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結局人は幸せになれないかも...? 読書メモ#02「幸福の資本論」4/4.全体の感想

こんにちは!
先日まで、「幸福の資本論」について、3つの記事で長々と感想を書いてきました!

本を読みながら取ったメモをもとにつらつらと文章を書いて、理解が深まった気がしています。読書感想文って良いな!

1~3はこちら🐱
時間あったら見てみてください!

さて、こちらの記事では、本書から読み取ったことを全体的にざっくりとまとめ、少しだけしか言及していなかったけれど印象に残ったものを書いて終わりにします!

簡潔にね!簡潔に

まとめ

「幸福」を構成する3つの資本への僕の解釈をひとことにまとめてみました。

  • 金融資産:「自由」に生きるために必要。とりあえず年収800万円まで稼いだら他の資産を手に入れるよう頑張る。

  • 人的資本:仕事をする=お金を稼ぐ能力。「好きなこと」を見つけて1点集中して自分の価値を高める。好きじゃないことで成功するのは至難の業。

  • 社会資本:「幸せ」はここからしか発生しない。家族や恋人、親しい人たちとの繋がりを深く狭くし、仕事や金銭が絡むつながりを浅く広くする。

本の中でいろいろな表現があって迷子になりましたが、個人的に考え抜いた結果このような解釈に落ち着きました!

ただ、どれを1番大切にするとかではないなと思ったのが難しいところです。

例えば、金融資産を持ち自由な時間ができても、社会資本が無いと使い道も無くなります。これでは孤独で不幸せな金持ちになってしまいます。

さらに、特別裕福な家庭などでない限り、金融資産を手にするためには稼ぐための人的資本が必要です。

こういうことから総合的には、「幸せは間違いなくこの3つの資本から成り立っているが、バランスを良くしないと幸せになるのは難しい」という解釈になりました。

3つの資本をどのように持っているかは、「リア充型」「プア充型」など8つのパターンにまとめられていました!
ここだけ読んでも面白いと思うのでぜひ本屋などで見かけたらサラッと見てほしいです!

永遠に幸せにはなれないかも…

次に、本書を読んで繰り返し出てくる言葉につい書いて終わりとします。

それは、「限界効用逓減(ていげん)の法則」という言葉です。
経済学に出てくる言葉で、勉強した方なら聞いたことがあるかもしれないですね。

聞きなれず難しい言葉ですが、簡単にいうと、
収入アップなどで一時的に幸福度が上がっても、そのうち慣れてしまって幸福を感じなくなる」ということです。

この記事のビールの例えがわかりやすくて良かったので、あんまり理解できないよ〜って方は見てみてください!すぐ読めるボリュームです!

それでこの現象、かなり恐ろしくないですか…?

さまざまなテクニックを駆使して幸せを手にしたとしても、結局はそれに慣れてしまって「幸せを感じられない」あるいは「普通の人よりちょっと幸せ
」な程度になってしまうのです。

著者は、「幸せを追いかけている時が一番幸せ」ということを最終盤あたりで言っていました。

これを読んだ時はちょっと絶望しましたね!「オレはどうやっても本当に幸せにはなれないのか〜」という具合に。

ただ絶望していても仕方ないので、逆に考えてみれば「手に入れた少しの幸福を毀損しないことが一番の幸せなのかも」という結論に至りました。(オレってまるで哲学者みたい❗️❓)

どうしたら幸せを毀損しないですむんだ!となるかと思いますが、例を1つ挙げると「好きなときに好きなことを好きな人とできない状態」が幸せを損ねる大きな要因になるようです。
これはいくつかの本で目にしましたし、体感としてもかなり納得できます。

5月は仕事が少なくお金もあまり無かったのですが、BOOK OFFへ足を運び気になる本を買って家で読み、結構な頻度で好きな人とも会う。たまに仕事をする。みたいな生活になって幸福度はだいぶ高かったです。最高でした^^
いや、人的資本が著しく足りないか^^;

こんな感じで、「3つの資本を最適化しつつ、ストレスが生まれる要因を1つずつ減らしていく」のが成功へのシンプルなルートなのかなと思いました。

この本は幸せについて論理的かつスッキリとまとめられているし、そこらに転がっている自己啓発書の800倍くらい根拠のある話で腑に落ちました。

今思ったんですけど研ぎ澄まされた論理をまとった自己啓発書みたいな本かもしれないですね。僕は根拠や論理がないと理解も行動もできないので助かります^ ^

そんな感じで、橘玲さんの著書「幸福の資本論」のご紹介でした!
長々と読んでくれた方、ありがとうございました!

もうすぐ彼女が家に来るのでこのくらいにしておきます。
次はどの本について書こうかな

ばいば〜い

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