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社会人3年目のスタート

2020年、4月。この春で、社会人3年目がはじまりました。

あっという間に社会人3年目になってしまったなあ。自粛要請になってからというもの、noteを見たりこれからの在り方を考えたりと沢山振り返りをしてみました。社会人2年目での学びをここでまとめておきたいと思います。


自分の弱さに立ち向かった1年間

社会人2年目はというと、とにかく自分の弱さからくるトラブルにぶつかり続けた1年間でした。見捨てずに何度も何度もアドバイスくださったり怒ってくださった先輩方には本当に感謝の言葉しかありません。少しでも役に立っていきたい。

私の仕事は、サービス提供事業です。

1年目は、いち従業員としてサービスを直接お客様に提供した後にその日単位のリーダーと新規従業員にトレーニングを実施する立場。

2年目は、その場所で働く人の管理を含めた「ヒト・モノ・カネ」の管理者になることでした。

いちプレーヤーから人をまとめる立場になっていく1年間となりました。春から秋にかけては必死に管理者を任されるために勉強し、秋に管理者として1人立ちをしました。管理者になるまでのトレーニングでも多くのことを先輩に教えていただいたにも関わらず、私は管理者の1人立ちをしてから多くの失敗をしました。

自分で責任を持つということ

自分の判断からミスを引き起こしてしまったことから学んだことです。サービス提供中の出来事。今まで遭遇したことのなかった機械トラブルにあい、従業員にどうしますか?と問われました。正直、どう判断したら良いのか分からず、自分の上長に状況報告をしたところ、すぐにとめろ!!!!と怒鳴られた。ああ、私は大変なことをしてしまったんだとやっと自覚しました。

そう、機械を動かし続けながら対処することは危険ですぐに止めなければいけない緊急事態だった。その判断が自分には出来なかった。

現場が落ち着いたあと、上長からどうしてその判断をしたんだ?と問われました。今、落ち着いて考えればその判断をしなければいけなかったことは分かる。しかし、その場ではどうしたらいい?わからないで頭がいっぱいになってしまって、1番のリスクが何か?そのためには何をしなければいいのか?といったことが考えられていなかったのです。

緊急事態を緊急事態と認識できない人間を、管理者にしておいていいのか?と周囲から不安そうな声や目を感じる。もう誰にも会いたくない。私なんかが人をまとめたり、臨機応変に判断するなんてできなかったんだと絶望した。私は、そんな責任をとれないと逃げたくなった。毎日毎日、会社をやめたいと思いながら、出社した。周囲の人に本当に申し訳なくて申し訳なくて。

そんな私を見かねて、上長に呼ばれた。

「大丈夫か。」

「みなさんに申し訳なくて申し訳なくて、正直もうここにいたくないです。」

「管理者の1人立ちをやめてもう1度トレーニングし直すことは簡単にできる。だが、失敗から学べばいい。失敗からしか経験できないことがある。前を向け。」

号泣していたのでうろ覚えになってますが、こんな風に声をかけてくださったと思います。

私のミスです。ごめんなさい。と、リーダーの従業員みなさんに謝罪した。こんな私が管理者なんて、と思いながら。

「一緒にがんばりましょう。」

とこんな私に声をかけてくれた。ああ、失敗したから終わりだなんてすごく無責任な考えだった。この数日、失敗したことに頭がいっぱいだったけれど、周囲の方々は私を心配してどうやったら成長させられるのか一緒にがんばろうと考えてくださっていたのにそれを放棄して今まで1年半して頂いた育成を無駄にしようとしていた。育成してくださったものをちゃんと形にしていくことが、私の責任だ。今の場所に必要なことを局面ごとに捉えて、理由をもったうえで判断をする覚悟をもつことが、私の責任だ。そのために、毎日丁寧に仕事をすること。日々鍛錬して知識をつけることが必要だ。

リスクを先回りして考える力

自分が管理者を務める日に起こったミスから学んだことです。毎日行う手順の報告が従業員からあった。いつも通り、了解です。と回答する。そのあと、現場を見にいくと、いつもの手順から逸脱した危険な手順が行われていた。

どうしたの?と聞くと実は久しぶりの作業で焦ってしまってできていなかったと。

この時、私は、毎日行う手順だから任せて大丈夫だろうと慢心していたことに気付いた。その人が久しぶりの作業ではないか?気にすることが出来ていれば。手順の報告を受けたときに、正確な手順か確認をしていれば。

私は、管理していく立場として起こったトラブルに対処するだけではなく、起こりうるリスクを先回りして考えてそのリスクが起こることを防ぐために周囲の人の状態を把握して、声かけや対策をすることの重要性が身に染みてわかった。

