幸せの正体とはなんだろう? 読書メモ#02「幸福の資本論」1/4.金融資産
僕は18年間沖縄で育ち、東京で2年半会社員とフリーランスを経験したのですが今は沖縄に帰ってきてのんびりと暮らしています。
地方に引っ越して、仕事がない時期も時々経験してきました。
ちょうど今月がそんな月で、時間が有り余っていると人生について考える時間も生まれるものです。
「このまま仕事ばかりしていていいのか」「何をしたら幸せになれるんだろうか」と言った具合です。
東京にいる時はほぼずっと仕事か移動か娯楽に時間を使っていたので、こうして自分について考える余白があるのはとても幸せだな!と思います。
そんなことを考えながらジュンク堂を徘徊しているときに見つけたのがこの本「幸福の資本論」です。
「幸福」について論理的に考えたことがなかったので、どのような要素で「幸福」が構成されているのか考えてみようと思い購入しました。
結論を言うと、幸福に生きるためには「3つの資本」を最適化するという内容です。
3つの資本とはこちら
①金融資産→自由に生きるためのお金
②人的資本→仕事をする/お金を稼ぐための能力
③社会資本→恋人や家族、友人などの人間関係
この3つについて感想を書きたいのですが、かなり長くなってしまいそうなので4回に分けて書くことにします。
この記事では「①金融資産」についての備忘録を書こうと思います!
なぜ金融資産が必要?
前述しましたが、金融資産を最適化する目的は、自由に生きるためです。
なぜそのような理論に至るかというと、お金がない人は勤め先の会社や組織、お金のある人(主人や親など)に依存しないと生きていけないからです。
何かに依存している状態だと、
・自分がやりたい時にやりたいことができない
・人間関係でストレスが生まれる
など、本当の自由を手に入れることができません。
ちなみに、この「自由ではない」状態はかなり幸福度を下げるようです。
裏を返すと、自営業や投資家などで成功することができれば、何にも隷属せずに自由に暮らすことができます。
また会社員だからダメというわけではなく、「やりたくもない仕事を続けているが、辞めるとお金が無いから辞められない」という状態を依存と言います。
経済的に余裕があって、もし人間関係のトラブルが起きて会社を辞めることになっても全く問題ない(お金が原因で縛られない)状態であれば「自由」と言えるのです。
「経済的独立」について
「経済的独立」とは先述したような、お金に縛られて思うような行動・決断ができないことが無い状態です。
日本は豊かで恵まれた国であり、若者であれば(場合によっては若者でなくても)その気になれば働くことができ、必ず一定以上の収入を得ることができます。
こうして得た収入をもとに、倹約をして暮らせばその時点でじゅうぶん経済的独立をすることができると著者は記しています。
共働きで生活を共にして倹約までできればなおのことです。
※ここでいう倹約とは、「無駄な買い物をしない」「無駄な手数料を払わない」という意味で、コストパフォーマンスを重視しています。
ただ、それは最低限の経済的独立で、倹約だけでは金融資本の最適化は難しいようです。(収入を上げる必要がある)
これについては②の「人的資本」で詳しく述べていたのでまた後日書こうと思います。
年収は800万円まで上げればOK❓
「収入が上がる事による幸福度の上昇は、年収800万円で止まる」というのはよく聞く理論ではないでしょうか?
もちろん個人差はあるかと思いますが、アメリカでも日本でもこの理論はおよそ正しいようです。
年収800万円(世帯年収だと1,500万円)くらい稼ぐことができたら、残りの2つの資本(②人的資本と③社会資本)を最大化することを目指した方が「幸福」に近づくということです。
裏を返せば、年収800万円までは幸福度は上がり続けるので、このラインまでは一生懸命頑張った方が良いのだろうなと個人的には感じました。
ただ僕はもちろん、これを読んでくれている方も年収800万円には届かない方が多いのではないでしょうか?
効率的に収入を上げる方法についても、②の人的資本で書かれていたのでこちらもまた後日書くことにします。
「効率的に収入を上げる方法」というと胡散臭く感じるかもしれないですが、「これやれば〇〇万円稼げます!」と言ったものではないです。
基本的な考え方や仕事の選び方までしか書かれていないため、結局は自分がそれにのっとってどれだけ頑張れるかなのかなと思いました。
まとめ
このパートで学んだことは大きく3つです!
金融資産は、自由を手にするために必要(自由は幸福度に大きく影響する)
年収800万円以上稼いでも幸福度は上がりづらい。そのくらい稼げたら他の2つの資本を最適化できるよう頑張る(②人的資本と③社会資本)
800万円までは幸福度が着実に上がるので積極的に稼いだ方が良い
他にもいろいろな気づきがありましたが、これ以上書くとまとまらない記事になってしまいそうなのでこのくらいに留めておきます。
次は「②人的資本」について書きます!
ばいば〜い
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