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一緒に創りあげる喜びを噛み締めて。

オリジナルブランドのショップオープンが決定しました!

そもそもこれは何なのか?というのは、実は以前もnoteに書いたことがあるのですが、写真と刺繍をマリアージュしたハンドメイドブランド。その名もphotitch(ふぉてっち)です。

私が撮影した写真に、刺繍作家の友人が手縫い刺繍を入れて、二人でポストカードなどの作品を製作しています。
昨年の秋に始動して、製作過程をTwitterに投稿し続けてきました。


私の個人的なブランドへの思いは以前のnoteに綴っているので、ぜひそちらも読んでいただきたいです。

約半年の準備期間を経て、来月いよいよショップオープン。ドキドキとワクワクが入り交じっているような、そんな気分です。

先日、友人とオープンまでの最終準備を行いました。作業時間、約9時間……。
お互い他にも仕事や活動があってなかなか会えないので、一気に詰め込んで作業してきました。

商品写真の撮影、ショップに書く文章、SNS投稿の内容など、夜中までかかって二人で頭を悩ませて、今も毎日のようにLINEで打ち合わせをしています。

お店を出すなんて二人とも始めての経験で、分からないことだらけ。

どう売り出せばいいのか、どう広めればいいのか…。
半年間二人で知恵をしぼって、最近ようやくTwitterの投稿に少しずつ反応をいただけるようになってきました。そんな些細な変化が心から嬉しい。

集団行動は苦手で、普段あまり人と行動することを好まない私。
けど、このphotitchの活動は二人でやるからこそ出来ることだと感じていて、お互いのやってみたいことを惜しみなく言い合えるのがとても楽しいです。

相方である刺繍作家の友人は、私とはまったくタイプの違う女の子。優しくてすごくマメで丁寧な性格で(本人がどう思っているかは分からないけど 笑)、私に欠落しているものを持っている子だなあと思っています。

だから、大雑把な私が気が付かないようなところに気が付いてくれるし、私ひとりだと思い付かないような着眼点でアイデアをくれます。
そして私の写真をいつもとても褒めてくれます(笑)

私も彼女の温かくて可愛い刺繍がすごく好きで、いつも『これいいね、可愛いね!』ってお互いがお互いを褒め合いながら製作をしています。

大人になると、人から褒めてもらえる機会ってそうそうない。
出来ないことは死ぬほど指摘されるのに、出来ることは思ったより評価されないそんな世の中。それが大人の世界。

そんな世知辛い日常の中で、お互いの能力を認め合い、頼り合って一つの作品を創っていくのは、すごく自己肯定感が上がるのです。

私はなにも出来ないけど、写真は撮れる。
ほかのことは得意な人が埋めてくれる。
それでいいし、それがいい。

もともと、photitchを立ち上げる前から、ずっと
写真を販売したいという夢がありました。

でもただ写真を印刷するだけじゃ面白くない。
もっと写真が上手い他の人の中に埋もれてしまう。

そんな迷いの中なかなか踏み切れずにいた私にとって、この試みは当初の想像よりもずっとずっと良いものになっています。
こんな素敵なかたちで、自分の写真を世に出せる日が来るなんて。

とはいっても駆け出しのブランド。
まだファンもついていないし、買ってくれる人がいるかも分からない、すべてが手作りのブランドショップ。

私が見た忘れたくない景色、時間を写真に閉じ込めて、刺繍という物語が新しい時間の糸を繋いでいく
そんな温かい作品づくりを目指しています。

今はまだたくさんの人のもとへ……じゃなくていいから、どこかにいる、誰かひとりへ、届くといいなあ。

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