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頭によぎるキーワードがくれるヒント

頭に何度もよぎる言葉ってないだろうか。
私はその時々によって違うのだが、最近は「覚悟」という言葉が何度も頭をよぎる。
その前は「中庸」「感性」だった。

「中庸」「感性」は、イタリアで特に強く感じた。


キーワード1 「中庸」

まず中庸に関してだが、自分を縛る「○○しなければならない」、「○○してはいけない」という2つの極端な思想など本当はなく、中間でいいのだと気付いた。例えば、「いつもポジティブでいなければならない」という思想。この「must」思考は、逃げ道や選択肢をなくしてしまう。何も悪い事をしていないのに少しでもポジティブでない事があると、極端に自分を責める事になりかねない。ポジティブの方が楽しいけれど、毎日いつ何時も前向きでいなければならない、なんて事はないと思う。このように、極端に捉えるとストレスを軽減させるはずの「ポジティブ思考」が、ストレスの原因になる事もある気がする。

「中庸」が気になってから少し経って、自分にとって心地いい「中庸」ポイントも見えてきた。私にとって心地いいポイントは、刺激と安心感の中間地点にある。毎日知らない景色を見る、冒険を繰り返す、ハートを試すようなことばかりして「刺激」を求めすぎると不安を軽視していつか疲れてしまう。だけど、コンフォートゾーンにとどまったままの「安心感」を感じるだけでは成長しないし面白くない。私は欲張りなので、「刺激」と「安心感」どちらも感じていたい。ということで、その「中庸」を目指そうと思った。

キーワード2 「感性」

また、イタリアでは、美術館を巡ったり、イタリア人が自然にどっぷり浸っている様子を目にしたり、ありのまま残された古い町並みや建造物を散策したり、世界最大の家具展示会を見たりして、脳みそがスパークするような感覚を何度も経験した。イタリア人は感性豊かだなと思い、それから「感性」についてなんとなく考えるようになった。よく分からないけど、とにかくあの時感じたのは、私が心から求めている感覚であることは確かだった。海を見ている時と似た感覚で、心と体が奥底の方から喜んでいるのが分かる。頭が開けてクリアになる気がする。直感も冴えている気がする。イタリアでの旅を終えて、日記を書いている時に、私が人生で一番求めている感覚はこれなのだと悟った。そしてそれは、誰かの自由で素晴らしい「感性」に触れている時で、きっとその影響を受けて私の「感性」も他を恐れず爆発している時に感じるものなのだと分かった。

キーワード3 「覚悟」

さて、最近の「覚悟」だが、不思議と何度も耳にし、目にするようになった。別にインターネットで調べていないのに、SNSでよく目にしたり、本のキーワードとして出てきたり、人が何度も口にしたりする。私が気になっている証拠でもあるのだろうが、この言葉が何かのヒントであるように感じられるのだ。

なんとなく輪郭は見えてきた。私には殻を破る「覚悟」が足りないのだ。そもそもこの言葉が気になっていたのは、自分ではなくほかの人を見て思ったのがきっかけだったのだが、むしろ今の自分にとって一番重要なキーワードにも思えてきた。知識も、行動力も、出会いも、今私が「足りない」と思っているものの原因はこの「覚悟」が足りないからだという気がしている。

伏線回収

このように、頭に浮かぶキーワードは、逃さずメモして考えるといいかもしれない。近い将来の自分にとって何か重要な意味を持っていることが多い気がする。
案が浮かんだときは、忘れずに言語化して、あとから振り返るとそういうことだったのかと伏線回収できるのが人生だと思うので、この記事を残すことにした。
外山滋比古先生の著書「思考の整理学」でいわれているように「セレンディピティ」が起こるのだろう。

皆さんは私のような経験はないだろうか。
あったらぜひ共有してほしいなと思う。

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