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なにかを手放すって、こんなにも労力が必要なのね。

年末から、少しずつ断捨離をしています。

掃除・片付けが大嫌いで苦手な私にしては、だいぶ部屋が片付いてきました。

とはいっても、まだまだ捨てられるもの・捨てたいものはあるし、世間一般的な「整った部屋」からはほど遠いけど。

もともと一人暮らしをしていた彼の家に、私の一人暮らし時代の道具を持ち込んで一緒に住みはじめたせいで、我が家はとてもものが多いのです。

引越しのときはバタバタで「とりあえず全部持ってけ〜!」と、いらんものは後から捨てればいいやろ、と甘っちょろく考えていたのですが、ものを捨てるってすごく大変なんですよね。

分別をしないといけないし、出せる曜日は決まっているし、出し方も決まっている。ものによっては、ものを捨てるのにお金もかかる。

買うときはすごく簡単なのに、捨てるときはものすごく労力がかかり、「めんどくせぇ」が勝ってしまうのです。

今回の断捨離計画では、そんな「めんどくせぇ」を頑張って乗り越えながら、少しずつ少しずつものを手放していっています。

そんな中、ふと気がついたこと。


掃除・片付けって、人生みたいだなぁ、と。


人生においても、なにかを手放すことって、手に入れることよりも難しい。

新しいことをはじめるのは、多少の勇気がいるものの、それほど難しいことではないと私は思っています。

たとえば、「新しい仕事をはじめよう!」と行動するときよりも、長年勤めた会社を辞めるときの方が、何度も上司と話し合ったり、迷惑がかからないよう引き継ぎをしたり、なにかと時間と労力を使いますよね。

誰かと知り合って仲良くなるのは、ひょんなことをきっかけに自然な流れではじまるけれど、「今後はちょっと距離を置きたいかも」と思ったときは、それとなく断る理由や回避する方法を考えなければいけません。

携帯電話だって、契約するのはスイスイ〜っと進むのに、解約するときはお金かかったりしますしね。(タイミングにもよるけど)

やりたいこと・やるべきことをこなすための時間が足りない!と嘆く日々の中にも、きっと不要な行動がたくさんあって、 でもどれから捨てればいいのか分からない。
お部屋の断捨離のとき、「これは要るのか?要らないのか?」と判断に迷うことに似ています。

なにかを手放すって、こんなにも労力が必要だったのか……と、28歳にもなってようやく気がつきました。

お部屋も人生も、一筋縄では片付かないけれど、ゆっくり時間をかけながら、本当に必要なものを見極めていく必要がありそうです。

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