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クリエイター型経営者の想いをカタチにする戦略の要諦とは?秋の夜空の下、リッチなトークセッションに潜入!

先日、「クリエイター主導型経営を考える Vol.2 ~クリエイター型経営者の想いをカタチにする戦略の要諦とは~」をテーマに、モブキャストグループ関連会社 リアル代表/クリエイティブディレクターの小橋賢児さんと、同社を支援するモブキャストグループ代表 藪考樹のトークセッションを開催しました!

モブキャストホールディングス社長室も運営に関わり、当日は仲間の一人がモデレーターを務め、私も社長室の立場として司会進行をやらせていただきました^^

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\ここでご紹介/
小橋賢児さん
リアル株式会社 代表取締役/クリエイティブディレクター

『ULTRA JAPAN』のクリエイティブディレクターや『STAR ISLAND』の総合プロデューサーを歴任。東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会主催の東京2020 NIPPONフェスティバルのクリエイティブディレクターにも就任したり、キッズパークPuChuをプロデュースするなど世界規模のイベントや都市開発などの企画運営にも携わる。

「なぜ『クリエイター主導型経営』が今求められているのか?」
「クリエイター型経営者の想いを叶える戦略で最も大切なことは?」
「クリエイターの想いを叶える戦略を実現するうえで、必要なチームとは?人とは?」などなど、新しいカタチの経営について色鮮やかなセッションが展開されました!

21世紀に本当に必要なモノは?「個ファースト」の時代、社会に受容されるクリエイター主導型経営。

当日の開催場所は、なんとビルの屋上!「普通のイベントじゃツマラナイ!非日常体験を演出しよう!」と一般のセミナーとはちょっと違った場所で参加者の皆さんをお出迎え。会場は柔らかなライトに照らされ、猫の爪のような三日月が秋の夜空に浮かぶなか、スタートしました!

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↑ 少しボカしていますが当日の様子です ↑

セッション冒頭、「クリエイター主導型の経営」がこれからの時代の主流になっていくと考える理由として、「『ネット社会』が進化するにつれいつでも何でも手に入るようになり、需要者である顧客が大衆的なマス向けに作られたモノではなく、個人の趣向に合ったモノを求めるようになってきた」と時代の背景を語った藪。

今後、マス向けであるコンビニや百貨店などは時代にフィットしなくなるのではと予想する中で、「合理的な経営より個ファーストの経営」「マスよりニッチマス」などのキーワードを挙げました。そして、これらの実現には「"右脳"をフル活用し、"妄想力"を発揮するクリエイターが主軸にいなければ成り立たないのでは」と続けました。

小橋さんは、これまでもクリエイターとパートナーシップを築き、数々の取り組みを実現してきた藪と出会い、「クリエイターがのびのびと『自分が本当に創りたいモノを世界に届ける』という自身のクリエイションに集中でき、経営者と共にシナジーを生み出すことができれば、世界に影響を与えることができる」と確信したそう。

「未来は誰も予想が出来ないから楽しい。21世紀になり、様々なモノが様々な角度から見える化され、情報化されていく社会の中で、人間が本当に必要なモノを創りたい!それを定義した上で、今は『未来型テーマパーク』を創りたい」と参加者の皆さんに語る小橋さんは、藪と共にご自身を客観的に見つめる問いを重ね続け、本当にやりたいことが見えてきたと仰います。

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「21世紀は『心の時代』になる。AIやロボットでは創り出せないモノ、心を持つ人間にしか創り出せないモノを創っていきたい」―"より良い世界"に向けご自身の内なる"want"を追い求め、ワクワクを語る小橋さんの熱量と笑顔に、会場全員が惹きこまれていくのが伝わってきます…!

