mmzm

元野良3匹を含む猫4匹と、お腹の中で小さな人を育てています。

mmzm

元野良3匹を含む猫4匹と、お腹の中で小さな人を育てています。

最近の記事

ある日突然B型になりました

生まれた時からO型で、血液型占いはもちろんずっとO型の欄だけを見てきた。 だから、ある日突然「いや、B型ですよ」と言われるとは、露ほどにも思っていなかったのだった。 OよりのB小さい頃から健康優良児で、これまで医者にかかったのは、高いところから跳ぶ遊びで骨折した時と泥酔して転んで骨折した時くらいだ。どちらも足の指の骨折だったので、手術も入院もしなかった。 もちろん輸血もなし。というわけで、血液型を調べたのは生まれたての時の1回きりだった。 三十路を超えて、とあるクリニ

    • 野良猫を育てる・6

      小さい頃から無類の猫好きだったが、どういう訳か、サビ猫だけは可愛いと思ったことが無かった。 サビ猫とは、『黒と赤のモザイク模様の被毛を持つ猫の総称』らしく、漢字で書くと【錆び猫】である。海外ではべっ甲を指すトータスシェル、あるいは略してトーティと呼ばれている。片や宝飾品、片や腐食では、サビ猫側からしても腑に落ちないだろう。 そんなサビ猫、しかも立派に成猫になっていて、写真のようにふてぶてしい顔の猫がわが家の一員になるとは、全くの想定外であった。 3匹のバランス家の周りで

      • 野良猫を育てる・5

        お嬢は野良時代に公園で背中を切られた、痛ましい虐待ならぬ殺猫未遂の被害者だ。わが家にやって来た時には背中の傷はすっかり治癒していたが、心についた傷はなかなか消えなかった。 次男坊との違いお嬢がやって来る前、わが家では初の野良出身者である次男坊を引き取った。次男坊は人懐こく剽軽な奴で、お客さんには人見知りをするが家族にはベタベタの甘えん坊である。あまり外で怖い思いをしなかったのだろうか、人間も他の猫も大好きだ。 あまり手のかからない次男坊に慣れていたこともあり、お嬢を引き取

        • 野良猫を育てる・4

          前回、わが家では初だった野良出身の次男坊の話を書いたが、改めて読むと「野良感」が無い。実際のところ、野良出身特有のワイルドさや人間への恐怖心はあまり感じず、次男坊に関しては野良猫を育てたという感覚は薄かったように思う。 そんな風だったので、次男坊の次にやって来た女子猫を育てた時にやっと「野良猫を育てる」ことを知ったのかもしれない。 野良で生きるとは次男坊を引き取ってから、以前にも増して野良猫・保護猫についての関心が湧くようになった。 猫は生後半年頃から妊娠ができるまで成

        ある日突然B型になりました

          野良猫を育てる・3

          ペットショップ出身者の長男坊との馴れ初めが一段落ついたところで、やっとタイトル通りに野良猫登場である。長男坊以外の3匹の野良猫は三者三様のルートで我が家にやって来たのだが、まずはヅラのような前髪模様が愛おしいお調子者の次男坊の話から始めたい。 「兄弟がいた方が寂しくない」は猫の世界にもあるのか?長男坊が1歳を迎え、発情期が訪れてまたしても私の腕をターゲットにし(今度は発情の相手役であった・・・)、遅めの去勢手術を済ませた頃には、わが家に来てから1年が経とうとしていた。 そ

          野良猫を育てる・3

          野良猫を育てる・2

          前回、ペットショップ出身者である長男坊との馴れ初めを書いた。今回はその長男坊が0歳児だった頃、あまりの腕白ぶりに育児ノイローゼならぬ育猫ノイローゼになりかけた話を書くので、またしても野良猫は出てこない。 猫を育てるとは?長男坊を家に連れ帰り、ふと気がついた。幼少期に数年傍で暮らしただけで、猫の世話をしたことが無い。小学生の頃は飼育委員だったし大人になってからは看護師をしていたので何とかなるとも思えたが、子猫を見ていると、こんなに小さくてかよわい生き物をきちんと大きくしてやれ

          野良猫を育てる・2

          野良猫を育てる・1

          わが家には元野良猫が3匹と、ペットショップから買ってきた猫が1匹いる。 猫たちとの生活を書くことで、猫と暮らしてみたいと思う人々の参考になれば幸いである。 早速タイトルから外れるが、時系列の順で話すとペットショップ出身者が最初にわが家にやってきたため彼の話から始めたい。 猫がどうしても飼いたかった物心がついた頃、傍にいたのは大柄の茶トラ猫であった。茶トラであるから、彼は雄猫だった。よく傍にはいたし家にも上がり込んで飯も食べていたがほとんど野良猫で、他の雄猫と喧嘩して耳が

          野良猫を育てる・1