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皆が持ってる思考の偏り。認知バイアスについて(中編)

本日も昨日、書きました“認知バイアス”の続きを書いていきます。
淡々と説明だけになってしまうので、一つ一つを記事にすれば良かったと今更後悔してます……

まずは昨日の前編を貼り付けます。


では続きを書いていきます。

⑤後知恵バイアス(後見バイアス)

予測するのが不可能だったことに対して「ああすれば良かった」と後悔することがあります。
後知恵バイアスと言います。
もともと選択肢に入っていなかったり、あたかも「自分が判断できた」と感じてしまいます。
後出しジャンケンのような思考です。

「私が言った通りになった」
「そうなるって思ったよ」
このようなことを言う人は、このバイアスに気づいていません。

もし言ってしまったら、ひと言だけ加えましょう。
「まあ後だから言えるんだけどね」
そう言うだけで、随分と印象が変わります。

⑥信念バイアス

信念バイアスは「結論が妥当であれば、その議論や過程までも正しい」と誤認する思考のクセです。
つまり「議論や過程」を評価することができません。
私たちの社会は「過程」の評価も大切です。

このバイアスが怖いのは「結果が良くなければ、過程も否定される」ことにあります。
「負けたのは日頃の練習不足だからだ」といった具合にです。相手は「あんまり練習してなかったけど、ラッキーで勝ってしまった」と思っている場合もあるのです。
それどころか、結論が間違っているだけで、その人の人格さえも否定してしまいます。


⑦ハロー効果

人は見た目に左右されると言う認知バイアスです。
さわやかなイケメンは、性格もさわやかに思えてしまいます。
そもそも第一印象では、情報量が少なすぎます。
人間の脳は、情報量が少ないなら、その隙間を埋めようとします。
「さわやかなイケメン男性」に騙された経験でもなければ、自分が好むように脳を修正します。

ハロー効果が、逆に作用することもあります。これを“ギャクハロー効果”と言います。

外見に関わる犯罪や、外見を利用してモラルのない行為をすれば、人に与える印象が悪くなってしまうのです。

⑧外部誘因バイアス

自分の動機は不純ではなく、他人の動機は不純だと判断してしまう。
これは外部誘因バイアスです。

例をあげますと…
・自分が行動する動機は、スキルアップや人のため。
・他人が行動する動機は、金銭や名声のため。

このように他人の動機を評価するとき間違いが起こります。


⑨内部モチベーション

給料や評価は、外部によるモチベーションです。
一方で内部モチベーションは「単に好きだからやっている」という行動です。

私たちは、目標や未来の成功イメージを持った方が、仕事(作業)に取り組めると信じています。
しかし実際は、「単に好きだからやっている」という人が、長く続けられるのです。
また成功や出世も、しやすい傾向にあります。

明日は最終(後編)です。
ってこんなただ説明を淡々と書いてる記事最後までみんな見れてるのかな?
もっと面白い記事を書けるように努力します!!

後編はこちら



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