オーストラリアサッカーに興味のあるそこの君へ、ないあなたも。寄ってきな
2021年のオーストラリアでの
サッカーシーズンが終了。
ラストゲームが9月の最後にあり
チームの活動としては11月半ばをもって
終わりに。
オーストラリアでのサッカーシーズンとして
2シーズン目が終了となった。
コロナの影響もあり
海外にて1つのチームに1シーズン所属し活動するということが初めてで
今まで味わったことのない経験
お金をもらってサッカーをやっていく
という中で今までとは違う感覚で
サッカーをした。
オーストラリアサッカーリーグ事情
オーストラリアには
A-Leagueと言って日本でいうJ-Leagueと同じ
国で1番レベルの高いリーグがあり。
その次に各州ごとに
NPL(National Premier League)
と呼ばれるリーグが存在し。
(州によってNPLの数は異なる)
その次が州ごとによって異なるが
その州だけで独立したリーグが存在したり
State Leagueと呼ばれ州の中の各地域でのリーグがある。
州、リーグによって
開始期間
VISA選手枠も違い
仕組みは結構変わるので
詳しく知りたい人はその州でプレーしてた人などに聞くのがベストだと思う。
※2021/11/23までの情報
来たる2021シーズン
前シーズンがコロナの影響で
11月半ばと、普段のシーズンより遅くに終了し
順位が上の違うチームに移籍をしたく
シーズンの終わりと共に
代理人の方と連絡を取り
次のチーム探しが始まった。
自分がいたQLD州の
あらゆるチームに連絡を取った
おそらく10何チームくらいにメッセージを送り
返信が来たのは3か4チームとか。
サイドバックは必要ではないとか
既に外人枠は埋まった
とかの内容がほとんど。
正直返信があるだけ全然マシな方。
自分が入りたかったリーグは
各チーム外国人選手の枠が2名
までとなっていた。
その中で
自分が以前に点を取ったチームから
サイドバックが必要だからプレシーズンの練習頭から来てプレー次第でサインするかどうか決める。の連絡をもらえた。
やっぱ結果出してなんぼの世界ですよねほんと。
2021年1月5日からトライアルスタート。
練習は週2日の夜19:00~
土日のどちらかが試合といった感じ
基本どこのチームも夜練習の週2か3。
仕事終わりに集まるので夜スタート。
自分が行ったチームは選手がみんな割と遠くから来るから週2でしっかりやりたいとのことだった。
練習には自分含め日本人が計3人来ていて
ポジションはそれぞれ異なっていたが
外国人枠は2枠しか使えないので
必ず1人は落ちるという仕組みの中進んでいき。
3週目に上のリーグのチームとの練習試合で
全てが決まるといった雰囲気が出始め。
自分とボランチでプレーをしていたもう1人の日本人で契約が決まった。
一緒にサインした彼は
大学に通いオーストラリア3シーズン目くらいの
3個下だけどベテラン。
わからないこととか英語の面もサポートしてくれてかなり助けてもらっちゃいました。
それからお金の話しなどに移り
書類にてサインが完了しチームに入った。
熱烈オファーを受けてチームに行かない限り
この流れが基本的なチームへの入り方
決まるまではドキドキだし
1回1回の練習はいかにアピールできるかなので
この頃はもう心はいつもドキドキ。
チームは
QLD州のFQPL1
(Football Queensland Premier League)所属の
Ipswich Knights(イプスウィッチナイツ)。
豪3部ですね簡単にいうと。
シーズンは3月の2週目が1節目となり
それまで練習試合を週1でするのですが
同じリーグの相手と練習試合をするという
手の見せ合いっことかもあった。なぜ。
プレシーズンは負けが1つとかで
チームの雰囲気勢い共に結構良く
これいけるんじゃね
みたいな感じにはなってましたねその時は。
シーズンスタート前に結束を高めるためか
アウェーでちょっと遠いところまで行った際に
試合してそのままAirbnbでアパート借りて
騒ごうみたいにノリに。
個人的に現地の人と集まって
ワーーというのをしたことがなかったから
呑んで、踊って、クラブ行ってみたいになって
かなり楽しかった。
この際に盆踊りかなんかかまして
それ以降Dancing Kingって呼ばれるはめに。
シーズン開幕
・計11チームでのリーグ戦
・計20試合
・上位1チームのみ上のリーグへ
・上位4チームは最後に1位vs4位、2位vs3位
勝った同士が戦い本当の1位を決めるというトーナメントがある。
・下位3チームが降格
※この年は次の年に色々とリーグの仕組みが変わるとのことで3チーム降格となった。
結果は
前期：4勝5敗1分
