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創世記8:6 ~ 14★2020.12.17掲載分


デボーションガイド*ハーベストタイムより


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【御言葉】創世記8:6 ~ 14

6 四十日の終わりになって、ノアは、自分の造った箱舟の窓を開き、

7 烏(カラス)を放った。するとそれは、水が地からかわききるまで、出たり、戻ったりしていた。
8 また、彼は水が地の面から引いたかどうかを見るために、鳩を彼のもとから放った。

9 鳩は、その足を休める場所が見あたらなかったので、箱舟の彼のもとに帰って来た。水が全地の面にあったからである。彼は手を差し伸べて鳩を捕らえ、箱舟の自分のところに入れた。

10 それからなお七日待って、再び鳩を箱舟から放った。

11 鳩は夕方になって、彼のもとに帰って来た。すると見よ。むしり取ったばかりのオリーブの若葉がそのくちばしにあるではないか。それで、ノアは水が地から引いたのを知った。

12 それからなお、七日待って、彼は鳩を放った。鳩はもう彼のところに戻って来なかった。

13 ノアの生涯の第六百一年の第一の月の一日になって、水は地上からかわき始めた。ノアが、箱舟のおおいを取り去って、ながめると、見よ、地の面は、かわいていた。

14 第二の月の二十七日、地はかわききった。



《参考》




烏(カラス)と鳩

*烏を放つ


ノアは、40 日経った頃、乾いた地が現れたかを調べるために烏(カラス)を放った。烏は、聖書では「きよくない鳥(汚れた鳥)」に分類される。(レビ11:15、申14:14 など参照)

レビ記11:15 もろもろのからすの類。
申命記14:14 各種のからすの類。


旧約聖書では、烏がエリヤに食物を運んだ。(1 列17:6)

第一列王記17:6 すると、からすが朝ごとに彼の所にパンと肉を運び、また夕ごとにパンと肉を運んできた。そして彼はその川の水を飲んだ。


新約聖書では、烏もまた神によって養われていると記載されている。(ルカ12:24)

ルカによる福音書12:24 からすのことを考えて見よ。まくことも、刈ることもせず、また、納屋もなく倉もない。それだのに、神は彼らを養っていて下さる。あなたがたは鳥よりも、はるかにすぐれているではないか。


この時、放たれた烏は、水面に浮かんだ動物の死骸を食べて生きることができた。

新改訳では「烏を放った。するとそれは、水が地からかわききるまで、出たり、戻ったりしていた」(7節)このように訳されているが、烏が箱舟から出たり戻ったりしたということではなく、動物の死体の上に留まり、飛び回ったことを意味している。


*鳩を放つ


次にノアが放ったのは鳩だった。聖書では、鳩は「きよい鳥」に分類されていて、良いイメージを表現するために用いられている。

① 若い時の目の美しさ(雅1:15、4:1、5:12)

雅歌1:15 わが愛する者よ、見よ、あなたは美しい、見よ、あなたは美しい、あなたの目ははとのようだ。
雅歌4:1 わが愛する者よ、見よ、あなたは美しい、見よ、あなたは美しい。あなたの目は、顔おおいのうしろにあって、はとのようだ。あなたの髪はギレアデの山を下るやぎの群れのようだ。
雅歌5:12 その目は泉のほとりのはとのように、乳で洗われて、良く落ち着いている。


② 愛の象徴(雅2:14、5:2、6:9)

雅歌2:14 岩の裂け目、がけの隠れ場におるわがはとよ、あなたの顔を見せなさい。あなたの声を聞かせなさい。あなたの声は愛らしく、あなたの顔は美しい。
雅歌5:2 わたしは眠っていたが、心はさめていた。聞きなさい、わが愛する者が戸をたたいている。「わが妹、わが愛する者、わがはと、わが全き者よ、あけてください。わたしの頭は露でぬれ、わたしの髪の毛は夜露でぬれている」と言う。
雅歌6:9 わがはと、わが全き者はただひとり、彼女は母のひとり子、彼女を産んだ者の最愛の者だ。おとめたちは彼女を見て、さいわいな者ととなえ、王妃たち、そばめたちもまた、彼女を見て、ほめた。


③ 長距離を飛ぶ鳥(詩55:6、イザ60:8、ホセ11:11)の例がある。

詩篇55:6 わたしは言います、「どうか、はとのように翼をもちたいものだ。そうすればわたしは飛び去って安きを得るであろう。
イザヤ書60:8 雲のように飛び、はとがその小屋に飛び帰るようにして来る者はだれか。
ホセア書11:11 彼らはエジプトから鳥のように、アッスリヤの地から、はとのように急いで来る。わたしは彼らをその家に帰らせると主は言われる。


鳩を放った目的は、水が地表から引いたを調べるため。ここまでノアは、神の啓示によって行動したが、ここでのノアは、常識的な方法で確かめようとした。



(1)鳩は、動物の死骸を食べて生きることはできず、谷に生息する。最初に放った鳩が帰って来たのは、水がまだ地表をおおっていた。


(2)2 度目に放った鳩は、オリーブの若葉をくわえて戻った。これで高地に水がなくなったことが分かる。


(3)3 度目に放った鳩は、戻らなかった。これで谷間の地区も乾かわいたことがわかる。


ノアの生涯で601 年の第1 の月の1 日に地上の水は乾いた。

箱舟のおおいを取り除き、外を確認すると地面は乾いていた。それでもノアは、さらに57 日間、箱舟に留まり神の支持を待った。地表には、まだぬかるみがあり、外には危険だと判断したからだ。

第2 の月の27 日、地面は全て乾いた。ノアが箱舟の中にいた期間は、371 日、53 週にもなった。



ノアがこのような忍耐心を発揮できたのは、神に信頼していた。私たちは試練の時、ノアのように忍耐し、神を信頼していこう。



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