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続 若手の行動変容を促す研修とは

若手向け研修の背景として、さらに活躍してほしいという企業の想いがあります。その一つのヒントとして、活躍する先輩の話を聴く機会を設定することもあります。少し先行く先輩たちに、どのようにしてキャリアを形成してきたのか、何を考えていたのか等ざっくら版に聞く機会を設定するのです。

講師としてかかわる場合、若手時代に考えていたことや、今につながる「一皮むけた経験」を訊くようにしています。

活躍しているように見える方が、新卒時は人知れず苦労していたという話や、ライフイベントとの両立で葛藤したこと、助けられた人の存在等のお話の中に、キャリア開発のヒントが隠れているものです。

キャリアとは、ずっと一直線で伸び続けるわけではなく、山と谷を上り下りしながら、少しずつ進んでいきますね。

他世代との交流は、誤解を解消して、お互いの理解が進むダイバーシティ&インクルージョンの時間にもなっていきます。

他世代が活躍していなければ、「自分たちもミドルやシニアになると活躍できなくなる」と将来を悲観して離職を考えてしまいます。

若手向け研修は、ミドルやシニア向け研修とも連動しているのです。

研修では複数の講師と多様な世代の研修を担当させていただくこともあります。講師の一人として、シナジー効果発揮に努めています。