満身創痍だった3月
今日で3月も終わり。新年度が始まる4月は、新しい生活をスタートする人も多いのではないでしょうか？
私はといえば、相変わらず飲食店とライターの二足のわらじで生きているのですが、コロナ・デング熱などの流行病にも罹らず過ごしていたのが自慢だったのに、この3月、3年以上ぶりに病院のお世話になってしまいました。
膝に水が溜まった。
3月に入ったばかりの頃に、右膝が突然、重いようなだるいような感じになり、みるみるうちに腫れ、屈めなくなり、痛くなった。
湿布を貼っても何をしても良くならないので、病院へ。
初診ではレントゲンは問題なく、エコーでは「水だね、立ち過ぎではないのか」と言われ、一旦投薬で様子をみて、ダメだったら水を抜くよ、とのことだった。
ベトナムでは病院で撮ったレントゲン写真などを患者にくれるのだが、みんなこれ、持って帰ってどうしているのだろう・・普通に捨てていいものかもわからず、数年前に偏頭痛の時に撮ったCT写真もいまだに家のクローゼットにある…
投薬している1週間は膝は落ち着きを取り戻したかのようだったが、薬をやめたらまた一気に腫れた。しかも前回より酷く、普通に歩くのも痛いのだ。
また病院に行くと「水を抜きましょう」とすぐなった。
処置室に行くとエヴァの見知らぬ天井みたいな部屋で、医療用トレーにどでかい注射針が置いてあって震えた。
ベトナム人の、自分よりも若いであろう看護師さんに「怖いんだけど…」と伝え、震えていると、手を握ってくれた。
先生が針を刺してる間もずっと、「私を見てて！大丈夫大丈夫、もう少し！」と励ましてくれ、かなりありがたい存在だった。白衣の天使とはこのこと。
膝の水を抜いている諸先輩方に「膝の水を抜くと癖になる」と聞いていたが、こんなに近くで若い女の子が応援してくれるなら、膝の水を抜くのもある意味クセになりそうだな、なんて不謹慎なことを考えてたら、先生が「思ったより水が多い！トレー持ってきて！」みたいなことを騒いで、また恐怖を感じるハメに。
全て終わると先生が「60mlも抜いたよ〜多い！ハハハ」とか言ってて、あんたは他人事だからいいわよね、と思ってしまった。
でも水を抜いていざ立ってみると、だいぶ楽に！
今も日中はバンデージを巻いていて、少しまた水が溜まり始めた気もしなくもないが、Google先生によると膝の痛みには大腿筋を鍛えろと、のことだったので、近々近所のプールに通おうか検討している。
膝が何とかマシになり、来る3/26は友人の結婚式がダナンから195kmほど離れた省で行われる予定だった。省を一つ跨ぐ遠方なので、3/25・土曜日から前乗りして参加をしようとしていた。
しかし結婚式の3日前から、「これは風邪の予感」という自覚症状があり、酒を控え葛根湯を飲んだり、栄養のあるものを食べたりしていたが、発熱＆中耳炎になってしまった。3/25、土曜日に。
前乗りはおろか、結婚式にも参加できず、久しぶりの土日休みは家でずっと眠って終わった。
「3月はツイてなかったな」なんて思いつつ、風邪も良くなったのでベトナム人スタッフとご飯へ行った。そのローカル料理店から帰ろうとすると、私のヘルメットがなかった。盗まれたのだ。
ベトナムではヘルメットの盗難はよくあり、日本のビニール傘みたいな感覚なのだが、私は何度も盗まれ、盗まれない方法を見出していた。
自分の名前をカタカナでデカデカと書く、という方法を。
英語で小さく書いたり、メットの内側に書くので抑止力にならないので、表にデカデカと書いていた。更にカタカナだと何語・何人がわからない威圧感があっていいと思った。
それで何年か盗まれずにいたので、友人にもこの方法を勧めていたのだが、また、やられてしまった。ずっと前に書いた名前だったのでポスカのインクが薄くなっていたのかもしれない。
悔しかった。
新しく購入したヘルメットには前回よりも濃く・大きく、“テラウチ”と書いた。
ダナンの街で明らかにベトナム人が“テラウチ”と書かれているヘルメットを被っていたら、教えてください。それ、絶対私のだから。
そんなこんなで3月は満身創痍でした…ヘルメットに関しては外的要因だけど、膝や風邪は普段の生活などが要因だと思うのでこれから気をつけていきたい。機械だってメンテナンスしないと壊れるのだから、30数年使っている身体もきっと同じだろう。とりあえず、大腿筋を鍛えたい。
4月は調子がいいといいなぁ。
あと成田-ダナンの直行便が遂に再開したので、たくさんの日本の方がダナンに来てくれたらいいなぁ、と思っています。乾季に入り、良き季節ですよ。
最近書いた記事も貼っておくので、よかったら読んでくださいね。
■ジモトぶらぶらマガジンサンポー
群馬で乗馬をしたお話を書きました。
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インタビューやコラム、書いています。
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