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【障碍者雇用①】100年以上続く老舗でかっこいいを追求「三泰」~いろんな働き方~
■最初に
こんにちは!サイボウズのもっちーです😊
障碍者雇用の取り組みとして、施設外就労。
そして、シニア人材の活用も推進している三泰さんのお話をお聴きしましたので、お伝えします。
全4回シリーズです。
今回は、そんな色々な働き方についてです。
〜三泰〜
Webサイト:http://www.santai.jp/
■三泰さんの紹介
三泰さんは、国内で指折りのギター塗装・製造の会社です。
創業から、100年以上続く老舗ですが、
「成長」や「進化」を大事にされています。
松本渓声(けいせい)塗りという塗装で、
エレキギターの塗装では、注文があとをたたないようで、
「いつも繁忙期」とお話くださいました。
そんな三泰さんでは、以前よりシニア人材にお仕事をお願いしてきました。
シニア人材、副業、障碍者雇用といった、働き方について、
「三泰」の4代目、代表取締役の古畑裕也さんにお話をお聴きしました。
![](https://assets.st-note.com/img/1703029732892-zM2qRI98ag.jpg?width=800)
・会社として「かっこいい」を続ける
自分たちの技術をアートに昇華させていくかっていうのは、
僕たちのテーマです。
僕たちは
どうやってかっこいいを表現し続けるかみたいな感じで、
会社としてかっこつけ続けなきゃいけないんですよ!
働くことで、何を得るのか、その1つとして、お金もあるけれど、
それ以外に何を得ているのかといったときに、
やりがいを得ている人がいたり、時間っていうものが大事になる。
その中で、
三泰は、
「かっこいいは稼ぎ続けてね」って「常にかっこいい」は目指してってね、っていうのは、会社としてのテーマとしてあるんですよ。
・三泰でやりたい「かっこいい」
私たちの売り上げは、99%OEMの仕事です。
という、古畑さん。
いただいたギターの仕事をやって売り上げを立てている会社なんです。
ですが、今僕たちの商品を開発しています。
普通だったら売り上げを見込んでいくっていうものになるけれど、
三泰みたいな会社だと、自分たちのものが売れて流通していくっていうのが社員にとって、そして僕にとっても希望になる。
それが、広告宣伝にもなるじゃないかと思っていて、
今やっている、商品開発のフェーズとしては、3年後にはちゃんと売り上げをあげないといけないけれど、
自分たちの活動は「かっこいいの体現」とあと「みんなにとっての満足」なんです。
どういうふうにお客さんに評価されるのかとかで、
求人や、広告につながっているので、
最初は広告宣伝費のように、赤字の方に触れていきますっていうのは、
みんなとも話をしていて、
だけど、その活動のおかげでみんなが人前で、話をする機会ができたり、
あとは自分たちが作ったギターを、お客さんの前で演奏して、
そういった形で自分たちの活動を見てもらえることが、満足度高くなっていくんです。
そして、テーマである「かっこいい」からぶれない活動につながっているといいます。
![](https://assets.st-note.com/img/1702947888603-SscVESnumN.jpg?width=800)
■色んな働き方を取り入れています
・世間の働き方が変わって考えた障碍者雇用
三泰には、副業や、シルバー人材、障害者雇用として施設外就労など色んな働き方の人がいます。
もともと、地域のシルバー人材センターの皆さんに助けてもらっていました。
でも、世の中的に、雇用延長がなされていて、
だから企業の中で、70歳まで延長されると、
今までお願いしていた、地元の元気な先輩たちが助けに来てくれなくなってしまう。
そうなると、うちの会社はこの先に結構苦しくなるなと思い、
いままで、シルバー人材のみなさんにお願いしていた経験から、
切り出しも上手で、教え方も上手だから、障碍者雇用もできるんじゃないかという、意見をもらって、進んでいきました。
障碍者雇用については、今は施設外就労という形でお願いしています。
現地に来てもらって、サポートしてくれる人1人に対して、
1名からお願いして、1年たった今は、4名来てくださっています。
直雇用という形もありますし、今のように施設外就労として、
A型事業所と一緒に働き方を考えることもできると思っています。
社会的な課題があったり、経済的な課題があったり、
それを両輪で走らせると、長く持続して解決し続けられる
と思っているところです。
![](https://assets.st-note.com/img/1702947943824-e3dgL7GPDQ.jpg?width=800)
・副業としての働き方
地方で事業継承しているようなところだと、大きな会社は別ですが、
20人30人規模十人規模とかのところだと、
奥様が事務全般を担っていく流れは多くて、
文化としてそうやって引き継がれています。
古畑さんの奥様も看護の世界で働いていた方で、
パソコンが得意だったわけではないといいます。
そういうこともあり、副業として、
違う会社さんから事務で働いている方がいると教えてくれました。
その方には、事務のサポートをしていただいており、
経理事務を効率的にしていただいて、
事務全般のやり方を引き上げてもらっています。
そして、他の会社にお願い出来る作業に関しては、
発注できる状態にまで高めてほしいということも、お願いしています。
そうすることで、今お付き合いしている、
A型事業所や、B型事業所の皆さんにも仕事をお願いできると思っています。
三泰の中では、職人的技術だけを残して、
他のものは外注できるところは協力してもらえる会社に渡していくことをしていきたい。
だけど、エスコートしてくれる人がいないと難しい。
だからこそ、プロフェッショナルな方に副業人材として入っていただき、
いろいろと相談して、エスコートをお願いしている状態です。
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・シルバー人材さん
スタッフのみんなが仲良くやっているというのは、
自分でいうのは恥ずかしいですが、実感としてあります。
シルバー人材のみなさんも、いい人が来てくれている
という感覚がとてもあります。
僕たちも、シルバーさんの働き方を見て、
70歳超えても、全然元気で働けるよね。
そういうのは、すごくいい刺激になっています。
そして、シルバーの皆さんも、
自分がとても活躍してることもわかってくれていると思うんです。
組織の中にいて、承認がもらえるとうれしい嬉しいじゃないですか。
なので、承認されやすい環境を作るというのは、意識してやっています。
※承認されやすい環境づくりについては、また詳しくお話します!
![](https://assets.st-note.com/img/1702948002644-XO7KTMIGmk.jpg)
■最後に
最後までありがとうございました。
色んな形で仕事をお願いしている。
助けてもらっている。という言葉が印象的でした。
次回は、そんな古畑さんが体験したことから、今の形になるまでのお話です。
次回も見てもらえると嬉しいです😊