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■Interview vol.1 | 1日1%の挑戦で、「成したい」と思える人、社会を創造する。 -NaS株式会社 鎌田 睦

今回はいつもと少し違う感じで、私のまわりの素敵な人をご紹介する企画をめっちゃ不定期でスタートします!(完全自己満です)

実はHeaRに入社をすると決めた3月の下旬に、「最近社外の人と話していないなー」と思い「周りの働くを楽しんでいる人のお話を伺い記事にしよう!そしていろんな人の”働く”を世の中に届けたい!」と思いつきで始めることにしていました。インタビュー記事を通して、いろんな価値観や働くを楽しんでいるみなさんのストーリーをお届けできたらと思います!

(4月に数名インタビューさせていただいたのですが、タイミングを逃し、そして忙しいを言い訳に公開が遅れてしまいました…m(_ _)m)

そんな自己満企画 第一弾は、NaS株式会社 代表取締役の鎌田さんです!

鎌田さんは前々職時代の上司で、会社の設立2期目から新卒紹介事業部を立ち上げるといいう本当に濃い時間を共に過ごしてきました。

今思えばこんな生意気な私の話をいつも受け止めてくれ、影で支えてくれていた鎌田さんには本当に感謝しかありません。今でも悩んだときはついつい連絡をしてしまう存在です。

そんな鎌田さんは1年半前に独立し、「ヒト・テクノロジーを通して「成したい」と思える人、社会を創造する」をミッションにおくNaS株式会社を設立されました。

それではさっそくですが、鎌田さんのご紹介です!
※長いですが最後の価値観など素敵なのでぜひ、最後までお付き合いください!

鎌田さん

今までの人生

- 鎌田さんは異例の経歴との噂ですが、どんな学生時代を歩んできたんですか?

そうですね、簡単にお伝えすると大学卒業→パチプロ→大学院→就職という人生を送っています。

大学3年時、就職活動はせずパチプロになりました。「なにがしたいか」「なにが好きか」を考えた時の答えがこれだったんです。「人生一回きりだしやりたいことをやろう、なんとかなる」そう思っていました。

実際に大学卒業後もパチプロとして金銭的に困ることもなく、不自由のない生活を送ってました。ただ、次第に虚無感を感じるようになったんですよね。

学生時代に合間でやるパチスロとパチスロだけをやる今ではぜんぜん違う。勝敗での快楽はあるけど充実感はない、この先このままでいいのか?そう思ったんです。そこで改めて「なにをしたいのか」考え、一度きりの人生、やり残しを潰したい、そう思いました。

高校まではスポーツ、大学では遊びに時間を費やしてきましたが、唯一「勉強」はやりきっていなかったんですよね。そう考え大学院進学を決めました。

大学卒業後、半年でパチプロは辞め、1年間勉強に費やし24歳で大学院へ進学しました。正直、学生生活で1番しんどかったのは大学院だったと思うくらい忙しかったです。でも、すごい充実感はありました。目的意識を持ち、やる意味を感じられていたので、どれだけしんどくても楽しかったんだと思います。

26歳新卒で楽天入社

- 人生のやり残しを潰すって素敵ですね!その後、どんな新卒時代を過ごしたんでしょうか?

大学院卒業後、26歳で楽天へ入社しました。
当時はまだ成熟していなかったネットベンチャーに行きたいと思ったんですよね。若い社長が活躍していて、年功序列ではなく、実力と結果で社会を動かせる、自分次第で伸ばせる、そんな環境で働いてみたいと。

当時の僕の価値観だと40歳で課長、50歳で部長のようなキャリアステップが根付いていましたが、そうじゃない環境に魅力を感じましたね。

入社後は新卒採用のコンサルティング営業に従事し、社内でNO.1営業になると目標をたてました。わかりやすい目標に走ったほうがワクワクするタイプだったんですよね。あとは、そこに行きつけば、そのときのノウハウを今後に活かせる、経験を積めるだろうと考えました。

- NO.1目指す上でどんな努力をしてきたんですか?

