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バスケットボール

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2020年1月の記事一覧

【大学編#4】主将決めミーティング その1

【大学編#4】主将決めミーティング その1

今回は#3の記事でも少し触れた「リーダーシップ」についてです。

最終学年を迎えるにあたり主将と副将を決めるために同期ミーティングを開きました。ここでも満場一致を目指し議論をスタートしました。

最初はたしか部室に同期全13人が集結してキックオフした記憶があります。

ちなみに面白いことに僕たちの代は高校生の時に主将経験者が8人いました。そういう意味でも非常に協調性があり、柔軟性に優れたメンバーだ

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福元、バスケ辞めるってよ【"田中國明"】

福元、バスケ辞めるってよ【"田中國明"】

1、実は、二回バスケットボールを辞めているこれ、知ってる人は知っているだろうけど、『謎に包まれた空白の期間』として認識している人の方が多い気もします。

そう、実はぼく、バスケットボールを2回辞めています!

やめた経緯はもちろんのこと、それだけでは面白く無いと思うので、その経験から何を学んだかを書いていこうと思います。

2、一度目の引退これは前の記事を読んでみてください。
人にはほとんど語らず

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【大学編#3】仲間の時間も生きる〜チームメイトを引退させる〜

【大学編#3】仲間の時間も生きる〜チームメイトを引退させる〜

今日は、結構濃いめな人間物語をお送りします。

慶應大学バスケ部には基本的に“学生主体”でチームを運営していくという大方針があります。そして具体的なそれは、きっとみなさんの想像を超える形で表現されます。

それはなにか?

大学二年生〜三年生になる時期に、現役プレーヤーから学生スタッフに役職転向をしてもらいます。

つまり「選手の道を諦めて貰う」ということです。

同期とのミーティングで決めるこの

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【NBA選手から学ぶ人生哲学#1】NBA史上最強級プレーヤー兼公立小学校校長

【NBA選手から学ぶ人生哲学#1】NBA史上最強級プレーヤー兼公立小学校校長

昨年アメリカで話題となった「I Promise School」という学校をご存知ですか?

オハイオ州アクロン地区は経済的に貧しい家庭が多いのですが、低所得だったり、ドラッグやギャング行為などの犯罪が身近にあったりする生活にリスクがある子どもを対象にした公立小学校です。

その学校の特筆すべきは、以下です。

・授業料無料
・制服無料
・朝食、昼食、軽食支給
・全生徒に自転車とヘルメット支給
・学

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#日本バスケは四位一体

#日本バスケは四位一体

今回は少し視点を変えて、バスケットボールの審判という切り口から書いていきたいと思います。ちょっと前に書いたツイートも結構な人に見ていただけたこともあって、今考えていることをつらつらと書いてみます。

0、なぜこの記事を?その理由は結構単純で、「あ、バスケの審判って特別かも!」と思ったわけです。それと同時に、それを1人でも多くの人(選手や観客)に新たな気付きとして提供できたら、もっとバスケを楽しんで

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【大学編#2】1年間で過去11年分負けた僕が考えた“努力”について

【大学編#2】1年間で過去11年分負けた僕が考えた“努力”について

ここからは特に時系列を追わずに書いていこうと思います。今日は「“正しい”努力が結果を生む」ということ。

勝てない...。とにかく勝てない。入学時、慶應大学バスケ部は関東リーグ2部に所属しており、その年の最大の目標は“早慶戦優勝”と“1部昇格”でした。

しかしその年はとにかく勝てないシーズンを送りました。

結果的に早慶戦にも勝てず、リーグ戦は2部8位(6勝12敗)そして3部との入れ替え戦に進み

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四位一体の天皇杯

四位一体の天皇杯

今日は、天皇杯決勝を観戦に行ってきました。大濠の後輩が所属する2チームが決勝に進出したこともあり、前日に応援席HOME(渋谷側)を予約しました。

その試合内容がとても素晴らしかったです。せっかくなのでそれを書いてみようと思います。結構将来性を感じました。

色々な前提や各チームについて書くととてもじゃないけど、長くなるので割愛して、今日の試合についてだけ書きます。

1つ目の視点「プレイヤー」両

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福元、バスケ辞めるってよ【15歳で家を出る】

1、実は、二回バスケットボールを辞めているこれ、知ってる人は知っているだろうけど、『謎に包まれた空白の期間』として認識している人の方が多い気もします。

そう、実はぼく、バスケットボールを2回辞めています!

