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ITエンジニアがとにかく業務についた方が良い理由

私はIT業界に約20年居ます。飲食店チェーン店で3年働きましたが、労働環境の過酷さに挫折して退職しました。

未経験でこの世界に飛び込んで約20年。最近のIT人気でたくさんの駆け出しエンジニアが、この業界を目指しますが、挫折してやめてしまう人が、凄くたくさんいる事も事実です。

これから目指す方、目指して努力されてる方、挫折しかけてる方に、参考になればと思います。

コーティングスキルとは何か?

プログラマーの仕事と1つに、コーティングがあります。まず、IT業界に憧れる人は、コーティングを仕事にする為に、勉強しているのではないでしょうか。では、職業としてのコーティングスキルとは何か?をしっかり認識しておく必要があります。

ITエンジニアになってすぐのコーティングは、先輩が作った仕組みをなぞるものが、ほとんどです。はじめから、自立してやっていく事は、ほとんどの人が出来ないのが現状です。もちろん、凄く優秀な人は除きます。ハッキリ言って例外です。ほとんどの人が、1年か数ヶ月勉強して、入社してきますが、ほとんどその勉強は役に立っていません。

もちろん、勉強した事は財産ですし、全く役に立たない訳ではないですが、職場で通用するレベルにはなりません。

何故ならば、先輩から教えられた事を、丁寧により早くなぞれる事が、当面は求められるからです。むしろ、相手の話を理解する力だとか、真似をする力が求められます。そして、その中から本当に通用するスキルを身につけていくのです。

私もITエンジニアを目指す際に、数ヶ月間学校に行きました。でも、今思えばあの期間はあまり役に立たなかったと思います。

現場で真似をしていると不思議とスキルが身についていきます。そして気づけば、普通にコーティングが出来る様になっているのです。

ほとんどの普通のエンジニアにとっての、コーティングスキルとは、今ある仕組みを真似するスキルです。もちろん、天才は別です。天才は現実にいます。漫画のような人です。でも、そんな人は、誰からも教えられずに、自分で勝手に世の中を変える物を作っています。

私も会ったことありますが、絶対に超えられ内容存在だと思います。ほとんどのプログラマーは、プログラムだけでは一生職業としては生きてはいけません。

だからこそ、コーティングスキルにこだわり過ぎず、職業にする事を第一優先にして、とにかく職場で経験を数年積むことに、フォーカスするべきです。

最初の1年は、真似をしっかりできれば合格です。その後の事は、その時考えてください。真似コーティングがある程度出来る様になったら、本当の意味で、コーティングに対する自分の考えが出ています。

初学者にとってのコーティングスキルは、真似をしっかり出来るスキルです。

勉強の3ヶ月は実務の1ヶ月

実務は軽く見積もっても、3倍以上のスキルアップが見込めると思います。もちろん、個人差はありますが。

仕事としてのITエンジニアのスキルは、コーティングスキルだけではありません。というよりも、コーティングスキル以外が占める割合の方が、はるかに大きいのです。

ITエンジニアを目指す人のほとんどが、コーティングスキルを身に付ける為に、頑張っていますが、この点において凄い違和感があります。

問題解決力やコミュニケーションスキル、論理思考、何よりもさまざまな困難から逃げ出さない続ける力などです。

コーティングはある程度経験を積めば、誰でも一定レベル出来る様になります。それに、職業にするなら、プログラマーではなく、システムエンジニア、コンサルタントと成長していかないと、需要が無くなります。普通のスキルのプログラマーは、歳と共に需要がなくなっていきます。

若い人がどんどん出てきますので、若いエンジニアの方が、低コストなので雇う側もそちらを選びます。

それに、コーティングだけなら、低コストで調達可能な外国人エンジニアで充分です。だからこそ、単純にコーティングスキルだけでなく、それ以外のスキルを身につけて、職業として末長く需要があるエンジニアを目指す方がよいのです。

机上の勉強では学べない、経験できない事に本当のスキルがあるからこそ、実務につく事が本当に重要です。

お金が貰える

実務ではお金が貰えます。重要ですよね。はじめのうちは、金額ではありませんが、少ない給料でもお金を貰う事が重要です。

数ヶ月で挫折して辞めていくエンジニアの多くが、勉強の時の楽しさと業務についた時の厳しいキャップに耐えきれず、辞めていきます。

どんな仕事でも同じですが、本当の意味での仕事は、やらなければならないことを実施する事です。それに対して勉強は、やりたい事をやる事です。

全く違います。勉強期間に、やらなければならないという状況に身を置いている人は、本当に少ないです。もちろん、プライベートなので無理もないでしょう。

実務につくと、仕事の本質に触れる事ができ、やらなければならない事に対して、どのように打ち勝つか?を考えて実践する。

それこそが、ITエンジニアの仕事なのです。
どんな仕事を同じだと思いますが、ITエンジニアを職業の一つです。

誰かの為のシステムでありサービスなのです。だからこそ、コーティングスキルではなく、一般的に求められるビジネスヒューマンスキルが求められるのです。

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