もっち

都内在住のアラサーOL。自分にしか書けない文章で「世界」を繋ぐ。週一投稿を目標に掲げ中。

もっち

都内在住のアラサーOL。自分にしか書けない文章で「世界」を繋ぐ。週一投稿を目標に掲げ中。

マガジン

  • 1000日連続投稿チャレンジ

    • 113本

    さとゆみゼミ4期(土)メンバー限定。1000日間連続投稿チャレンジマガジンです。

最近の記事

変動する半分、変動しない半分

「証券会社の志望動機に、変動するものが好きだから働きたいです。って書いてもいいかなぁ」と、Nちゃんは言った。 口調は投げやりだけど、真剣な面持ちだった。 私は、「いいんじゃない。他の理由も書けば。」と投げやり半分、本心半分の気持ちで返した。 10年前。私たちは大学の就活支援センターにある白い丸テーブルで、企業に提出をするエントリーシートに手書きの文字を連ねていた。本心半分、美化半分の想いを乗せて。 エントリーシートを提出し、書類選考が通ったり通らなかったり、面接試験に受

    • 一人マジカルバナナ

      「もっちってみんなと一緒にいる時、一人で『もっちタイム』に入っている時間があるよね。」 飲み会の席で突然、友人が言った。 友人いわく、人に不快感を与えているわけではなく、話を全く聞いていないわけでもないけれど、「何かを考えているんだろうな」とわかる表情をしている瞬間があるとのこと。 私は何かひとつの物事が気になると、一人マジカルバナナを脳内で始めている自覚はある。 「明日の朝ご飯」と言ったら「納豆」、「納豆」と言ったら「冷蔵庫に一つしか残ってなかったな」、「冷蔵庫に一つ

      • 「水平線」と「あの世」

        逗子海岸へ行った。 靴の中に砂が入らないようにゆっくりと砂浜を歩き、視界に入る限りの海を眺め、「海は広い、大きい」と自分の語彙力の低さが露呈する感想が脳裏に浮かび、水平線をボーッと見つめる。 見つめ続けていると、水平線を「これは水平線だ」と認識しなくなる瞬間がやってくる。やがて、地球には生命体が自分しか存在せず「世界と自分」だけがこの世に残されたような錯覚が起きる。さらに、魂と身体が分離され「自分が自分である」という意識もなくなる。 この感覚を言葉にできるようになったの

        • 私が1000日チャレンジをする理由

          「いつまでにどんな書き手になっていたいですか?」 3ヶ月にわたり、全12回の佐藤友美さん(以下、さとゆみさん)主宰「さとゆみビジネスライティングゼミ」を受講した。冒頭の問いは、ゼミの最終日に問われた。私は、第10回目の課題であったさとゆみさんへのインタビューを終えたあと、密かに掲げていた目標を宣言した。 「1年後に、『CORECOLOER』にレビュー記事が掲載されるライターになります。」 言ってしまった。 『CORECOLOER』とは、さとゆみさんとゼミの卒業生が運営

        変動する半分、変動しない半分

        マガジン

        • 1000日連続投稿チャレンジ
          113本