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既存サービスを拡張し新規事業へ 100万件の注文を受けるフードデリバリーサービス創出

▼クライアント
Careem (現・Uber Technologies, Inc.)様
https://www.careem.com/

▼業種
運輸サービス陸上輸送タクシー

▼サポート内容
フードデリバリーサービス『Careem NOW』のリサーチ企画設計デザイン開発運用

▼DX分類・目的
派生事業(新規市場×既存資産)新製品・サービスの開発市場開拓顧客獲得

▼キーワード
アプリ開発フードテック

ドバイを拠点に、中東地域でのモビリティ事業やデリバリー事業、決済事業を展開してきた「Careem(カリーム)」。15ヵ国120都市でサービスを展開し、利用者数は3500万人を超える。

モンスターラボは、Careemの新規事業であるフードデリバリーサービス『Careem NOW』の開発支援に携わった。

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■課題

デリバリー市場の急成長が見込まれていた中東・北アフリカ地域。Careemはフードデリバリービジネスへの参入を考えていたが、Uber Eats、Deliveroo、Zomatoなどの競合サービスより優位に立ち、同地域において圧倒的なシェアを獲得するための戦略が必要とされていた。

同社は、当初2年を予定していた開発計画を短縮。早期のサービスリリースと同時に、既存サービスのユーザーが満足できるクオリティの実現がミッションとなった。

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■ソリューション

市場投入までの時間短縮のため、モンスターラボは既存サービスの技術基盤を活かした開発を提案。Careemの配車サービスを拡張し、フードデリバリー機能を追加した。

これにより新たに開発する要素が絞られ、4ヶ月弱という短期間でのローンチを実現。

短い開発期間でありながら、サービスの規模に耐えられる設計や厳格なセキュリティ基準を完備。配車サービスやデジタル決済など、既存のサービスと遜色がないクオリティを実現した。

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■結果

開発期間を2年から4ヵ月に短縮し、『Careem NOW』は2018年12月にローンチされた。サービス開始後、同アプリの注文件数は4ヵ月で100万件に及び、数多くの支持を得ることができた。

Careemは2019年にUberに買収されたものの、Uberは2020年、UAE・サウジアラビア・エジプトでのUber Eats終了を発表。競争の激しいフードデリバリー事業でリーチを拡大するため、同地域で信頼されてきたCareemを中心に据えてサービス展開を続けている。

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(情報公開日:2019年5月5日)

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事例についての問い合わせ、DX(デジタルトランスフォーメーション)のご相談は以下からご連絡ください。

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