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親密な関係①主導権争いの恋愛/感情の痛み/怒りが唯一の感情表現

はーい😃もこもこです🙋‍♀️
昨日は3週間noteに記録継続記念🥉でした。毎日記事を書くのに疲れて😫ヘトヘトで、夜はいつものように入眠するまで数時間かかりましたが😪、12時間ほど眠れてスッキリ✨

一昨日からの筋肉痛も治りました😁

今日の午前中は近所の病院に年一回の健康診断に行ってきました。新しい職員さんが不慣れながらも先輩職員さんに助けてもらいながら一生懸命に仕事していました。私もずいぶん昔の私の新人時代を思い出してひやひやドキドキ💓

健康診断が終わり病院の外に出た途端、ドーン💥と雷⚡️の音とともに、ザーッと突然の雨☔️が降り出したので小走りで帰宅しました。

街は新緑に染まり🌱紫陽花も咲いていて、街の彩りが日に日にあざやかになってきました。梅雨入り近い空気の温かい匂い🍃私は今の時期の自然の匂いを嗅ぐと説明し難いんですが、なぜかいい感じ🍃がします😉

ではでは、今日もガートナー先生の本⬇️から

【第8章 親密な関係】
を取り上げます。出典等の情報は文章の終わりにあります。

✅権力や権威への不信〜また裏切られる不安から結果をコントロールしたがる〜


親や養育者、その他の親代わりとなる者達との関係において手ひどく裏切られたことのある子供は、将来も人間関係において、特に権威を感じる人からは、また同じように裏切られるのではないかと予測しがちである。

裏切り者で頼りにならず、信用できないと言う権威者層を内面化しているため、彼の愛着形成能力は著しく損われる。彼は自分が好きになったり信頼した者からは裏切られるだろう、と言う感覚を持つようになる。人と出会うことへの用心と不安が彼のあらゆる人間関係に影を落とす

裏切られるという予測は、恐れや空想に留まることもあれば、実際に不適切な性的誘いを受けるに違いないと思い込むこともある pg250

✅権力がエロス化されることにより、恋愛がお互い分かち合い協力し合うものではなく、権力争いとなる

子どもと虐待者の間にある権力の差は、少年のその後の人生に大きな影響を及ぼしうる。これはパートナーとの関係において、相手を支配したいという欲求になって現れることがある。

性的虐待においては、権力がエロス化されている。少年は力と支配を通してセクシュアリティに出会ったので、彼が大人になって築く性的関係は、親密な他者に対する支配と力を取り戻し、保とうとする努力につき動かされたものとなることが多い。そのため、恋人との関係が、お互い協力し合い、分かち合うものとなりえず、むしろどちらがその関係を仕切り、支配するかといった権力争いの場となるのである。

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虐待を受けた少年においては、傷つきやすさ(vulnerability )が無力感と結びつくことが多い。そのため、成人後の人間関係において、完全に相手を支配しようとするか、あるいは、攻撃されそうに思うと不安にかられ、いまだに自分が無力で、権力者に迎合しなくてはいけないかのようにふるまってしまう。

✅母親(虐待する人)を権力者と同一視し、少しでも不快にさせてしまうと破滅してしまうような恐怖を感じる

母親(虐待者)の自己愛を補強するのが自らの役割だと思わされているので、母親の言うなりになるしかなくなる。彼らはしばしば自分が綱渡りをしているように感じ、間違って母親を少しでも不快にさせてしまうと、破滅してしまうように思う。

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✅性的虐待を受けた男性は、実際よりも強く他者を誘惑する力があると感じている

そのようなこと(母親を不快にさせること)が起こると、少年は自分が母親の恋人として不十分だと感じる。もし彼が男らしさというジェンダーへの期待を内面化していたなら、この体験はさらなる恥と絶望の源となりうる。というのも、男性は自らが性的に熟練しており、性的な能力を持っているべきだと思うからである。母親を失望させることへの恐れは、以下の感覚とも、解離しつつ共存しているかもしれない。すなわち、母親から性的な裏切りを受けた男性に良く見られる、自分は特別であり、特権に値する存在だという感覚である

性的虐待を受けた男性が、実際よりも強く、自分には他者を誘惑する力があると感じている。

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✅情緒的・性的距離の維持〜感情を感じることで傷つき痛みを感じる〜

性的虐待を受けた男性は、人間関係に伴う不安感を受け流す一般的な方法として、出来るだけ距離を持った、形式的で、感情を伴わない関係を維持しようとする。関わりを持つことがトラウマをもたらし、情緒的な愛着を持つことを強く恐れているなら、出来るのは情緒を抑え距離を遠ざけるしかない。意識的にしろ、無意識にしろ、人間関係の中で、出来るだけ相手と距離を保ち、感情を伴わないですむようにしてきた。

