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そもそも発達支援センターって何ですか

前回のノートに、スキ♡をしてくださった方が…!
非常にうれしくて、続きを書く気持ちがわいてきました。
ありがとうございます。

前回のノートはこちら。
『発達支援センターに勤めていた人が、我が子を発達支援センターに連れていった話』

さてさて。
そもそも、の話をします。

発達支援センターとは

正確には『児童発達支援センター』。
”障害のある未就学の子どものための通所支援の一つが児童発達支援です。家庭から住んでいる地域の児童発達支援センター・児童発達事業所に通いながら療育や生活の自立のための支援を受けることができます。”

(※リタリコさんより。とても詳しい。)

“障害のある”って書いてた…。

こういうこと書いてあると行きにくくなりますよね。
でもこれは、『ルール・施設を作るときの文言』にすぎません。

大事なのは現場★

具体的なところを見てみましょう。

(※追記:“障害”は社会における“障害”で、個人的なものはあくまでその人の特徴だと思っていますけど、この話はとても長くなるのでまたの機会に。)



■例えば。。。

東京都千代田区をみてみます。(大都会代表)
リンク先へどうぞ ⇒ 子ども発達センター さくらキッズ

ご覧になりました?
大抵このようなページが市区町村に用意されています。
ただ、見てお分かりになるかと思いますが、情報量は極少です。
公的機関はこんなものです。
くじけずに電話のダイヤルボタンを押してください。
(「子どもの健康相談室」というのも設けられていますので、そちらでも勿論大丈夫です。)

そして、『身近な子育て支援施設の一つです』と書いてありますね!

発達支援センターにいる人は、そう思っています。
あまり気負わずご相談ください。



さて。
大都会を見てみたので、田舎へ行ってみましょう。

リンク先へどうぞ ⇒ 留萌中部地域子ども発達支援センター にじいろ
北海道羽幌町さま、田舎って言ってごめんなさい。私が行きたいから選びました。憧れの地。)

サイトの雰囲気は似たような感じですね。
しかし、詳細が書かれたPDFには興味深いことが書かれていました。
『定期的に臨床心理士及び作業療法士の先生が来るため』。
おっと、常駐ではない・・・。

千代田区は、臨床心理士も作業療法士も常勤で在籍していると思います(何なら複数名)。
このあたりが地域(場所と子供の数)による差になると思います。
留萌中部地域の方は、3つの地区でセンターが1つですしね。

こんな感じで、お住まいの地区のホームページに何かしら情報が書いてあると思います。
まずはチラッと見てみて下さいね。

■電話するとどうなるの

”相談員”という方が、光の速さで電話を取ってくださいます(誇張しました)。
その相談員さんが、電話口で丁寧に『子供の年齢』や『何にお困りですか?』等の簡単な質問をしますので、ありのまま答えてください。
話を盛ってはいけませんよ。
できないのにできるって言ってもいけませんよ。

そのために、前回のノートに書いた通り、事前にメモがあると話しやすいかもしれません。
この電話では聞かれたことだけ答えるくらいでも大丈夫です。

そうこうしていると、「一度来ていただいて、お話を伺ってもいいですか?」という流れになります。
ご自分の予定表も用意しておくと良いかもしれませんね。
(※ただし、2~3歳時のうちの娘のように、電話で終わることもあります。その場合は、しばらく経ってまだ気になるようなら、再度電話してみてください。)

予約が取れたら、その日時にセンターへ行って、インテーク・初回面接です。
おめでとうございます!
新たな知見を得る第一歩となりますように!

■ちなみに

うちの娘の場合です。
「初めての場所が苦手」と伝えましたら、
「初日に検査もしようかと思いましたが、慣れてから、別日にしましょうか」と、数日後にお電話をくださいました。
「来ていただく回数が増えてしまうんですが、大丈夫ですか?」なんて、とてもご丁寧に・・・。
こういった配慮がありがたいですね。

初めてのインテークの時も楽しく遊んでくださったので、その後、娘はとてもご機嫌に保育園へ行きました。
その際トランポリンが気に入っていたので、我が家では、発達支援センターのことを『トランポリンの先生のところ』と呼んでおります。

娘にとっては、もうすっかりお気に入りの場所の一つです。

■さぁ、どうぞ。

こんな感じですので、必要そうだな、見てもらいたいな、と感じる親御さんはお電話してみてくださいね。

必要な方に、必要な支援がいきわたりますように。

「必要な支援」とは、「視力が悪い人の眼鏡」に類するもののことです。

困り感がわかりにくいグレーゾーンは、グレーゾーンだからこそ、一度見てもらうと良い、と、私は考えています。


※今回は公的な機関をご紹介しましたが、民間の施設やクリニック・病院などで発達検査や支援をしてくれるところもあります。


※トップ画像は、画伯渾身のミミズ(文字)。

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