創世記6：1 ～ 4★2020.12.5掲載分
デボーションガイド＊ハーベストタイムより
【御言葉】創世記6：1 ～ 4
1 さて、人が地上にふえ始め、彼らに娘たちが生まれたとき、
2 神の子らは、人の娘たちが、いかにも美しいのを見て、その中から好きな者を選んで、自分たちの妻とした。
3 そこで、【主】は、「わたしの霊は、永久には人のうちにとどまらないであろう。それは人が肉にすぎないからだ。それで人の齢は、百二十年にしよう」と仰せられた。
4 神の子らが、人の娘たちのところに入り、彼らに子どもができたころ、またその後にも、ネフィリムが地上にいた。これらは、昔の勇士であり、名のある者たちであった。
《参考》
雑婚とその結果（2）
＊神の裁き
「わたしの霊は、永久には人のうちにとどまらないであろう。それは人が肉にすぎないからだ。」（3節）
「わたしの霊」とは聖霊のことで、聖書の神が「*三位一体」であることを指している。聖霊は「人を生かす霊」で、「人のうちにとどまらない」とは、人は霊的に死んでいるということ。
*三位一体・・・ 父（父なる神）・子（神の子・キリスト）・聖霊の三つが「一体（唯一神・唯一の神・全知全能の神）」とする教え。
聖書には三つは一つの神とは書いてはおらず、三つは一致していると書いてある。
神は「それで人の齢は、百二十年にしよう」と言われた。この120年というのは、人の寿命のことではなく、洪水が起こるまでの期間を120年とされた。神は、この時から120年の間で人が悔い改めることを待たれ、神の忍耐深さがわかる。
ペテロの手紙第一3：20「昔、ノアの時代に、箱舟が造られていた間、神が忍耐して待っておられたときに、従わなかった霊たちのことです。わずか八人の人々が、この箱舟の中で、水を通って救われたのです。」
＊雑婚の結果
雑婚の結果、ネフィリムが誕生した。
（1）ネフィリムとは、「巨人」ではなく「超人」のこと。雑婚により人間のかたちをした「スーパーヒューマン」が生まれた。
（2）創世記は実際に起こったことを記録され、堕天使と人との雑婚が否定されている。
（3）ノアの洪水は必然的に起こった。目的は、雑婚をした堕天使たちと女たちと生まれてきた超人たちを滅ぼすためだった。
ペテロの手紙第二2：4～5 「神は、罪を犯した御使いたちを、容赦せず、地獄に引き渡し、さばきの時まで暗やみの穴の中に閉じ込めてしまわれました。また、昔の世界を赦さず、義を宣べ伝えたノアたち八人の者を保護し、不敬虔な世界に洪水を起こされました。」
雑婚の罪を犯した堕天使たちは、タータラスと呼ばれる「暗闇の穴」に幽閉された。堕天使たちは、タータラスから出ることなく、白い御座の裁きを受け火の池に投げ込まれる。
堕天使と人間の女の雑婚の悲劇がこれ以上起きないように、堕天使たちを幽閉しておく必要があった。人の罪、神の忍耐、罪を犯した堕天使の幽閉、救いの計画の進展。今も、神の計画は続いている。
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