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自分の本当の気持ち、きちんと聞けていますか?

「noteをはじめてから、自分のことがよく分かるようになった」

そんな話をたくさん書いてきたけど、どうやら私は分かった気になっていただけのようでした。

最近、色んなことが色んなふうに上手くいかず、イライラモヤモヤしてしまいます。

軽〜い言い方をすると、「病み期」的なやつですね。元気っちゃあ元気なんだけど、元気じゃないといえば元気じゃない。


「こんなはずじゃなかったんだけどなぁ」
「なんでこんなことになったかなぁ」


考えてみると、今の自分がこうなっているのは全部過去の自分の選択によるものです。
ストレスを感じるきっかけは外部であったとしても、最終的にそれを選んだのは自分。


たとえば、仕事。

特にやりたいわけでもない、すごく興味があるわけでもないことも、比較的なんでも受け入れてきました。っていうのが前回のnoteです。

これまでの28年間、人間関係についても「苦手だなぁ」と思う人ともガマンして付き合ってきたり。

「自分が黙ってやりすごせばいい」と、ヘラヘラニコニコしてくぐり抜けてきたことがたくさんあります。


過去を探ると、どれも断る余地も離れるタイミングもあったはずなんです。でも、私がそれを選ばなかった。


「嫌だ」という勇気もなかったし、嫌なことから逃げるのは悪だと思っていたからです。


「逃げるのは悪いことじゃない」と口先では言えたとしても、耐え忍ぶことが美徳とされるこの国に生まれた以上、植え付けられたDNAというものは、そう簡単には拭えません。

そして、一度選んでしまったら「自分の選択が間違っていた」だなんてそう簡単には認めたくないのが、人間の心理というもの。

モヤッと感じることがあっても、「でも勉強になるし」「これも経験だし」と自分に言い聞かせて、ポジティブ思考になったつもりでいたのです。

モヤモヤちゃんが何度顔を出しても「大丈夫、そのうち慣れるよ」「しんどいのは最初だけだよ」と、適当に自分を誤魔化して知らんぷりしてきました。


今思えばあの「モヤッ」とする感覚は、私からのSOSだったのかもしれない。

「嫌だ」って気持ちを、ずっと無視し続けてごめんね。


今まで何度もサインをくれていた自分に、心の中で何度も謝りました。無視してごめんね。

ひとつひとつは小さなことでも、色んなモヤモヤが積み重なって限界に近くなってしまった今、「嫌だ」と感じることを手放す・離れる準備をし始めています。


昔だったら、こういうときにも「なんでみんな分かってくれないんだ」「私ばっかり!」と人のせいにしていたと思います。

冒頭で「私は分かった気になってた」と書いたけど、今の自分を作ったのは過去の自分だと自責で考えられるようになった点は、昔と比べて成長できたのかもしれません。ほんのちょっとだけどね。


頑張っているのに、上手くいかない。

もはやなにを頑張っているのか分からなくなってきた。


そんなときは、もしかしたら自分の声を無視しているのかもしれません。


ねえ、今の私。

自分の本当の気持ち、きちんと聞けていますか?

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