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クラシック音楽が好きすぎる。

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クラシック音楽(主にピアノ)に関する記述のあるエッセイを集めました。
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2023年7月の記事一覧

スクリャービンのソナタ♩

スクリャービンのソナタ♩

先週から頻繁に聴くようになった曲がある。



その曲の魅力と思う部分、聴いてほしい部分を伝えようとしているのが、こちらにすごくわかる演奏っていいよね。

この曲、こんなにいい曲なんだ…
わたしもこれ弾きたい!って思わせてくれる演奏。

この間、ピティナの本選を聴きに行った際、心を掴まれた演奏があった。

場面に合わせて音色も表情もぱっと変わって、曲に率直に向き合っているのが伝わって、この曲が好

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弾けるようになる

弾けるようになる

小さい頃、発表会のプログラムを広辞苑のように眺めて、色々な曲を知っては、あれも弾いてみたい、これも弾いてみたい、と憧れを膨らませていた。

弾いてみたい曲がたくさんあって、少しずつ憧れの曲に手を出せる喜びが大きくて、はやく弾けるようになりたくて、それがとにかく嬉しいからピアノを弾いていたような気がする。
(憧れだけ一丁前で、練習は真面目にやってませんでしたが)

最近弾いたラプソディインブルー や

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贅沢なご自愛時間

贅沢なご自愛時間

ある一日。

本選前最後のレッスン。

本番だと思って弾いて、と言われて弾いて、弾き終わったあとなんて言われるかビクビクしていたら、「え、もしかして他の先生のレッスン受けた?」って。

受けてないですって言ったら、「すごい変わったよ!!!えっ変わった!何した?」って。

大して練習量は増えてないので(むしろ減ってます)、変わったことといえば、メンタルくらい…?

よくわからないけれど、演奏に出るも

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胸キュンです

胸キュンです

本選に向けて練習している。

いまだに全然思うように弾けてないんだけど、予選が終わってから、大袈裟にいうと、ピアノに対しての向き合い方が変わった気がして、それだけでも受けて良かったなと思っている。

なんか、もっともっと自分の周りにいる人たちに、自分のピアノを聴いてほしいと思うようになった。

予選の1ヶ月前くらいからずっとレッスンで先生に「〇〇さんはこの曲を通して、聴いてる人に何を感じてほしいの

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