【もか訪問看護ステーション】わたしたちが思う訪問看護セラピストによるがん末期利用者さんへのリハビリの必要性


在宅における健康の定義とは

健康の定義はご存じでしょうか?
WHOで定められている・身体的・精神的・社会的において安寧であることを指します。それは在宅医療の分野では、病気が良くなるや、動けないことが動けるようになるなどとは、少しニュアンスが違うのです。
というのはつまり、在宅看護における医療・治療のエッセンスを加えることにより、安楽か?幸せか?満足か?その人なりの健康?を見つけていくことではないでしょうか。そして本人がハッピーだと思えばそれは、その人にとって健康なのではないでしょうか。


もか訪問看護ステーション 管理者浅野 セラピストの在り方を熱く語る

がん末期利用者さんへのリハビリにおけるエビデンスはあるのだろうか

がん末利用者さんのリハビリにおけるエビデンスはいまだ、明確なものはありません。というのも、薬剤による疼痛コントロールの複雑化や、全人的な痛みの解消が必ずしも安楽に結びつくかというとそうではないからです。リハビリテーションががん末利用者における文献が少ないのも、在宅というものの歴史が浅いこともその理由のひとつかもしれません。しかしながら在宅医療が幅広くなり始めている昨今、これから必ず、がん末利用者さんへのリハビリテーションによる疼痛緩和や安楽、その人らしく生きることのできるお手伝いが出来ると考えています。

具体的ながん末期利用者さんへのアプローチ方法

セラピストによる
・コミュニケーション
・リラクゼーション
によって苦痛の緩和や、安楽に繋がる症例はいくか出てきています。
疼痛の緩和だけではなく、身体のリラックスにも繋がり、それは安眠であったりバイタルの安定などにも影響し、それはその人らしく生きるということなのではないでしょうか。
私たちがマッサージを受けるのと同じように、リラクゼーションを受けて心地よい気持ちになり、身体の動きが良くなること、心も健康になっていくこと、そのような感覚に似ているのではないかと思います。

もか訪看で求めるセラピスト像

わたしたち「もか訪問看護ステーション」ではセラピストはリラクゼーションの観点から看護師は医療の観点から、お互いが織り交ざり、利用者さんの安楽に、その人らしさを引き出せると思っています。専門性はもちろん、看護の要素、その人の全体像を看れるセラピストを求めています。また、訪問看護のセラピストに興味がある、多様な方向性からアプローチするセラピストを目指したいなど、意欲がある人を募集しています。

セラピストとナースの連携により力を最大限発揮できる

もちろんがん末期利用者さんのリハビリをするにあったって、コミュニケーションやリラクゼーションだけではなく、医療的観点も必要となります。
・全身状態を観察する力
・看護師のリーダーシップ
・医師との連携
このような様々な職種と連携をとり、アセスメントし、この利用者さんの病気を知り予後を知り、どのように生きたいのか本人の意思を知り、家族との関わりを知り、初めてガン末利用者さんへのリハビリのアプローチは成立するのではないかと思っています。
広い視野で全体を看る力、レベルの高いことが求められてきます。

症例とこれからの在宅セラピスト

リハビリ介入時、実際の症例

過去のもか訪問看護ステーションでの症例としては、
がん末期利用者さんに理学療法士が訪問看護として介入していた時に、最後の方は特に理学療法士が来るのを楽しみにされていました。
リラクゼーションももちろんですが、「お腹が動くようになった」「安眠できた」「手の関節が少し動くようになった」など、病気が改善するというのは難しいかもしれないけど、今の状況で、少しでも安寧に暮らしてほしい。そういうセラピストのアプローチこそが、在宅だからこそ、できることなのかなと思います。

セラピストの教育について

セラピストの学校で学んできた知識とは、今の在宅医療への知識、終末期における考え方、ギャップが生じているでしょう。
未だに終末期へのリハビリの介入が必要ないと考えている事業所もあることも事実です。
ですが、わたしたち現場と利用者との肌感で感じた温度を、どんどん伝えていかなければならないと思っています。

看護師とセラピストは役割は違うかもしれないけど、看護師もリハビリが出来たっていい。セラピストも病態を知りアセスメントしプランを立ててもいい。それが利用者さんのためになるなら、お互いがお互いのことを知って、在宅の底上げも必要であるし、専門性のあることは極めながら関わっていけば、その人の生活で何が大切なことなのか見えてくるのではないでしょうか。そして私たちは後世にそこのニュアンスをピンと閃いてもらえるよう育成していかなければなりませんね。
今までのリハビリというのは、評価して実施して評価して実施してと、、動かないものを良くしていきたいという概念だったと思うのです。それはそれでひとつやり方としてあると思います。
在宅医療では良くなればとてもいいけれども良くはならないことを前提に、その中で本人が困ってることや、苦しんでいることに焦点を当てて、寄り添っていきたいと思っています。
どうやったて転ぶ人はいる。転ばない方法を考えていくより、どうやったら転んだ時に衝撃が最小限になるのか考えた方が、生活するということに寄り添ってるような気がします。
そういう観点から看護師やセラピストともっと意見交換していきたいし、セラピストの看護寄りの育成をしていきたいと思います。

もか訪問看護ステーションでセラピストとして勉強したい、訪問看護をやってみたいという方がいらっしゃいましたら是非HP、Instagram、求人覗いてみてくださいね。私たちも学びたい、一緒に作り上げていきたいと思っています。

募集職種について(応募はこちら)

現在、もか訪問看護ステーションでは以下の職種の求人募集を行っています。詳細のご確認、ならびにご応募はそれぞれの求人詳細からお願いいたします。

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