「芸能人型」の人が放つキラキラに、飲み込まれてしまいそうになるけど。
以前読んだ本によると、世の中のインフルエンサーと呼ばれる人たちは、「芸能人型」と「情報特化型」に二分するそうです。
その人そのものにファンがついているような人は「芸能人型」。
人自身に興味があるというよりは、その人が発する「情報」にファンがついているのが「情報特化型」。
本については過去に読書記録を書いたので、そのnoteをシェアします。
私は別にインフルエンサーと言われるような人ではありません。
けど、音楽家や写真家といった仕事・活動柄SNSなどでの発信・投稿を大事にしているので、「自分はどちらのタイプか?」と考えてみました。
秒で答えは出ましたが、カテゴライズするのであれば私は圧倒的に後者です。考えるまでもないな(笑)
そりゃそうですよね。
特別可愛くもなければ人を惹きつけるスター性もない、ただの一般人ですから。
でもやっぱり、そうは分かっていても、「芸能人型」の人が放つキラキラが私には眩しくて。
羨ましいような、目を背けたくなるような気持ちになってしまうときがあります。
「芸能人型」「情報特化型」と明確に区別をするようになったのは例の本を読んだことがきっかけでしたが、なんとなくそんなようなものはもっと前から自分の中で感じていた気がします。
私は2年ほど小さなYouTubeチャンネルを運営しています。
今は写真・カメラ系に特化した情報チャンネルですが、立ち上げ当初はジャンル問わずやりたいことをなんでもやる、いわゆるエンタメ系チャンネルでした。
見返すのが恥ずかしいほどくっだらないこともやれば、それなりにタメになりそうな真面目系の動画もあり、もうぐっちゃぐちゃ。
今だから言えるけど、本当は私は「芸能人型」になりたかったんです。
あえて言葉にするのは恥ずかしいけど、当時自分がやっていたことを振り返ると、深層心理というか、根底にあったのはそういう気持ちだったんだと思います。
というか、そもそもYouTuberになる=全員芸能人みたいなもんって勘違いしていたということもあります。
残念ながら、自分がそのタイプではないと気が付いたのは、初めて動画がバズったときのこと。
諸事情により今はその動画は別のチャンネルへ移行してしまったのですが、当時私のヘボヘボチャンネルの中では異例の1.3万回再生を記録。
内容は音楽大学に通っていた私の体験談を語ったものでした。
その後もその手の動画が順調に伸び、「あ、みんなが私に求めてることって情報なんだな」と気が付いたのです。
その後例の本を手にして、「あぁ、なるほどな」と妙に納得してしまったというか。
最近は「私は芸能人型ではないぞ!」と自分に言い聞かせるようにしています。
でないとまた、ワケの分からない需要0の黒歴史動画を爆誕させてしまうので(笑)
でも、やっぱり「芸能人型」で頑張っている人をみると「いいなぁ」ってちょっと思ってしまうんです。
だって、そうでしょ?
その人がすること成すこと全てがブランドになって、「おはよう」ってひとこと呟くだけで喜んでくれる人がたくさんいる世界線ってなんすか???
生きているだけで誰かのためになるってどういうこと?神なの????
もう、想像もつかないほど眩しい。
あまりにもキラキラしていて、直視するとより自分に自信がなくなってしまう。
でも、今の私が本当にやりたいことは、それじゃないでしょう?
最近はキラキラオーラに飲み込まれそうになったとき、自分の中にいるもう一人の冷静な自分が、声をかけてくれるようになりました。
今の私がやりたいことは、私自身ではなく私が生み出す「作品」を好きになってもらうこと。
私の経験をもとに語る「情報」が、誰かの役に立つこと。
私が「おはよう」って呟いても誰も喜ばないけど、私が経験してきたことを情報として発信することで助けられる人もいる。
今の私の影響力なんてゴミみたいなレベルだし、届けられる人数も少ないけれど、極めれば私もなにか特別なオーラを放てる日がくるかもしれない。
「芸能人型」の人が放つキラキラにはやっぱり憧れてしまうけど。
私が本当の意味でキラキラできる方法ってなんだろう?って考えながら、毎日がむしゃらに生きています。
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