後期：5勝3敗2分
計： 9勝8敗3分
順位：11チーム中5位
4位との勝ち点差は2で惜しくも
4位入りを逃す結果に。
※個人としては1G1A
ちょっと物足りないかな
シーズンが始まるとあっという間に
日々が過ぎ去り
コロナがぶり返したことで
何試合か延期になることもあった。
シーズン中は色々なアクシデントが起き
海外ならではの初めての連続
試合時間変更。
アウェーで電気が点かず
グラウンド変えたと思ったら
ゴールネット破けてて
1時間遅れでキックオフ。
別の試合の会場においては
アップ前に会場近くで大きな停電で復旧難しく
延期。
チャント
試合に勝つとロッカーでチームの歌というか
チャントみたいなのをするんですけど
歌い、物を叩き、叫び、バンバンするのだが
これまた歌詞知らないし
何を言ってるかもさっぱり。
だけど勝たなきゃやらないから気分は結構良い。
FFA杯。
日本の天皇杯みたいなのがあり
勝ち進めば上のリーグと試合もできる良い機会
0-3で負けたが
通じる部分もあり
すごく良い経験に。
週のリーグベスト11。
QLD州では毎試合ごとに
Team of the weekと
そのリーグのベスト11が作り出され
SNSにて発表されるのだが
基本勝ちチームから2選手
引き分けから1人といった感じで選出される。
誰が決めてるのはよくわからないけど
選ばれたら選ばれたで嬉しいしモチベにもなる。
※自分は2回選ばれました、チームメイトの日本人は5回選ばれてました。やるやん。
観客。
地元の人達や相手チームのファンなども集まり、英語での歓声やリアクションの声が聞こえながらサッカーができるのは良いことだった。
ある試合でシュミレーションばっかしてたら相手のおじさんから変顔しながらすごいヤジられたこともあり、ちょっと嬉しかった、今までにない経験だったので。
試合後の軽食。
チームによってある無しがあるのだが試合後クラブハウスに軽食が置かれる。
ただただシンプルの肉と野菜が置かれるところもあればハンバーガーといったものやピザなども
とりあえずジャンキー置いとけばOK的な
アウェー遠すぎる事件。
国がデカすぎて電車で行けない範囲とかも普通に出てくる。
1番遠くて車で2時間、車ないときつかったですね。
練習後秒帰宅。
日本人のような練習後入念なストレッチとクールダウンをする選手はほんとごく僅か。シャワー浴びて即帰宅、仕事の時間が朝早いというのもあるけど帰宅が早いやつはほんと秒。
選手の離脱。
出場機会が少ないといったことで抜ける選手がいて、大学サッカーとかにはなかったチームと契約してサッカーをすると、こういうこともあるのかといったことが起きたりした。
練習中に右半身麻痺し救急車で運ばれ離脱した選手もいた。
プレゼンテーションナイト。
シーズンの締めくくりとしてU-18、U-23、レディース、トップチームと共にクラブハウスに集まり、それぞれの結果発表やチームでベストプレーヤーとして選ばれた選手が表彰されたりとちょっと良い格好をして集まる会が行われ、咋シーズンのチームでは行われなかったので今回が初めてとなり、サッカープレイヤーとしてシーズンを通したんだなって実感が湧いた
オーストラリア人デカいの？上手いの?
日本人に比べ大半は体もデカいし、パワーがすごい。
「郷に入れば郷に従え」から学びジムによく行って身体を大きくするようにし、それと同時に体幹も鍛えたことで、シーズン最初に比べて最後の方は当たり負けしない場面が増えた。
シーズン中は海外ならではのゆったりとしたハプニングが起き、時に振り回されたりもあった。
なにより大きな怪我なくシーズンを終えることができたのは選手としてはいいことだと思う。
ビッグなお金では無いけど、お金を貰ってサッカーをするということが初めてのことで、1試合1試合の重みや、怪我をしてはいけない身体を作る、お金を貰うということはそれに似合ったプレーをしなくてはならないなどと、以前とは違う感覚でサッカーをした。
試合の流れも、プレースタイルも、チームメイトや監督から求められる事も変わり、サッカーのスタイルも、コミュニケーションも、言語も違う日本と異なることが多い中での1シーズン。
チームメイトという現地の友人もできたのは本当嬉しかった事。(未だに自撮りが送られてきます)
刺激的な海外初1シーズンとなりました。
全てを踏まえた上で次のシーズンも結果の出せる素晴らしいシーズンにできたらなと、精進して参りたいです。
※海外の子供可愛すぎる事件。
ありがとうございました。
※感想、意見、疑問なんでもお待ちしてます。
Instagram:
32da_masahiro
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