さんが並んでいました。
イートインもテイクアウトもどちらも可能です。

お店は店員さん一人で対応されており、テイクアウトのお客さん対応が落ち着いた後、ケーキが提供されました。
私の体感として、東京でのカフェの提供時間と変わりはなかったのですが、
店員さんは「お待たせして申し訳ありません」と何度も丁寧にお詫びをして下さりました。

とても謙虚。

記事にも書かれている「絵本の世界」に来たような空間。内装だけでなく、定員さんのお人柄や気持ちも、お店の世界観を創り出しているのですね。

もちろんケーキも美味しかったので、テイクアウトのお菓子を購入して、大満足。

『spoon』公式Instagram
https://www.instagram.com/spoon0101/



御神馬『清嵐(せいらん)』

人だけでない、動物も謙虚です。


鹿児島神宮の御神馬『清嵐号』
馬屋からひょっこり顔を出してくれました。

人参を購入して、餌やり体験が出来ます。
貼り紙には、「清嵐が鼻をならしたり、地団駄をふんだり、ヒヒーンとなくことがあります。
おやつが欲しいとアピールをしています。怒っているわけではないので安心してください」と書かれていました。

ひねくれている私は、「人参を買った瞬間にヒヒーンって鳴かれるんだろうな」と勘繰ってしまいます。

しかし、人参を手に取っても清嵐は全く鳴きません。
餌を与えてもむさぼらず、お上品に召し上がりました。

疑ってごめんなさい。なんと謙虚なこと。

心を打たれた私は、
餌を2回与えることになりました。

謙虚と表現したのは、個人の主観です。
私が知らない鹿児島の魅力はまだまだ沢山あると思います。
私にとって、初めて訪れた鹿児島は、人も街も穏やかで素敵な場所でした。

最後は、じゃんぼ餅の写真。

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