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海外文学をディグれるようになった
8月に読んだ本です。
2冊を同時並行的に読みました。
先月の流れからたどり着いた本たちです。
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紙の空から/柴田元幸 編訳
先月の柴田元幸編訳の短編集がよかったので第一弾目であるこの本を読みました。
タイトルから連想されるように、旅にまつわる話。
前回のが『いずれは死ぬ身』というだけあって、暗めだったけど、こちらは旅好きとしては楽しく読めました。
空飛ぶ絨毯の話も良かったなあ。
ジェーン・ガーダムさんのお話『すすり泣く子供』も期待通り良かった!
待ち合わせ/クリスチャン・オステール 宮林寛訳
『いずれは死ぬ身』の巻末にあった本紹介から選んだ一冊。
パリを舞台に二組の男女がすれ違うお話。
恋人の話ではあるんだけど、恋愛恋愛してないで、考え方が大人な対人間にまつわる話でした。
恋愛小説は苦手なんだけど、これはフランス人が書いた、パリを舞台にしたお話だからか、異国風情で気持ちよく読めました。
宮林さんの翻訳は、一文がかなり長い。正直最初は読みづらかった。
でも、話の内容がわかってくるのにつられて、読めるようになりました。
あとがきにあったんだけど、こだわって文章を書いてるようで、翻訳をやっている身としては気持ちわかるなあって思いました。
なるたけ作者に近い作品として翻訳したいんですよね^^
最近海外文学で好みの本を探し出し、読めて嬉しいです。
好きな翻訳家からディグるのおすすめです。
それまでは、海外文学の憧れはずっとあったんだけど、いいのを探し当てられなくて、最初読んでは挫折・・・ってことが多かった。
だけど、カズオ・イシグロを読み始めてからかな、
この翻訳家(この場合は、土屋政雄さん)読みやすい!ってなって
それが気づきとなり、翻訳家から本を探すようになりました。
今では、読んだ海外文学書籍の巻末にあるおすすめ書籍みたいなのから選んだりして、選択肢の幅を広げてます!
と、いうことで今日はここまで!
また、是非遊びにきてください〜〜
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