想いを叶える戦略で一番大事な事。

いよいよ本題となる「戦略」パートの冒頭、「小橋さんと一緒に経営をやるのって大変なんだよなぁ」と冗談を交えつつ^^、リアル社と共に歩む"やりがい"、そしてリアル社の"強み"について丁寧に、想いを込めて語る藪。

過去の実績は?それを実現させた背景は?…と"因数分解"を何度も繰り返し強みを見い出し、次にその強みは誰にどんな影響を与えるのか?を考える…「強みを活かす経営戦略」。それがまさにクリエイター型経営者の想いを叶える戦略なのだそう。小橋さんとも、過去何度も経営合宿を行い、リアル社の戦略をブラッシュアップしながら、一緒に進めてきたと言います。

小橋さんも「妄想したことを自分で信じられるか。合理的にビジネスを進めようとすると普通はブレーキを踏んでしまうことでも、『これをやりたい!!』という想いを貫き通せるか。この想いの強さは、クリエイターの方が強いんじゃないかと思う。ただ想いの強さだけでは限界があることも、ここ数年経験してきた。だから、戦略やビジネスが分かり、かつ自身の想いを理解してくれる仲間が、クリエイターには凄く重要だと思う」と応えます。

小橋さんと藪でまさにリアルな戦略立案の実例を話されているなか、ここでなんと、嬉しいサプライズゲストが!
リアル社同様、モブキャストが支援するレトロワグラース代表の柴咲コウさんが、「ずっと聞いていました(笑)」と参加者席から登場されました!

本セッションに間に合い、小橋さん×藪のセッションを聞いておられたコウさん。ここからはさらに非日常感が増したお三方のトークセッションが繰り広げられました♪

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今年芸能生活21年を迎えたコウさんは、「元々やりたいことはあったけれど、どうしたらいいか分からなかった」そう。ある時藪に相談し、どんどんご自身の想いが実現していったと仰います。

「持続可能な社会をつくる」という大ミッションのもと、"本質的な美しさ"をキーワードに、何も犠牲にならない消費を目指してきたレトロワグラース社。それを実現するには同社自体が持続可能でなければならないと、藪と共に強みを元に戦略を構築していったそう。(内容は当日のご参加者だけの秘密です…が、ヒントが散りばめられた動画がありますので、ぜひご覧ください!)

「やりたいことは無数にあります!」と笑顔で力強く語られたコウさん^^
コウさんの想いから生まれるレトロワグラース社の今後の事業展開に、ワクワクの芽が次々に芽生えるのを感じました!

\ここでご紹介/
柴咲コウさん
レトロワグラース株式会社 代表取締役

アーティストとしての活動を企画・運営する他、健やかに美しく調和のとれた暮らしのために「衣」・「食」・「住」商品の企画・開発を行う「レトロワグラース」を2016年11月に設立。アーティストとしては2018年から自社でエンタメ事業を運営。2018年10月にはアパレルブランド「MES VACANCES」をローンチ。

パートナーがいることで高まるシナジー。世界がより良くなるために。

コウさんの起業までのエピソードを受け、小橋さんもかつてご自身が感じた"想いの実現"への難しさについて語られました。
「想いもあり、創造力もあるのに、かつては囲われた範囲でしか発信できなかった。人には多様な側面があり、世界をより良くするキッカケはまだまだあるのに、バイアスがかかっていた。今はインターネットやSNSのおかげで様々な情報とつながることができ、個人が自由に発信できる時代になった」と小橋さん。

これにはコウさんも何度も頷きながら賛同し、「社会や環境が徐々に変わり、『狭い世界で生きてきた』という気付きを得てからは成長が加速した。固定概念に縛られずに、互いに支援し合える世の中になれば」と真っ直ぐな言葉で語られました。

「やりたいことがある。伝えたい・届けたいという想いがある。さらに良きパートナーやチームがいれば、自分を客観視できたり実現に向けアドバイスをもらうことができる。そうすることで、自分のやりたいことがよりスケールし、最大化され、結果的に世界が良くなるのでは。」

セッション終盤に溢れた、お二人の共通した想いに、会場が静かな熱気に包まれていくのを感じました。

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では具体的に、共に歩みを進めていきたいパートナーやチームのメンバー像とは??

