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ようやく、自分の働き方を胸を張って話せるようになった。

今日は私のお仕事についてお話してみようと思います。

私の働き方は、音楽家×駆け出し写真家×会社員の、いわゆるパラレルキャリアというやつです。

※その後キャリアが追加され、Webライターとしても活動しています。(2022年4月〜)

今でこそわりと気に入ってるこの働き方、実はちょっと前まではそうではありませんでした。

『会社員』をしているということを、積極的に口外したくなかったのです。


ー本当は、ひとつのことで大成したかった。


もともと、一番最初は音楽家一本で大成したかった私。
音楽大学を出るもその道の厳しさを痛感し一度は諦め正社員として一般就職、でも会社が全く合わず爆速退社……。

その後また音楽家を志し楽器を手にしたわけですが、芸術って、本当にお金にならないんです。引くほど貧乏。

さすがに普通の人間らしい生活水準はキープしたく、音楽と並行して就けそうな一般職も探しました。
派遣会社に登録し、運良くそこそこ有名で大きな企業に潜り込むことが出来たのです。ラッキー。

音楽の仕事が少なくても、毎月会社員としての給料が確実に入ってくる。ひもじい思いをすることもなく、ちょっと頑張ればたまには贅沢だって出来ちゃう。

餓死しない安心感がありつつも、世間的には『売れないバンドマン』と同じこと。
音大を出たくせに音楽一本で食べていけていない自分が恥ずかしいような情けないような気持ちで、会社員をしていることは自分から話すことはあまりありませんでした。
あくまでも私は『音楽家』なんだと、自分にも周りにも言い聞かせるかのように。

それに、会社員だと知られることで、余計に音楽の仕事が来なくなるんじゃないか?と怖かったんです。


ーようやく仕事を掴み始めた先に、大打撃。


さて、その後音楽家として活動を始めて約2年ほどが経ち、1年目に比べると少しずつ仕事も増え始めたころ。

新型コロナウイルスという大打撃。

今もなお回復しない状況に、音楽の仕事は入ってはキャンセル、入ってはキャンセルの繰り返しで、アテに出来たもんじゃありません。

そんな多くのフリーランスが悲鳴を上げているような中、私は会社勤務の給料のおかげで今もある程度の収入を保てています。
音楽の仕事が順調だった時期に比べるともちろんマイナスですが、幸いなことに生きていけないほどではありません。

音楽以外にも仕事を持ってて本当に良かった。
それまであまり好きじゃなかった自分の会社員としてのキャリアに、初めて感謝できた瞬間でした。

とは言っても、このままコロナのせいにして音楽の世界から身を引きたくはない。
仕事がない今も必死に発信していないと、いつかコロナが収束するころまでに忘れられてしまう。

そんな思いでコロナ禍に入ってからはより積極的に発信をはじめ、それまでは趣味として細々とやっていた写真もたくさん投稿するようになりました。

しつこく続けた甲斐あってか、こんなご時世でも音楽の仕事も完全に0になってはいないし、写真関係もほんの少しずつ仕事にすることが出来ています。
ついでにいうと会社勤務の方も努力が認められたのか、先日ちょっとだけ昇給しました(笑)


ー色んなこと出来る私、ちょっとすごくない?

これまで、ひとつのことで大成出来ない自分が好きになれなくて、なにかコソコソと隠しながら発信してきた私。

けど、複数のことを出来る私って、実はちょっとすごくない??

自画自賛かもしれないけど、そんなふうに思えるようになったんです。

最近は『副業』だけではなく『複業』にも注目されている時代。
意外と時代に合ってある働き方を、無意識に選んでいたのかもしれないな。

ひとつのことでは何も成功出来なかった私も、掛け合わせれば私にしか作れない最高なキャリアが生まれるかもしれない。
そう気が付いた時、自分の仕事を胸を張って話せるようになりました。


改めまして、皆さんこんにちは。
フリーランスの音楽家であり、駆け出しフォトグラファーであり、Webライターであり、OLのみきてぃです。どうぞよろしくお願いします。

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