森たまみ

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森たまみ

小説/詩/短歌/俳句を書きます。 インスタグラムhttps://www.instagram.com/mmorita.mami/  所属集団【アオドリ】は→https://note.com/aodori_note

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    物語にはできない、「要素」的な作品です。

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私の輪郭2023

こんにちは森たまみです。 今回はなんとなくキリがいいなと思い、森たまみについて話していこうかと思います。 ちなみにタイトルは、六花亭のやっている自画像公募展「はたちの輪郭」を文字りました。 森たまみの誕生 私の本名は「森田政美」です。 「森たまみ」というのは創作活動をやる上で、別名にしています。 音に出してみると、「さ」が抜けただけでほとんど変わりません。 でも、一つだけ、姓と名の区切りが変わりました。 森田→森になり、政美→たまみ になりました。 だからなんだという

    • その岸の向こう側へ

      静かに街は眠っていく 眠れず君と語り合った日々 春風が吹くように頷いて 時が止まる 帰れない 閉まらない喫茶店  あの時 君にキスした 僕たちは間違ってしまったね さようなら さようなら 君の顔が描けない 信じているよ 浅いセリフ 虹が出ているよ 遠くの便り 泣かない赤ん坊 何がほしいの 地球はまわりすぎて 過ぎてしまった これは希望だ これは愛だ きれいな言葉を並べるけれど 君との未来が描けない 閉まらない喫茶店  あの時 君にキスした 僕たちは間違ってしまったね

      • 「自由な翼」

        先日、友人と近くの水族館へ行った。 雲一つない、非常に清々しい空だった。 そこで見る景色は、幼い頃の断片的な記憶が思い起こされた。 水族館で焼きツブが食べられるだとか、迫力のあるトドの顔だとか。 けれどあの時は、自分がどこにいるかもわからず、ただ目の前に起こる出来事としてしか捉えられていなかった。 この水族館の名物は動物たちが訓練をして観客たちを沸かせるショーだった。 しかし、その中に一風変わったショーがある。 それがペンギンショーだ。 しかし、それが訓練を経てなのか、訓

        • 完璧な信号無視

          「私のお母さんはね、すごく適当人間で。 私の小さい時なんかは、後ろに私を乗せてるっていうのに、平気で無視しちゃって」 まみちゃんは肩でパッツリと切り揃えられた髪を揺らしながら話した。将来は弁護士とか裁判官とかそういう職業になりたいらしい。 「それはちょっと怖いかもね」 「だからね、私はそういう時、思いっきり声をあげて泣いたの。信号無視は嫌だ。って。だからお母さんとは全く話が合わないの。いつもテレビを見てるはずなのに、政治とか勉強の話には興味ないし、勉強がんばってねって言

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        私の輪郭2023

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          六花亭児童詩誌「サイロ」 4月号お気に入り

          5月になりましたね。 ついに桜前線が北海道にまで上陸し、今では散り始めています。 見出しは、所属しているコミュニティの代表の女の子とフラッと撮影したときの写真です。 今回は4月772号、児童詩誌「サイロ」のお気に入り作品紹介していこうと思います。 サイロは北海道の老舗菓子屋・六花亭から生まれた児童詩誌です。 今月は大きな鯉のぼりがはためいているイラストが描かれていますね。 本誌はこちらから。(最新12ヶ月分が掲載されています。) お気に入り作品 けしゴム おとなに

          六花亭児童詩誌「サイロ」 4月号お気に入り

          六花亭児童詩誌「サイロ」 2,3月号お気に入り

          どうも、森たまみです。 つい最近まで色々とバタバタしておりましたので、先月、今月分とまとめての投稿にしました。 今回は2月770号、3月771号児童詩誌「サイロ」のお気に入り作品紹介していこうと思います。 サイロは北海道の老舗菓子屋・六花亭から生まれた児童詩誌です。 本誌はこちらから。(最新12ヶ月分が掲載されています。) お気に入り作品 2月 色々な友だち ばあば大好き うれしいかなしいのさ むかしからこのふとん 将来の自分へ 3月 おそろいだね

          六花亭児童詩誌「サイロ」 2,3月号お気に入り

          戦うこと

          すみません。感情的なもので語調がいつもと変わります。 変わり方もおかしいのですが、あまり気にしないでくださいね。 私の心というのは本来こんな感じなんです。 そういうのも含めて楽しんでいただければと思います。 書く人というのは、非常に自信のある人と、非常に心細く弱い人がいます。 私は無論後者ですね。たまに前者になる時はあるのですが、 今は何かと後者であります。 ふと、思うんです。 なんのために心を費やし戦うのか。 私の戦いって、自分のためではないはずなんです。 その

          六花亭児童詩誌「サイロ」 1月号お気に入り

          どうも、森たまみです。 今年はお正月から大変な事件がありました。 たくさんの方が辛い思いをしたことと思います。 改めて、平和な毎日のありがたみを実感すると共に、亡くなられた人の死が報われるよう、私たちは絶えず、より良い世界について考えていくことが使命だと、私は思います。 今回は1月769号の児童詩誌サイロ、お気に入り作品紹介していこうと思います。 サイロは六花亭の創始者・小田豊太郎の考えから生まれた特定非営利活動法人「小田豊四郎記念基金」が発行する児童詩誌です。 本誌は