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✅怒りを表すことは、力強く、エネルギーをもたらし、男らしさとして受け入れられやすい

憤怒 男性に許されたたった一つの感情

男らしさというジェンダー規範が、男性に許す感情は数少なく、その一つが怒りである。

怒りは、力強く、エネルギーをもたらし、男らしさという文化的役割と自己同調的な感情状態である。怒りや憤りは、男性の被害者にとっては『多目的用』の感情になりうる。力強くて能動的な感情であるため、怒りを表すことは、もっと弱々しい感情を表すより受け入れやすい。

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✅怒りは、根底にある悲しみや喪失感、淋しさといった感情を覆い隠す

根底にある悲しみや喪失感、淋しさといった感情は、この憤りの下に隠されていることが多い

男性サバイバーは、失ったものを悲しむことができるようになるずっと手前で、虐待を受けたことについて、怒りや憤りといった感情に気づけるようになる傾向がある。彼らはしばしば、積極的に暴力をもって復讐するといった空想を持つ。

一方、女性のサバイバーの場合、初めに悲しみや抑うつといった感情に気づくことが多い。

激しい怒りをもって人生を送ることがどんな結果につながるのかについては、大人になって性的、情緒的に他者を支配し虐待する男性に明らかである。しかし、虐待的でない男性の多くも、抑制のきかない憤りを持っており、それが彼らの親密な関係を築く能力や人間関係の質に影響を及ぼしている。

クインの事例では、祖父からの虐待を直視するようになってから何年もの間、怒りは常に彼の眼前にあり、態度や気持ちの中心に居座っていた。彼がその怒りを反社会的に表したことはなかったものの、それは頻繁に顔をのぞかせ、仕事で上司や顧客と上手くいかなかったり、より個人的な人間関係に問題をもたらしたりした。

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📖引用書籍の情報📖

【引用書籍】少年への性的虐待 : 男性被害者の心的外傷と精神分析治療  リチャード・B.ガートナー 編 宮地尚子, 井筒節, 岩崎直子, 堤敦朗, 村瀬健介 訳

 第8章 親密な関係 247-260ページ

【注:引用にあたり、読者の皆さんが理解し易いように言い回しをニュアンスを損なわない程度に変更している部分があります。ご了承の程よろしくお願いします🙇‍♀️】

⬇️ガートナー先生の本は、2022年6月現在絶版😭です。

もし、図書館等で📖借りてみたいな〜😃とご希望の方のために、貸出可能な図書館が掲載されている国会図書館のリンクを貼りますね📚

ぜひご活用頂けますと嬉しい😃です💞


【もこもこの感想】

女性の私にも内容が全部当てはまるのでドキッ‼️としました。私は自分に自信がなく、どうせ関係が上手くいく訳が無いし、信じたって裏切られるだけだと思い込んで、関係を壊す方向へ自らを操作して追い込んでいました。結果、全ての人間関係で信頼関係を育むことができませんでした。

私は性的な被害に断続的に遭い続けていたので、自分には性的な被害を惹きつける何か魅力のようなものが人よりもあるのかもしれないと自然に思い込んでいて、母親に私が痴漢被害を訴えた時に母親が小学校低学年の私に言った、『あんたが男を誘惑したのよ』の言葉に非常に傷ついて私はさらに汚い格好をするようになりました。

私は両親から性的虐待を受けていたので、いつもなぜか恐怖に怯えてビクビクしていました。私がなぜいつも恐怖に怯えてビクビクしなくてはならないのか自分でも全く訳が分からず、とても辛かったです。

子供の頃の自分にとって両親は権威者でしたねぇ。私と私の家族は、学校も近所も親類などからも隔絶されていて、孤立した家族で、どこにも逃げ場がなかったです。親から見捨てられるのが怖くて、権力者である親にひたすら迎合していて、親の言いなりでした。周りに不良の居ない環境でしたし、私自身不良になるのは損だし、能力的に無理だと思っていました。孤立無縁な私が親に逆らえば、破滅すると思い込んでいましたから、私がアラフィフ になっても、間違った両親の言動がふっと思い出される時、なんとも言えない怒り💢と落胆と悲しみに襲われます😭😭

両親からの子供の私を守ってあげる代わりに傷つけるのを我慢しなさいと言うダブルスタンダードの無言の圧力に耐えられず、自分の感情を感じないように、自分を消してやり過ごして誤魔化して生きてきました。いまだに、ふとした瞬間に、自分の気持ちが一体なんなのか分からず戸惑ったり、恐怖を感じたり、突然怒りが💢こみ上げてきて混乱することがあります😢

またまた、暗い🫥😭エントリーになってしまいました💦今日もお読み頂きありがとうございます🙇‍♀️💞🌱



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