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【多様性が広がって⑤】できることを一緒に!コミュニティハウス”ひとのま”~宮田さんの生い立ちから前編~

■最初に

こんにちは!サイボウズのもっちーです😊

たくさんの人と関係性を作り、少しずつ困りごとの解決に向かう関わりをしている、ひとのまの宮田さんのお話です。

前回は、できることがひろがったお話でした。
今回は、宮田さんの生い立ちのお話前編です!

ひとのま
Webサイト:https://hitonoma.net/
facebook:https://www.facebook.com/hitonoma.takaoka.jp?locale=ja_JP



ひとのま 宮田さん


■宮田さんの生い立ち前編


〇1つずつ解きほぐしていくお手伝い


宮田さんは、何かできることから始めて、
少しでも、1つでも困りごとの解消をしていっています。

ちゃんと聞きたいから、何がシンドイのか、
一緒に 1 個ずつちょっと解きほぐしてみますか?
とか、
しんどい材料をちょっと書き出してみますか?
ということをしていて、

これだけ抱えていたら、誰でもシンドイですよ。
今よりも楽になれば儲けもん、ぐらいな感じで考えていきましょうよ。
そんな話になってきます。

そうなってくると、次に僕に話してくる時って、
死にたいではなくて、このしんどさについてのことや、
しんどさがどうして起こったのか、についての思い出話聞いてもらえますか?
みたいに具体的になっていくんですよね。

僕自身が、本当に正直でいなきゃいけないなと思っています。
なんかそういうのはすごく見透かされるんです。


〇宮田さんの生い立ち


ずっと成り行きで生きているんです。
僕の生い立ちから喋っていいですか?
と宮田さん。


ややこしいうちに育ちました。
僕の父親はヤクザなんですよ。
そして、結構暴力をふるう人だったので、
母親にも暴力をふるい、僕にも暴力がありました。


母親はその暴力に耐えかねて、自殺未遂をしたこともあります。
パニック障害にもなりました。


そういう両親なので、結構複雑なんですよね。
母親が殴られるのを見るのがしんどいから、
殴られそうだったら、自分が変なことをして、
自分が殴られた方がマシだとか思うんですよね。


母親が、たまに僕を連れて逃げるんですよ。
逃げるとすごく貧乏な生活が始まるんですね。
それこそ生活保護で生活をしていた時期もあるし、
施設に住んでいた時期もある。
それでも僕は良かった。
貧乏生活でも、暴力はないし、飯は食えるし、
別にこれでいいやと思っていました。


でも、やっぱり DV のあるあるで、また元に戻るのですよね。
そしてそのうち、兄弟が増えるんです。
その繰り返しでした。

大人になってくると、図式が分かってきましたが、
その頃は、母親に、何でまた暴力のとこに戻るのかと、
反対したこともあります。

そうすると、母が「ごめんね」しか言わない。
母親に謝ってほしいわけではないから、もう黙っているしかない
そう思っていました。


〇支援者もいろんな人がいる


なんかそんな生い立ちだったので、
支援者と呼ばれる人ともたくさん出会って来ました。


ただ、この支援者も良し悪しあるじゃないですか?
といいます。


なんかムカつくってこともあったし、
とんちんかんない人も結構いて、
かわいそうにって言われた時は、かわいそうにも傷つくんですけど、


かわいそうにあんな親の元に生まれちゃって。助けてあげるからね。


みたいなことを言われたこともあります。
父のことは別にいいけど、母も被害者なのに、そんなことを言うんだ・・
みたいに感じたり、


あと、何かあったら何でも助けてあげるからって言うんだけど、
もうすでになんかあることを知っているよね?と思ったり。

小学校の時はそんなことばっかり思っているんです。


何が欲しかったんかな?と考えると、

そんなに難しく考えずに、
「いつでもきていいよ」「大変やろ、お前」
そのくらいの人がいただけで、結構俺楽だったよな。
みたいな感覚が根っこにあって・・・。


だからといって、そういう場所を作るんだ!!という感じで、
熱意で作ったわけじゃないけど、いわれてみれば、
そういう感覚を、知っているから、結局こういうことをやっているんだろうなって思う。


それって、いろんな支援者の方にあったことも影響していて、
多くの人に会ってきたのですが、支援者の中でこの人よかったなって思ったのは、1人、2人くらいしかいなかったです。
何が良かったのかっていったら、
単純に遊んでくれたんですよね。


■最後に


最後までありがとうございました!

宮田さんが小さなころから見てきた世界が、支援や支援者、たくさんの人と新しいかかわりをする世界だったことを感じました。
たくさんの人と出会い、自分がどんなことに心地よさを感じていたのか、
そして大人になってそういう関わり方をしていると思うと、つながった感覚がありました。

次回は宮田さんの生い立ち後編です。どうして今のコミュニティハウスを始めたのか・・・
また見てもらえると嬉しいです😊