意識したのは3つですね。

まずは量をやること。
ある程度のことは、人より量をやることでそこそこまではいけると思います。時間を費やし、とにかく量をやる。けど、それだけで差をつけるには限界はある。

次に、人の手を借りること。
成果を出すために最大限まわりを巻き込む。売れる先輩に同行してもらい、その先輩のいいところをコピーしまくっていましたね。でも、これも正直やろうと思えば誰でもできる。

最後に、徹底力。
そこから一段上に行くために、こだわりをもってやりぬく徹底力を大事にしていました。あと1件、あと1円いただくためにどうするのか。いつでも動けるように何気ない日にちゃんと営業活動をしたり、信頼関係を築くための努力をしていました。営業という人間は、結果が出ている時に手を抜いてしまいがちですが、そうではなく、日々どれだけ徹底して動けるかが差をつけるポイントだと思います。

ベンチャー企業への転職

- 結果を出されている中、なぜ転職しようと思ったんでしょうか?

楽天で就職イベントを企画していた際、ベンチャー起業の社長のお話を聞いたのがきっかけでした。もっと裁量権のある環境で、戦略〜実行までできるベンチャーに魅力を感じたんです。

課された目標にトライ&エラーするのもいいけど、自分がいいと思ったサービスを世の中の広めていくことをしたい!と思うようになりました。

そこで、当時70人規模だったネットベンチャーへ転職をしました。
ミッションへの共感とこれからサービスを世の中に広めていくというフェーズに携われることが決め手でした。

はじめは営業で入社をしたんですけど、いろいろあってすぐに人事部に異動となり、そこで70人から200人規模まで組織を拡大するフェーズに携わりました。

人事を経験して、改めて人は財産だなと思うようになりましたね。モノ(製品)で社会が動くのではなく、ヒトが会社を作り、社会を作っていると感じました。

人事として大事にしてたことは、まずは自分自身が会社のミッションに心から共感し、そしてミッション、ビジョン、バリューを浸透させていくこと。とくに急拡大する中で本当に重要だと感じました。

会社が好きじゃないと人事ってやっていられないですよね(笑)

スタートアップへの転職

- ここからが鎌田さんと私の出会いですね!笑 なぜ、そこから2期目のスタートアップへ入られたんでしょうか?

当時人事という仕事は楽しかった反面、もどかしさを感じるようにもなっていました。企業人事だと対峙した学生(就活生)を採用しないとなるとそれ以上の時間は割けない。もっとキャリアに向き合ってあげたいという気持ちがあるけど、なにもできない、それがもどかしかったんです。

そんな時に知り合いを介して前職の社長と出会いました。話をしていて波長が合うと感じたのと、就活エージェントという事業内容にも魅力を感じて入社を決めました。エージェントであれば、人事としてできなかったキャリアに向き合うことができる、そう思いましたね。

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懐かしの設立当初のオフィスにて。このあと2回移転したのもいい思い出!


- 実際に立ち上げフェーズのスタートアップはどうでしたか?

今まで10,000人規模、100人規模は経験してきたけど、当時はまだ10人未満で、今まで経験したことのないたくさんの経験をさせてもらいました。

社長含め、営業会社出身のメンバーが多く数字に対するコミット力や、自分の思いつかない発想や行動力、スピード感など自分の弱かったところを得られましたね。

その中でも特にセルフマネジメント力は鍛えられました。
主力事業の責任者として、自分でお金をつくっていかないと会社として生き残れない、メンバーを守れない。本当に自分次第というのを身をもって経験しました。

今まではなんだかんだ助けてくれる人がいたけど、今は誰かが手を差し伸べてくれるのを待っていてはだめ。「最後の責任は自分が負う」そんな気持ちでいましたね。だからこそ、自分が身体を崩してはいけない、倒れたら元も子もないと身体に気遣い、ストレスや自分の感情をコントロールしていました。

立ち上げ当初は知名度もない会社で、集客に本当に苦労しましたが、事業拡大に伴い、たくさんの学生さんが利用してくれるようになりました。その分ハードな日々になり、大変なこともありましたが、過去苦労していた経験があったからこそ「面談に来てくれているのは当たり前でない」というありがたい気持ちが強く、拡大しても想いと感謝の気持ちを大事にしていました。

こういう感覚を忘れてはいけないと改めて思います。

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メンバーの年間MVP受賞!3人で前年比150%頑張ったのはいい思い出!

会社を立ち上げた理由

- 一緒に働いていたからこそ、鎌田さんの苦労も想いもとても伝わってきます。そんな中なぜ独立しようと思ったんですか?