          六花亭児童詩誌「サイロ」 1月号お気に入り

          六花亭児童詩誌「サイロ」 12月号お気に入り

           どうも、森たまみです。 年末の雰囲気というのはクリスマスも重なっていることもあって、1年の中で特別な雰囲気がして好きです。 忙しいのだけれど、たまに流れるゆっくりとした時間が、年末を感じさせます。 今回は12月768号の児童詩誌サイロ、お気に入り作品紹介していこうと思います。 今回の見出し写真は先日頂いた六花亭のクリームブリュレと、十勝川西長いもシフォンです。 どちらもとても美味しかったです。 canvaを使ってクリスマスっぽいデザインにしてみました。 本誌はこちらか

          六花亭児童詩誌「サイロ」 12月号お気に入り

          たまみのまどろみ12/11

          自分は、片付けるのがどうも苦手らしい。 最近、事務所に大きな机がやってきました。 縦横それぞれ140cmの正方形の机。 それを、もう一人の仕事仲間と半分こして使っています。 しかし、机がやってきて早2週間。もうモノがいっぱい…。 もちろん帰宅する前に整理してから事務所を出るのですが、作業中の間はひたすらに汚い…。 その原因は二つあり、一つ目は無意識で何かを取り出して、そのまま机の上に置いてしまうこと。 これ、よくあるんですよね。机の上に使わない大量の本が無造作に置かれて

          たまみのまどろみ12/11

          六花亭児童詩誌「サイロ」 11月号お気に入り

           どうも、森たまみです。 札幌では先日一気に雪が降り、冬支度を迫られました 今回は11月767号の児童詩誌サイロ、お気に入り作品紹介していこうと思います。 今回の見出し写真は六花亭が運営する施設、六花の森に咲くオオバナノエンレイソウという花です。漢字で「延齢草」と書き、中国では古くから薬草として使われていました。 本誌はこちらから。(最新12ヶ月分が掲載されています。) お気に入り作品 だっこ かんだまくら 勉強している自分 嬉しいキュキュキュ 月 子ども

          六花亭児童詩誌「サイロ」 11月号お気に入り

          交換

          私は、半年ほど前に恋人と別れました。 突然何を言っているんだという話ですが笑 理由は色々あるんですが、一つの大きな要因が遠距離恋愛だったと思います。 でも、それと入れ替わるように様々な人と交流、議論、挑戦する忙しない日々が始まりました。 だから、私にはそれこそ落ち込む暇がないまま、時は過ぎて、今やっと落ち着きを取り戻してきた、という状況です。 そして落ち着いた目で見てみると、 これは運命なのかな、そんな風に感じました。 おそらく恋人とはいずれか終わるようになっていたんだ

          さっぽろレインボープライド#雨上がりの札幌は美しい

          先日9/16,17に札幌で「さっぽろレインボープライド」というイベントがありました。 全国各地でレインボープライドが開催されていますが、これはニューヨークの「ストーンウォール・イン」というゲイバーを定期的に取り締まる警察に対して、ゲイたちが抵抗・反発し、怪我人や逮捕者を出した「ストーンウォール事件」が起源とされています。 そして今回のさっぽろレインボープライドのテーマは 「雨上がりの札幌は美しい」 公式HPにはこんなことが書かれていました。 ここでは雨が当事者の涙、そ

          さっぽろレインボープライド#雨上がりの札幌は美しい

          六花亭児童詩誌「サイロ」10月号お気に入り

           どうも、森たまみです。 北海道では厚手のコートやダウンが必要な時期になりましたね。 今回は10月766号の児童詩誌サイロ、お気に入り作品紹介していこうと思います。 今回の見出しはノリウツギという花で、この樹液を糊として利用していたことからこの名前がついたそうです。 本誌はこちらから。(最新12ヶ月分が掲載されています。) お気に入り作品 雨がふると おつきさま また今回は、小学生以下の年齢の子がふと口にしたものを書き留めた、「口頭詩」のお気に入りも紹介していこ

          六花亭児童詩誌「サイロ」10月号お気に入り

          六花亭児童詩誌「サイロ」9月号お気に入り

           どうも、森たまみです。 だんだんと寒さを感じるようになり、寝る時にプラスでタオルケットを掛けるようになりました。 今回は9月765号の児童詩誌サイロ、お気に入り作品紹介していこうと思います。 見出し画像は以前六花の森へ行った時に撮影したものです。 本誌はこちらから。(最新12ヶ月分が掲載されています。) お気に入り作品 はなび いもむしとあり おそろしいたまご おにごっこ なんで?  詩誌にも記載されているように、サイロでは希望すればスタッフが「出前授業

          六花亭児童詩誌「サイロ」9月号お気に入り

          六花亭児童詩誌「サイロ」8月号お気に入り

           どうも、森たまみです。 最近は暑いですね。北海道さえ暑すぎて、避暑地にはなりそうもありませんね。 今回は8月の児童詩誌サイロ、お気に入り作品紹介していこうと思います。 見出し画像は六花亭の包装紙にも描かれているオオマツヨイグサ(大待宵草)という花、 「宵の時間を待つ草」からその名がついたそうです。 本誌はこちらから。(最新12ヶ月分が掲載されています。) お気に入り作品 どしゃぶり となり 働き者の扇風機 サイロなかま  今回読んでいて、気付いたのは、詩は

          六花亭児童詩誌「サイロ」8月号お気に入り