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イタリア人から学ぶ人生の楽しみ方

イタリアに1か月滞在したことがあります。

私がイタリアへ行って感じたことは、イタリア人は楽しむのが上手な人が多いという事です。というより、日本人が「楽しむ」という事に対して、なぜか罪悪感を感じてしまう人が多いような気がすることに気づきました。

イタリアでできたスイス人の友達とある村までハイキングしに行った春のはじまりの日の事。私たちは小さなビーチにたどり着きました。ビーチにいたのは老若男女問わずたくさんのイタリア人。

ビーチバレーをしたり、海辺のレストランで食事をしていたり、たくさんの人がそれぞれの方法で休日を楽しんでいました。

中でも目が吸い寄せられたのは、シートを引いて裸足になって寝ている人たち。水着を着ているわけではなく、まだ少し寒かったので日焼けしに来てるわけでもなさそうですが、たくさんの人たちが私服でそれぞれお休み中。本を持ったまま裸足でうたたねしている若い男性もいました。なんて素敵な楽しみ方なんだろうと思いました。

実は私も、日本でも海や川で本を読んだりするのですが、そんな事をしているのは宮崎の広いビーチを見渡しても私くらいです(笑)本音を言うなら私も上に書いたような男性のように、私服で寝そべって裸足になって自然を全身で感じてみたいのです。好きな本を読んで、気づいたら暖かい日差しの下で寝落ちしていて、目が覚めたらレモネードでも飲んでまた読書を再開する。誰も何も思わないし、それが普通。そんなイタリアがとても羨ましく思いました。

まず、日本では若い女性が一人で海や川に行くと言うと、「何か悩みでもあるの?」「大丈夫?」なんて心配されることがしばしば。なぜなんでしょう。海や川って一人で行くと言うと、日本人にとってそういう場所に変わってしまうのでしょうか。落ち込んでいる時ももちろんあるでしょうが、私の場合は単純に水の音や自然に癒されるし、パワーをもらえる気がするから行くのです。裸足になったらもっと気持ちいいし、地球と一体になっている感覚が疲れを癒してくれるような気がします。自分の体が芯から喜んでいるような感覚があります。

イタリア人はそれを知っていて、素直に心の声に従うことができる人が多い気がします。

人それぞれ楽しみ方は様々ですが、私は人間は元々大地と同じ分子でできているので、自然を嫌いな人はいないと思っています。だから、美しい景色を見たりすると感動するのだと思います。だから日本でもそれは通じて良いはずだと思うのですが、私は滅多にそういった方を見かけません。見かけたと思ったら、外国の方だったり…。

日本社会はストレス社会と言われますが、日本人はもっとのびのびしていいと思います。マジメで集団意識が強く、周りの目を気にする人が多いので、勝手に〇〇したら変とか、〇〇しないほうが良いよね…と思っているのかもしれません。
もっと自分を解放させていいのに…と思います。

イタリアへ行って、素直に心の声に従い思い切り羽根を伸ばす彼らを見て、密かに私の周りから、そういう楽しみ方ができる風潮を作っていきたいというワクワクする野望があります。



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