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サブカル大蔵経570小林弘幸『最後の日まで笑って歩ける ため息スクワット』(集英社)

マイナスを逆転。〈ため息〉という老いのワードを肯定する所から始まるのが凄い。仏教の四苦〈生老病死〉に挑戦状ですね。ため息も立派な呼吸でした。
運動、筋力、血流、自律神経、継続、足腰、腸…。

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編集の志沢直子(集英社)さん、佐藤誠二郎(ボノボプロダクション)さん、小林先生のチーム。

集英社の健康本は何か新しい。作中の漫画も嬉しく、読み進める動力になりました。

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エスカレーターやエレベーターの利用をやめてみてください。p.29

 地下鉄ある街は、意外と皆健脚かも。

太ももの段差p.40

 この筋肉が「すべて!」で、運動しないとあっという間に落ちるとのこと。たしかに、車椅子に乗った父の脚は棒のようになったなぁ。

急に激しい運動をやるのがもっともまずいのです。p.47

 今までこのパターンで腰を痛めていた。

ため息は早く新鮮な酸素が欲しい!という体の求めp.52

 なるほどなぁ。

下半身の筋力が衰えると、ポンプ機能の低下。p.54

 これも知らなかった。血流も落ちる…。

膝は絶対90度以上曲げないp.78

 これはうれしいというか、今までのは痛めてただけか。おすすめのやり方はぜひ本書で確認してみてください。

すきま時間p.95

レジ待ち、ネクタイ締め、歯磨き、読書。本書を読んでから、一日に二、三セットしてますが、もう少し増やそう。

朝スクワットとコップ一杯の水ゴクゴク。p.111

 すぐ飲むの忘れます。北海道の冬の水道水は冷たくて美味しいですよ。

50代も半ばを過ぎたあたり、一気に落ち込んでしまう。自分の次の目標が死になってしまうのです。なんでこんなことになってしまったのかとクヨクヨ悩み出すというわけです。でも、いま一度言います。今日の自分が一番若いのです。悩みをすべて断ち切れる人間はなかなかいないかもしれませんが、できるだけ心を軽くし、最後の日まで笑ってゴールテープを切れるように、気持ちを切り替えるしかありません。そのためには何が必要か。それは体を動かすことです。動いていないと人間はダメになります。p.126.127

 仏教や臨床医学ともリンクするような。

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