ザイオンス効果を使って好印象率アップさせる
本日はザイオンス効果を書いていきます。
記事の後半はマーケティングビジネス色が強めなので興味が無い人には難しい記事だと思います。
まずはザイオンス効果とはですが…
人間は接する回数が多い対象に対して、だんだんと好印象を持つという心理効果のことで、日本語では単純接触効果と呼ばれています。
ザイオンス効果とよばれるのは、次のような例があります。
・何度も同じ音楽を聞いていると、いつの間にか好きになっていた
・繰り返し同じTVCMが流れていると、商品やブランドのファンになっていた
・毎日利用するコンビニ店員に対して、好感を持つようになった
などなど、ザイオンス効果は私たちの日常生活の場面でも多くみられます。
恋愛などにもよく使われ、ビジネスシーンにおいても、この心理効果を応用する手法が一般化しており、営業活動や販促活動に取り入れることで、集客や売上アップが期待できます。
では、ECマーケティングにおいてザイオンス効果を応用するには、どのような方法が挙げられるのでしょうか。
具体的方法を3つ説明します。
1つ目はリターゲティング広告です。
リターゲティング広告とは、自社サイトを訪れたことがあるユーザーに対して、広告を表示させる手法をいいます。ECサイトで商品を検索したら、他サイトへ移動しても広告が表示されることがありますが、あれはリターゲティング広告の仕組みを採用したもの。
ザイオンス効果は接触回数が多い対象に好印象を抱くという心理効果でしたが、リターゲティング広告は繰り返しユーザーに対して自社の広告を表示することができるため、心理効果を狙うにはうってつけです。
2つ目は、プッシュ通知です。
スマホのアプリで活用されるプッシュ通知ですが、開封率が高くユーザーへの訴求率が高いことで知られています。
定期的にキャンペーン情報やセール情報を通知することで、ユーザーとの接触機会を増やすことができ、ザイオンス効果を生み出しやすい方法といえるでしょう。
最後はメルマガです。
メルマガも、ザイオンス効果に繋がりやすいマーケティング方法の1つといえます。
ECではメルマガは定番の施策の1つですが、とくにシーンごとに最適なメールを送信するステップメールはユーザーの印象に残りやすく、ザイオンス効果を生み出しやすいといえます。
顧客満足度を高めつつ、ザイオンス効果で好印象を与えれば、リピートユーザーへとスムーズに導くことができるでしょう。
ECマーケティングにおいて高い効果が期待できるザイオンス効果ですが、活用する際は1つだけ注意しておくポイントがあります。
それは、接触する回数を過度に持たないということ。ザイオンス効果を狙って、連日のようにメルマガやプッシュ通知を配信する事業者も多いですが、あまりに数が多いとかえってネガティブな印象を持たれてしまいます。
これでは、せっかくのアプローチが無駄になってしまうでしょう。
ザイオンス効果を狙うなら、ユーザーの負担にならない自然な接触回数を意識しましょう。
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