失敗を経て

この時の大きな失敗たちは何度思い出しても、本当に辛い。私はなんて出来ない人間なのだろうと毎日毎日泣いていた。毎日、頭なのかお腹なのか分からないけど痛くてしかたなくて痛み止めを飲みながら出社していた。どんどん笑顔がぎこちなくなった。失敗はできるだけしたくない、だけど、この失敗たちのおかげで、しっかり学んだことがある。それに、ああもうできるなんて思ってもらえないなと完璧主義を手放すことができた。

完璧主義を手放した

私は、だいぶこじらせ人間でして、自分に自信はないくせにどうやらプライドは高いらしい。

できないやつと思われたくない。先輩から教えて頂いことは必死にメモをしたし、仕事が出来るようになるために分からないことはたくさん質問もした。だけど、自分の提案や自分の行動に指摘されると、自分なりに考えているのにと拗ねた顔が覗く。(自分の視点は全然足りていないくせに)自分ひとりで完璧な状態になるまで考えて考えて作ってから、突然こうしたいです!と提案したり、自分ひとりで行動のケースを作って、自分の行動はこうです!と指摘をされても言い訳をする。(当時は、言い訳だとも思っていなかった)

先輩も、困り顔。

管理者になるんだからできないと思われちゃだめだ、完璧な人間でいなくちゃ、と自分で自分を縛ってどうにもいかなくなっていた。

神様なんているか分からないけれど、そんな私を見かねたかのように沢山のトラブルが起こった。全然対処しきれなかった私は、もう、できないやつと思われたくないなんて言ってられなかった。

先輩に相談した。

「たくさん失敗をしてしまって今の場所にも会社にも貢献も出来ていないし、価値があると思う提案も自信がなくて出来ないです。」

「2年目でできないなんて当然だし、提案だって1人で考えてるからできないんだよ。自分が考えていることを1人1人丁寧に話して改善しての繰り返しだよ。」

先輩にそう言われてから、施策を提案する際もとにかく提案の場の前に、1人1人に話をしてフィードバックをもらった。


評価されることを目的とするのをやめた

1人1人と直接話すとその人がどんな考えで自分に足りない視点は何だったかよく分かった。

頂いたフィードバックで施策を修正していくとどんどん良いものになっていく。

最初から良いといわれるものを持っていきたい、良い反応を得たいと考えてしまうから、その反応が無かったときに、私はヘソを曲げてしまっていたのだ。(なんて恥ずかしい話)

なんてもったいないことをしていたんだろう。1人1人と直接お話ししてもっと良いものをつくれることが嬉しいしありがたかった。お客様のために、従業員のために、良い施策ができることが嬉しい。自分のために評価されたいと考えている場合じゃない。


1人で仕事は出来ない

色んな人に事前に相談して、良い施策を考えることがどんどん楽しくなってきた。そんな時に、自分がまとめてチームで施策を考えていくことになった。

どんな目的でどんなことをやっていきたいとチームのメンバーに話す。こんなことをやりましょう、と沢山の提案をしてくださる。仕事を任せると、どんどん出来ることを実行してくださる。

ほぼ1人で実行していた時よりも、どんどんと施策が進む。よくなっていく。


周囲と手を取り合いながら前進する

リーダーの従業員同士でトラブルが起こったことがあった。リーダーの従業員それぞれ今の職場を、サービスをよくしようとしているのに連携が取れていないことで対立が起こってしまっていることに、ある人はとても心を痛めていた。そして、そのことをまだまだ未熟な私に話してくださった。いてもたってもいられなかった。もっとよくしたいという気持ちはみなさん一緒なのに…!

管理者として、ここで働くものとして、仕組みや環境を整えることで働く従業員みなさんが手を取り合ってお客様に良いサービスを提供するための前進ができる場所にしたい。

そんな想いからリーダー従業員向けのワークショップを開催した。リーダーの想いを1つにして、課題を解決していくそんな時間になった。

解決策が実行されていくかは、これからだ。


3年目のスタート

こう振り返ってみると、なんとひどい2年目だったのだろうか。自分の弱さに直面し、本当に周りの方々に助けて頂いた1年でした。

ということで、3年目は、自分自身の成長だけではなく、周囲をよく見て手を取り合いながらしっかり成果をだしていきます!

・PDCAをちゃんと回していく。施策をやりっぱなしにしない。                         ・事前に相談をしてFBもらいまくって、どんどん良い施策を実行する。     ・良い反応を得たいって気持ちを手放す。ただ粛々とやるのみ。                        ・自分が失敗しまくった経験を活かして、人の成長に寄与する。                        ・振り返りの習慣をつけて、同じミスをしない。より良い行動をとる。

こんなことを意識して動いていきたいな。


そして、だいぶ今の仕事で悩みのめりこんだ1年ではあったので、

将来のことも同時に考えてキャリアや人生の設計、そのための取り組みもしていく3年目にしていきたいです。

キャリアや人生の設計についても考えている最中なので、このお話もまたまとめたいと思います。

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