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アンコンシャスバイアスと自分の中の多様性

他者との違いに気づくアセスメントやセミナー。気づいた後に、どのように生活に活かしていくか、悩むこともあるのではないでしょうか。

先日担当したアンコンシャス・バイアスワークショップでも、「実際に話してみると他者との価値観の違いがわかった」「どうしたら他の方にもこのような場に参加してもらえるだろう」等の多くの声が聞かれました。

そこで、個人でもできる他者との共生に向けての一歩をお伝えします。

①自分の中の多様性に気づく


誰もが無意識の偏見(男性はこうあるべき、若い人はこうあるべきなどの偏った考え)を持っています。けれども、だからといって自分は悪いのだ、劣っているのだ等と考えるのではなく、「無意識の偏見をもっていることも自分の一つの面である」と捉えてみるといいのではないでしょうか。

自分でも気づいていない面もあり、気づいてるけれど人には見られたくない面もあります。そこから一歩進んで「このような面もあるのだ」と捉えることで自分の中の多様性が広がり、グッと楽になっていくのです。

参考:NPO法人GEWELより 「ダイバーシティ&インクルージョン

②他者の多様性に気づく


同じように他者も様々な面を持っています。自分から見てかなり偏ったバイアスを持っている人であっても、別の面では魅力な面をもっていることもあるのではないでしょうか。良い人、悪い人と区切るのではなく、その方のどの面が気になっているのかに焦点を当ててみましょう。人との向き合い方も少し楽になるのではないでしょうか。

③想像力とスマートな発信力を発揮する


なぜ、その方がバイアスを持っているのか、育った環境や影響を受けたものを考えてみてください。「無意識」に持っている理由がわかってくるはずです。その上で、自分が違和感を持っている事柄について伝え、一緒の職場や地域で過ごすために、改善してほしいことを伝えるのです。小さなアクションの積み重ねで、日々の暮らしも変わっていきます。


ワークショップに参加していただいた皆様の、次の一歩を楽しみにしています。