新規事業を企画立案した際に、価値創出していくことにおもしろさを感じたんです。サービス開発を自分のカラーで作っていきたいと思い独立することを決めました。

キャリア支援でひとりひとりの人生に向き合う中で、ひとりひとりの人間が充実感に満ち溢れた人生を過ごすことが幸せと感じました。その充実感を感じられるのは、なにか目標を達成した時か、達成に向かって本人なりの第一歩を歩んでる時だと思いました。

何歳でもそれは感じられる。昨日よりも今日、今日より明日、少しの成長、進歩でも感じられる。そんな幸せに満ちた世の中を作っていきたい、という思いを込めて、NaS株式会社を設立しました。

NaS株式会社では「ヒト・テクノロジーを通して「成したい」と思える人、社会を創造する」というミッションのもと、人材紹介事業、人事コンサルティング事業、ダイレクトリクルーティング事業を展開しています。

この1年間は、社員は採用せず、外部のパートナーさんと連携して、最小限のリソースで取り組んできたので、大変なことも多かったです。 でも、一人ではできなかったこともパートナーの方々がいたからできたりと、改めて仲間の大切さを感じています。

本当に会社は人が大事であり、誰とやるかという採用の重要性を実感しています。

働く上で大事にしていること

- 素敵な想いの込もった設立ストーリーですね。そんな鎌田さんが働く上で大事にしていることはなんですか?

「信じる」ことですかね。

自分を信じること、相手を信じること、できると信じること、こういう世界があったほうがいいと信じること、自分、相手、社会、ありとあらゆるものを信じて貫くことを大事にしています。

でも、その中でも1番大事なのは「自分を信じる」ことですかね。自分すら信じられないのに相手を信じれるのか?と思います。

ただ、信じるって意外に難しいことで。そのためには小さな約束を果たし続ける、約束のハードルを下げることをおすすめします。

例えば「●分になったら●する」「毎日●分〜〜をする」など小さいことでも積み重ねていくことが大事だと思います。

最後に世の中の働く方々へ一言

経験則で恐縮ですが、「成し遂げたい」という意欲・「出来る、成る」という自身を信じられる状態を作ることが大事かなと思います。

そのための一例として、「1日1%でいいので変えてみる工夫」をすること。
小さな挑戦や小さな改善、こういった小さな積み重ねが理想な状態に繋がると思います。

どんな小さなことでも「何のためなのか」自分で意味を見つけられるようになると世界が変わる。まずはやって振り返って、もっといい案が生まれたならそれを実行すればいいと思います。

目的意識が大事で、なんでもいいから自分との約束を守り、挑戦し続ける。きれいなこと、大きなことではなくてもいい、小さなことでもそれができるようになるとより良くなると思います。

また、出来なかったときは自己嫌悪に陥らず、むしろ改善のきっかけを得られたという位のしなやかな心持ちも重要だと思います。

1%の癖をつけて、1%が改善されたとき、自分で自分を褒める。その癖がつくと「さらに1%よくするためにどうしよう?」とどんどん自分を高めていくことができると思います。

そうやって自分に自信を持ち、「成したい」と思える人を増やせるよう僕も頑張っていきます!

- 1%の挑戦と改善。私も意識して、小さなことでも日々取り組んでいきます!ありがとうございました!


鎌田さんと前職でいっしょに新卒紹介事業部の立ち上げをしていたとき、ミッションや想いを大事に学生さんと本気で向き合い取り組む姿に、私も一緒にカタチにしていきたいと本気になっていました。

どんな時もコツコツと努力し続けることが成果に繋がること、信じて突き進むことの大切さ、私も実感しています。

人の気持ちに寄り添い、想いを大事にする鎌田さんであれば、「成したい」と思える人、社会を創造するというミッションを実現できると思います。

3年間いっしょに働いていたから鎌田さんのことはいろいろ知っているつもりでしたが、新たな発見があり、学びがあり、貴重なお時間でした。

「30分〜60分程お時間ください!」と伝えていたのに、久しぶりの鎌田さんとのトークが楽しくて、気づけば日付がかわるギリギリになっていました(笑)(夜遅くまでありがとうございました!)

私も鎌田さんから学んだことを忘れず、これからも小さな努力の積み重ねで頑張っていきます!

ありがとうございました!
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NaS株式会社ではヒト・テクノロジーを通して「成したい」と思える人、社会を創造するというミッションで企業を運営しております。

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