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『やってる感』が運んできた奇跡と悲劇。

先日、こんなnoteを書きました。

めちゃくちゃ雑にまとめると、積極的に発信しないと誰も自分のこと知ってくれないよねって話です。是非こちらも読んでいただけると嬉しいです。

今日は私が音楽や写真の仕事・活動をしている中で、『やってる感』の大切さを痛感したエピソードを書いてみようと思います。

■YouTubeで企業案件が来た話

私は2年くらい前からYouTubeに動画投稿を続けています。

現在は写真系チャンネルとしてレンズやカメラグッズのレビュー、Vlogなどをupしていますが、実は半年くらい前までは『みきてぃのなんでもちゃんねる』と称して、その名のとおり本当になんでもやっていました。
今やっているようなカメラ系の話はもちろん、食レポやトロンボーンの演奏動画まで。

その後チャンネルの方向性を見直し、今はなんでもチャンネルではなくなりましたが、地道にコツコツ動画投稿を続け、チャンネル登録数は現在524人。
まだまだ収益化も出来ていないこんな小さなチャンネルに、先日初の企業案件をいただいたのです。
大金が動くような大きな案件ではないにしろ、こんな弱小チャンネルも、どこかに見てくれている人がいることを実感しました。

ちなみに、その案件動画はこんな感じです。


■趣味の写真が仕事になった話

私が写真を撮り始めたのは約4年前。
最初はもちろん仕事にしようだなんて考えは全くなくて、ただ楽しく写真を撮っていました。
けどやればやるほど熱中して、自分のスキル・キャリアとしてもっと磨いていきたいと思うようになり、『もっとたくさんの人に見てもらおう!』と、毎朝Twitterに写真を投稿するようにしたんです。

もう8ヶ月以上は毎朝欠かさず投稿しています。

このツイートをし始めて半年経ったくらいのころ、ちょうどYouTubeも『なんでもちゃんねる』から写真系チャンネルにリニューアルしたのですが、その頃から音楽家仲間が宣材写真の撮影を依頼してくれるようになりました。

毎朝の投稿に加え、チャンネルを方向転換したことで私の写真への本気度が伝わったのかな?と思っています。
撮影を頼んでくれた仲間たちは私のツイートや動画に反応をくれていたわけではなかったのですが、ちゃんと見てくれていたんですね。


■『やってる』か分からなくて仕事依頼が出来なかった話

成功例だけではなく、失敗例もありました。
とは言ってもこれは私が当事者というわけではないのですが。

昨年の秋、社会人野球の応援の仕事の時のことです。

野球応援にブラスバンドの演奏はつきものですが、社会人野球の場合、高校野球とは違って外部から応援団を雇っている場合があり、そんな時に私たちフリーランス音楽家が出陣することがよくあります。

私も音大時代の先輩のツテで野球応援に参加していたのですが、若干人が足りていなかったんですよね。

その時の先輩との会話が、まさに『やってる感』が運んできた悲劇だったんです。


先輩『いや〜もう他に誘える人思いあたらなくてさあ〜…』

私『あー…、〇〇とか、来てくれそうな気しましたけどね』

先輩『あ、忘れてた。っていうか〇〇ってまだ楽器吹いてるの?何してるか知らないんだけど。



その〇〇とは私の同期。つまり誘ってくれた先輩からすると私と同じく後輩にあたるのですが、なんと忘れられていました。

以前の記事でも書きましたが、私の周りってSNSがすごく活発な人ってそれほど多くはなんですけど、その中でも〇〇は特に発信しない派。
たま〜に投稿しているのを見かけるときもありますが、活動の話というよりはプライベートの話が多い印象です。

発信することが善で発信しないことが悪、ということではないですし、そもそも〇〇自身が『発信』をルーツとして仕事を受けたいかは分かりません。

ただ、これがまさに『やってる』か分からないから誘えないのテンプレートかもしれないな、と思ってしまいました。


自分にとって何が大切か、何が心地よくて幸せなのかは人それぞれ。
先ほども書いたように『発信しないことが悪いこと』だとは思いません。
ですが、何か理由や意志があってやらない人はともかく、やらない理由が『めんどくさいから』であるとしたら、それはすごくもったいないなあ、と思います。

かくいう私もまだまだ未熟なペーペーですし、説得力のカケラもないけれど。

私はもうしばらく『やってる』アピールを続けてみようと思います。

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