「プロジェクトはあくまで体験してくれる人々のため。でも必ずしもお客さんのことだけを考えてクリエイションできないこともある。ビジネスの世界のそういったムズかしさに対して、法律の知識やマーケティングの本質的な理解、そしてクリエイターと同じ感覚をもって、共に想いを推進できる人がいたら!」
と小橋さん。

またコウさんは、「ものづくりをしているので、枠に囚われず、柔軟性をもって挑戦することにワクワクできる人とお仕事がしたい。また当社のコンセプトや拝命している環境特別広報大使との親和性を理解し、ものごとを本質的に捉える感覚は大切ですねとのこと!

これから共に未来を創る仲間について語られるお二人は、より良い社会を、日本を、世界を「夢見る」のではなく「創りだす」クリエイターであり経営者のお顔をされていました。

参加者ともセッション!

登壇者も驚いてしまうほど、時間があっという間に過ぎたトークセッション。最後に参加者の方からの質疑応答の時間を迎えました。

「クリエイターの方の想いややりたいことが生み出される源泉とは?」という質問には、「自分の枠から外れてみること!」とまず小橋さん。
「自分は"中道"という言葉が好き。物理的にでも精神的にでも、自分がいるところと対極を知ることで初めて、自分が遠ざけていたものや問題に気付くことができる。両極の"真ん中"にある本質を知ることで、自分が本当にやりたいことややるべきことが見えてくる。そんな"中道"に触れることを原動力にしている」と体重の乗った言葉で語られました。

一方コウさんは、「常識を疑う心」、無理でしょ!と言われると逆に燃える「反骨精神」、そしてよく見ると仰る「夢」の3点を挙げられました。また生まれてからこれまで誰と、どんな場所で、どんな風に過ごしてきたかという「環境」も大切だと、藪と共にお話しされたコウさん。想いややりたいことは、日常における人との関わり合いの"積み重ね"、影響され合いの"積み重ね"から生まれてくるのだそう。

お時間を少し過ぎてしまうぐらい、参加者の皆さんとも言葉のセッションを重ね、熱を込めて丁寧に答えられる姿に、会場全体の一体感がさらに高まるのをビシビシと感じました…!

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トークセッションがクロージングし、そのまま屋上で軽食・ドリンクを片手にネットワーキングタイム♪
高揚した気分は秋の風に冷まされることなく、参加者同士、そして登壇者も交えビジネスの話、クリエイティビティの話に花を咲かせていました^^

参加者の皆さんからは、

「本当にやりたいことをもう一度始めようと思うきっかけとなる座談会でした」
「クリエイターと伴走者、お互いが必要な力を磨きあい、ぶつけ合いながら形にしていくのは魅力的だと思いました」
「本当は自分の心の中にあるのに、日常を過ごすうちに埋もれてしまっていた感情や発想を掘り起こされるような感覚で、心が揺さぶられました」

などといったご感想をいただき、たくさんの気付きと刺激をお持ち帰りいただけた時間であったことに、運営として私自身ほっとしたと共に、ワクワクの感情も芽生えました♪

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今回本セッションを間近で感じ、多くのことが心に響きました。最も印象的だったのは、登壇者の皆さんが"想い"を語る姿。それはまさに人を想い、地球を想い、今より少しでも良い世界を切に願うリーダー達の姿でした。そして、そのリーダー達の想いを、参加者の皆さんも各々の"想い"のうえにしっかりと受け止め、それぞれの未来に活かすエネルギーにされていたように感じました。

「創造力は誰しもが持つものであり、創造することは誰しもが持つ権利でもある。全人類、クリエイターであるべき。互いが影響し合うことで変化していく、そして"より良い未来"になっていくのではと最後に語られた小橋さんの言葉が頭の中で反芻しながら、この時間が、ワクワクするような新しいものを生み出すスタートになれていたら…と想像し、帰路についたのでした^^

\WANTEDLY/
私たちは、共に"より良い未来"に歩んでいく仲間を募集しています!
以下のページより是非ご確認ください^^


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