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自分を過大評価してない?危険なバイアス、ダニングクルーガー効果について

本日はダニングクルーガー効果について書いていきます。
以前のバイアス一覧にも書きましたがその中でも一番多いと言っていいバイアスなので少し詳しく書きます。

以前の記事はこちら


それではダニングクルーガー効果とはですが…

認知バイアスの一種で、能力の低い人が実際よりも自分を高く評価してしまう現象を指します。
端的にいうと「できないのに、できると思う」ことです。

能力の低い人は次のような特徴があると述べています。
・自身の能力が不足していることを認識できない

・自身の能力の不十分さの程度を認識できない

・他者の能力を正確に推定できない

これらのことから、能力の低い人ほど、自分を過大評価してしまい、実力を伴わない自信を持つのです。
一方、外部からの気づきがあれば、自身の能力不足を認知できるようになるとも言われてます。

この認知バイアスは、年功序列、めったなことでは降格がない、といった特徴がある日本企業において、ベテラン管理職によく見られる傾向です。

ダニングクルーガー効果の悪影響で有名なのが
“自信過剰を引き起こし、学ぶ姿勢が失われる”
です。
自分を振り返ったり、自ら学んだりすることがなくなり、周囲からのアドバイスにも耳をかさなくなリます。
その結果、成長する努力を怠ることになり、能力不足に一層拍車がかかることになるのです。


そんなダニングクルーガー効果にならないために2つの気をつける点を書きます。


①フィードバックを受けられる環境をつくる

常に学ぶ姿勢を持ち、周りからの否定的なフィードバックも受け入れるようにしましょう。耳の痛い指摘は聞きたくないものですが、自分を知り、自分を成長させるために向き合うことが必要です。


②自分の中に原因を求める習慣をつける

何かがうまくいかない場合、まず自分に原因はないかと考えてみることです。能力の低い人は、自分の能力不足やレベルを正しく認識できないため、外部要因に目を向ける(他責思考)傾向があります。
しかし、それでは成長は望めず能力不足は解消しません。

明日はダニングクルーガー効果にならない為に気をつける点、3つ目に当たる“メタ認知”について書きます。



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