大塚雅美
生存報告として執筆日記から始めます
この世界では、20歳までが寿命だと決められている。 僕は、そうした人たちの命日を見送る施設で働いている。 僕は、家族と毎日対話をする。 ある日、対話の後、レインが「死ぬのがこわい」と言った。 毎日更新 一月末完結予定 中編SF小説
しっかり書かれた小説や、読むのに時間がかかるものを置いておける場所として。クリエイターさんの記事を溜めています。
ある時、ある場所から何かが失われた。その跡地は「ただ白い場所」として保存されている。ここに、わたしは立って、毎日掃除を続けている。書くことと、感じること、そして生きていること、ここから永遠が始まっていくこと。 何かを捉えようとした三冊のnote。
みなさんこんにちは。大塚雅美です。今回はこの場を借りて、自分の作品解説をしたいと思います…
タイトルはつけることができない。タイトルがわかるのは最後になってからだ。小説の中の登場人…
本を読みながら、こう考えた。わたしは、面白いことを考えていない。ひねりのきいた文章を書…
メモを取り始めたのは、最近のことだ。最近も最近、ここ一週間のことだ。書くこと以外のやる…
「どうして対話するのって、それはここにいてもいいよ、って伝えるため。僕はここにいるって、…
「私、ここにいてもいいのかな」 レインは言った。 「対話をしてて思うんだ。私の言葉はみん…
「だって、それは何かがテルハに伝えようとしているから。」 「そっか。」 僕は全く意味がな…
イナモが机を拭いて、サマーがその机をどかす。僕とレインは椅子をいったん広げて、机を脇に…
晩ご飯の準備はみんなでした。僕らは料理も自分たちでする。僕がお米を研いで、炊飯器に入れ…
森を歩いていたら、いつまで歩いても景色が変わらない暗闇になってしまった。僕らは叫んで泣…