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ひとつの世界にたくさんの入り口

村上春樹、有名ですよね。読書好きな方なら一作品は読んだ事あるのではないでしょうか。又、普段本を読まない方でも名前くらい聞いたことあるかと思います。

私、本は好きな方なんですが小説は近代文学ぐらいしか読んだこと無いんですよね。太宰治が好きです。村上春樹作品、読んだことなかったんですよ…。で、ちょうど新作だと言うので買ってみました。短編集だと読みやすいですし。

これです。今、書店にいくと一番目を引くコーナーにあったり、ポスターがでかでかと貼り出されているかと思います。6年ぶりの新作らしいです。それはもうお祭りのように騒ぎますよね。
本書は8つの物語からなる短編集です。一番最後の物語「一人称単数」が書き下ろしの作品となっております。短編集、好きなんですよね…太宰治も晩年が一番好きだったりします。


まず村上作品、初めて読んで感動しました。巧みな比喩表現とテンポの良い文章でページを捲る手が止まらない。もうとにかく村上春樹のワードセンスがツボでたまりません。もっと早く読めばよかった……。

私が特に好きだった物語は「ウィズ・ザ・ビートルズ」と「品川猿の告白」。というか村上作品って結論を描かないことが多いんですかね?真相は読者にパスして終わらせてしまう感じ、たまりません…。この2つもそのパターンです。

ほとんどの話が不気味な終わり方をするので好き嫌い分かれるのではないのでしょうか。私は好きです。

村上作品もっと読みたいので皆さんが好きな村上作品ありましたら、教えてください。


それではまた明日

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