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SDGsとの付き合い方、生活編

SDGsとは、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標のことを示す言葉で、17のゴールが制定されています。最近では、企業や地域がSDGsの活動を行う事例を見聞きすることも増えました。日本では、循環共生型社会の構築の観点から、ゴミの削減も指標となっています。ゴミが増えれば燃焼するためのエネルギーも必要となるし、自然に流出すれば環境破壊につながり、口に入れた動物を食する人間に戻ってくる、ということになるのです。大きな枠組みで捉えると、すべてが地球環境とその中で暮らす私たちの生活につながっていきます。

そうはいっても、普段の生活の中であまり意識することはないかもしれませんね。

私自身は、地方から首都圏に初めて来た時に、街中のゴミの多さに驚愕した経験があります。出身の福岡市は、夜間にゴミ収集を行う都市だったため、朝、繁華街がゴミであふれていることもないし、カラスの被害もなかったからです。夜間にゴミ収集が行われることで、防犯対策にもなっているそうです。朝日新聞の記事より「半世紀、夜中にゴミ収集する街 市民満足度98%のわけ」


きれいな環境で過ごしていると、その環境を汚したくないという意識が高まり、ゴミを出したくなくなるものです。ゴミを出さないための生活になってくるかもしれません。けれども、逆の環境に慣れてしまうと、意識が薄れてくるのかもしれません。やめなさいと啓蒙活動を行ったり、罰則を作るのではなく、根本的なやり方を変えてしまう、というのも施策の一つとしてありなのかもしれません。

夜間のゴミ取集、街を見回る役割もあり、もしかしたら、夜間働きたい人の場所にもなっているかもしれませんね。


インクルージョンフェス2021~丸井と法政大学のコラボイベントも開催予定です~


参考『文系のための環境科学入門』藤倉良・藤倉まなみ