やめた経緯はもちろんのこと、それだけでは面白く無いと思うので、その経験から何を学んだかを書いていこうと思います。

2、一度目の引退これは下記の記事を読んでみてください。
人にはほとんど語

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福元、バスケ辞めるってよ【”二度目の引退”】

福元、バスケ辞めるってよ【”二度目の引退”】

1、実は、二回バスケットボールを辞めているこれ、知ってる人は知っているだろうけど、『謎に包まれた空白の期間』として認識している人の方が多い気もします。

そう、実はぼく、バスケットボールを2回辞めています!

やめた経緯はもちろんのこと、それだけでは面白く無いと思うので、その経験から何を学んだかを書いていこうと思います。

2、一度目の引退これは前の記事を読んでみてください。
人にはほとんど語らず

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福元、バスケ辞めるってよ【一度目の引退】

1、実は、二回バスケットボールを辞めているこれ、知ってる人は知っているだろうけど、『謎に包まれた空白の期間』として認識している人の方が多い気もします。

そう、実はぼく、バスケットボールを2回辞めています!

やめた経緯はもちろんのこと、それだけでは面白く無いと思うので、その経験から何を学んだかを書いていこうと思います。

2、一度目の引退一度目の引退は中学校三年の全国大会県予選前です。三年間で一

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【大学編】慶應義塾大学

【大学編】慶應義塾大学

お騒がせしております一連の自分語りですが、各所から結構反響を頂戴しており嬉しい限りです・・。この調子でまずは3カ月間続けてみようと思うのでお付き合いください!!

今日から【大学編】に突入したいと思います。1日1記事目標でのんびりやっていこうと思っていますので、是非読んでください。

1、慶應義塾大学僕は、AO入試という選考過程を経て、環境情報学部に入学しました。まさか自分が慶應義塾大学に入学する

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大濠ヒストリー【ラストイヤー②】

いよいよこのシリーズも最後になりました。
楽しんでください!!

1、二度としたくない思いインターハイではベスト8という結果でしたが、僕たちが目指していたのはあくまで「日本一」です。次のウィンターカップこそは、優勝を掴み取るために練習に励んでいたわけですが、僕たちは足踏みをしていました。どこか抜け出せない、そんな時期を過ごしていました。

そんな時に、あるバスケ関係者からこんな言葉を言われます。

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大濠ヒストリー【ラストイヤー①】

1、最終学年個人として不甲斐なかった1年目、チームとして不甲斐なかった2年目を経て、新チームのキャプテンとして気持ちを新たにスタートした3年目。

僕たちはチームとしての成長と成熟を何度も話し合い、方向性を確認しながら自分たちが目指すバスケットボール、そして大濠の伝統をもう一度継承するキッカケを追求し続けました。

2、大怪我、手術、入院新チームの力試し的立ち位置にあたる全九州大会新人戦(2月)で

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大濠ヒストリー【途絶えた伝統】

1、大濠高校での1年目前回の記事では、「下積み時代」について書きました。少々過激だったかもしれないですが・・。

ちなみにこの年のチームの戦績ではインターハイ16位/ウィンターカップ3位

個人的には全くダメ・・。
シーズン当初はPGとしてスタメンで使ってもらっていましたが、そこまで戦力になっている自信もなく、そのままインターハイに突入。新潟商業と光泉のオールコートプレスを全く攻略できず、そこから

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