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胸キュンです


本選に向けて練習している。

いまだに全然思うように弾けてないんだけど、予選が終わってから、大袈裟にいうと、ピアノに対しての向き合い方が変わった気がして、それだけでも受けて良かったなと思っている。

なんか、もっともっと自分の周りにいる人たちに、自分のピアノを聴いてほしいと思うようになった。

予選の1ヶ月前くらいからずっとレッスンで先生に「〇〇さんはこの曲を通して、聴いてる人に何を感じてほしいの?」って聞かれてて、わかんないから「うーん」って言ってた。
(っていうかなんか、何を感じてほしいも何も、今弾くことで精一杯だしとりあえず楽しくちゃんと弾ければそれで良いんだけどなあ・・・って感じだった)

でも、予選2回、舞台の上で2回弾いたら、それは最高に楽しくて、自分が出した音が綺麗に返ってきた時の「おお✨」が演奏中にたくさんあって、はー楽しかった!と。

いつもはこうして自分が楽しくなって終わりだったのに、じゃあ、審査員はどう思ったんだ?って…

ここで初めて、先生が言ってたことってそういうことか〜ってわかった気がした(遅すぎる)

テクニックとか表現力に対しての客観的な評価が気になるとかそういうことじゃなくて、自分の今の演奏から何を感じ取ってくれたのかがすごい気になった。

そんなわけで、渡された採点票には、自分の演奏の点数がついていて、これによって順位が決まるわけだけれど、そんなことよりもその点数の下に書いてあるコメントがとてもとても面白かった。

もっとも嬉しかったコメントをここに載せたい。


ここが良かったとか悪かったとか、具体的にテクニックや表現に対しての講評を書いてくださるのももちろんとても嬉しいけど、このコメントはなんか、「もうとにかく言葉にできないあなたがタイプです、好き!」が伝わってきて。

キュンを感じてくれたなんて嬉しい…。

わたしは、音楽を聴いて、なんて素敵なの!と「キュンとする」瞬間が大好きなんだけど、なんか、そういう心を揺さぶられる経験を、自分の演奏で与えられたのがすごく嬉しかった(まあみんなに対して同じこと書いてるのかもだが)。

ところで、先日こんな記事を読んで、ひどく共感した。

石川:音楽を仕事にしないというのは、やはりアマチュアとしてということですか?

亀井:そうですね。上手いとか下手とかそうゆう次元ではなくて、仕事、職業として音楽に関わっていればそれはやはりプロなのだと思います。上手いからプロだというのも、下手だからアマチュアだというのも絶対ではないでしょう。「音楽」という大きな存在の中でそれぞれがそれぞれの位置にいてしかるべきではと思います。そこに上下はなくて根本的な優劣もない。だから僕は僕の立場で音楽に関わっていきたいと思います。

石川:なるほど。亀井さんが生きていく中で、音楽の位置というのはどのようなところにあるのでしょうか?

亀井:一言で言うと、非常に重要です。これからもピアノを学び続けるし、音楽と共に人生を歩んで行く。こんな感じです(笑)。最近は特に演奏で伝えたい、という気持ちが強くなりましたから表現もしていきたいですね。より一層オープンに、意識的にも無意識的にも聴いて下さる人達とつながりたいと思うようになりました。

わたしも全く同じ気持ちだなあ。

そう、10月に、友達の結婚式でピアノを弾くのでぼちぼち練習している。(楽しい楽しい連弾)
それもあって、やっぱり、自分の特技が自己満足で終わらないようにしたい気持ちが強くなった。


この方とは実力が雲泥の差ですが…気持ちだけは同じ!笑

予選は1人で受けに行って、観客もほとんどゼロだったから審査員しか聴いていなかったけれど、

本選は、母親も、地元のピアノの先生も、妹ちゃん(実の妹ではない)もピアノのお姉さまもお兄さま(実の、以下同文)も来てくれる。

何かしらポジティブな感情を感じてもらえるように弾きたいな。

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